水圏資源生態学研究室
水圏動物・生態系の研究
水圏動物の生態や生態系の構造を、野外調査・化学分析・モデルで解明
活発なフィールドワーク
多様な魚類の生態調査
水中ROVによる調査
モデルで生態系を可視化
当研究室では、水産資源の変動と、その持続的利用に不可欠な生態系の機能と構造に関する基礎的・応用的な研究を行っています。研究内容が多岐にわたるため、研究室内は4つのテーマに大きく分かれていますが、学際的な視点から複合領域研究を一体となって進めています(詳しくはこちら)。
1.水圏生態系の物質循環や生物生産に関連する研究(杉本)
2.水圏動物の生態や生物多様性に関連する研究(小路)
3.水圏生物の回遊生態や食物網構造に関連する研究(松林)
4.水産資源の生態や海洋生態系モデルに関連する研究(山本)
キーワード:生態系、生物生産、同位体、リアス式海岸、森川里海
藻類生命科学研究室
藻類の研究
多様な藻類の生きざまや形づくりを、培養実験や遺伝子解析で明らかに
海藻のフィールド調査
様々な顕微鏡を駆使!
パソコンで遺伝子解析
謎の多い微細藻
「藻類」というと何を思い浮かべますか?海苔や昆布などの「海藻」も藻類ですが、珪藻やクロレラなどの「プランクトン」も藻類です。核を持っていなかったり、アメーバ運動をする藻類もいます。藻類とは、水中を生活の場に光合成を行う(炭酸ガスを固定して有機物と酸素を作り出す)植物のことです。餌として、住みかとして、あるいは産卵場所として、海や川などに生育する生物の生活を支えているだけでなく、地球規模の炭素・窒素・硫黄・ヨウ素循環においても大きな役割を担っていることが近年分かってきました。
藻類は形や色も多彩ですが、物質代謝、生理特性、生活史、細胞動態なども実にユニークで多種多様です。海洋生物学研究室では、そのような藻類を生理・生態・分子生物・生化学・系統進化など様々な面から解析することで、藻類の生き方を理解するための基礎知見を積み上げるとともに、資源としての藻類の利用に少しでも貢献できるように努めています(詳しくはこちら)。
キーワード:海藻/微細藻、増殖生理、生活史、形態形成、遺伝子