プログラム概要
Program Overview
プログラム概要
Program Overview
本プログラムの目的
20世紀初頭に量子力学が誕生してほぼ100年が経過し、量子力学を基礎とした科学技術は深化を続けてきた。21世紀においては「量子科学技術」が、量子物理、量子化学や量子生命科学といった基礎的な学問領域を強固に固めつつ、それらを越えて社会実装を明確に意識した工学に展開しSDGsのような世界規模の課題を解決するという視点から、社会を大きく変革することが期待されている。また、量子科学と密接に関連する半導体技術は現代社会を大きく支えるとともに、今も発展が著しい。半導体技術の発展には量子科学が不可欠であり、また、量子科学技術の発展のためには半導体技術が必須である。このことから、量子・半導体科学技術を自在に使いこなす高度人材の育成や速やかな社会実装を可能とする適切なキャリアパス支援が喫緊の課題となっている。これまでの東京大学では、個別研究科を中心とする大学院教育体制をベースとして研究拠点が形成されることが多く、量子・半導体科学技術を広く俯瞰しつつ国際的に卓越した研究人材の育成が極めて重要となっている。そこで、本プログラムは、「量子・半導体科学技術」に関して、専攻・部局の枠組みを取り払い、量子・半導体科学技術研究における世界トップクラスの教員・研究者陣による横断的かつ体系的な教育プログラムを提供し、幅広く量子・半導体科学技術分野で国際的に活躍できる人材を育成することを目的とする。あわせて、速やかな社会実装を可能とするキャリア教育も行う。