大阪府河内長野市にある私立清教学園から高校生が見学に来てくれました!
清教学園は1951年創立のキリスト教主義を基盤とする教育を行う、大阪府河内長野市に位置する中高等学校です。生徒数は中学504名、高校1,268名(共学)で、併設校園に認定こども園清教学園幼稚園があります。「神なき教育は知恵ある悪魔をつくり、神ある教育は愛ある知恵に人を導く」との教育理念を基に、一人ひとりの賜物を生かし、多様な国際交流を通じてグローバル人材を育成するという高い目標を持った、一般的な進学校とはちょっと毛色の異なる進学校です。ちなみに私の母校です。
私に関して言うならば、個性を重視する教育に救われたのか甘やかされたのか。。。。いずれにせよ、そして今の私があります。
今回の見学は、学校単位での高校生キャンパスツアーという企画での受け入れです。
新大阪駅を朝早くに出発し、新幹線で来てくれました。
大阪と東京は新幹線で2時間半、ですが、河内長野から府中は5時間です。
23区内の大学を一つ見学してからの農工大への移動です。
東京は人は多いし、おまけにこの日は暑かったし、大変です。
みんな荷物が多いですね。先にラボに案内して、荷物を置かせてあげたらよかった。反省。
キャンパスを案内すると「すごい自然がいっぱい!のどか!」と感動されることが多いのですが、今回は反応が薄い。
なぜならば、河内長野そのものだからです。むしろ、河内長野の方がその方向性ではすごい。市の7割が森林、地場産業はつまようじ。
馬場でお馬さんを見て、ポニーを見て、というお決まりのキャンパスツアーコースのあと、冷房の効いた室内へ。
実習で余っていた発育鶏卵に、エッグテスターで光を当てて観察してもらいました。
まさかの「中身が見たい」リクエストがあり、折角なので、白衣を着て、中身を出してもらいました。
こんなに生き生きと卵の中身に興味を持ってくれて、私もとても嬉しかったです。そして、操作もとても上手!手先が器用で、この手の仕事の才能があります。
次に、カメラ付き顕微鏡システムからプロジェクターに投影して、生きている培養細胞、ウイルスに感染させた細胞の染色像や、鳥と哺乳類の赤血球を説明し、実際に顕微鏡で観察してもらいました。
そして、透明標本の観察。見た目が綺麗なので、興味を持ってもらえました。染色方法や骨格についてもっと解説すればよかったですね。
生徒さんの表情がとても良いのですが、個人情報が大切な時代ですので、ぼかした写真でお送りしております。むしろ散らかった実習室にぼかしをかけたい。
すでに進みたい道が決まっている生徒さんもいて、将来をしっかり考えていて感心しました。
また、今回のキャンパスツアーを通じて、獣医学と農学に多少なりとも興味を持ってもらえました。
高校生の若さと素直さと熱心な姿に、癒され、元気付けられました。しっかり若いエキスを吸い取ったので、私も頑張って研究します!
ご来校ありがとうございました!
佐々