東京大学大学院工学系研究科

ポストコロナ社会の未来構想

教育・研究の取り組み

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最終回「スターリングエンジンの設計製作演習 最終報告会」コロナ禍の大学教育・研究活動 試行錯誤の記録を残す~ <第10回> 2021.4.5

Sセメ(春学期)の演習「機械工学総合演習第二」の最終報告会が、3月24日13時から多元生中継で行われました。工房には、Sセメ終了後にスターリングエンジンを実製作した学生と技術職員がいて、複数のカメラで実況中継・発表し、司会の教員は別のところからZoomを介して工房に声をかけ、自宅から参加した人の中には、本演習を履修したB3学生やTAほかに、来年度に演習を受けるB2の学生もいました。ライブの模様をお伝えします。

「これまでにない作品を創造した学生達(3)コロナ禍の大学教育・研究活動 <第9回> 2021.3.29

Aセメ(秋学期)の「創造設計演習」で学生達が製作した作品を紹介するシリーズ、最終回は「IoT」です。シリーズ第1弾の「メカトロ」では、学生4人1組で1つの作品を設計・製作しましたが、「IoT」を選択した学生は、担当教員の支援の下、個人で1つの作品を創りあげました。優秀賞・最優秀賞を獲得した5作品について、製作者自らが紹介してくれます。

「これまでにない作品を創造した学生達(2)コロナ禍の大学教育・研究活動 <第8回> 2021.3.24

学生たちがAセメ(秋学期)で製作した作品を紹介するシリーズ第2弾は「DE&SV」です。DEは「デジタルエンジニアリング」、SVは「シミュレーション&ビジュアライゼーション」の略、と言っても何のことだか想像しにくいですが、とびきり優秀な学生たちの”思考と試行の産物”を ぜひご覧ください!

「これまでにない作品を創造した学生達(1)コロナ禍の大学教育・研究活動 <第7回> 2021.3.12

連載第1~4回に取り上げた「オンラインものづくり演習」は、Aセメ(秋学期)に入り、さらに”進化・深化”しましたが、本記事では、その成果が垣間見える学生達の力作をご紹介します。今回はメカトロ(mechatronicsの略語)部門で受賞した作品を製作した学生達に、製作秘話を語ってもらいました。

コロナ禍の大学教育・研究活動 第56回 <オンライン授業の音質評価> 電気系工学専攻 峯松研究室 

 「マスク×マイク×ネット環境による音質劣化は学生の理解を低下させる!?」 2021.1.18

電気系工学専攻 峯松信明先生へのインタビュー 第2回 

前回に引き続き、音声工学の専門家である峯松信明先生にお話をうかがいます。前回は6つの条件で発声・収録した音声の声紋パターンをご紹介くださいましたが、今回は、日本人と留学生を対象に、12の条件で収録した日本語音声の聴取実験を行い、聞き取る側の理解ついて検討した結果を示してくださいます。2度目の緊急事態宣言が発出され、オンライン授業の継続が求められる中、音声コミュニケーションの質を向上させるためのヒントが得られるかもしれません。

 「マスク×マイク×ネット環境によっては 授業の質が低下する!?」 2020.12.11

電気系工学専攻 峯松信明先生へのインタビュー 第1回 

コロナ禍の大学教育研究活動 ~試行錯誤の記録を残す~」の趣旨は大きく分けて2つあります。1つ目は教育現場の生の声で残すことであり、2つ目は、オンライン授業を構築・改良する際に役立ちそうな情報を積極的に取り上げて発信することです。今回(連載第5回)は、音声工学・音響音声学の専門家である峯松信明先生にご登場いただき、オンラインを通して、他者とコミュニケーションをと際に留意すべきことについて伺います。

学生主導の研究プロジェクトの取り組み 2020.11.16

東京大学の学生の中には、勉学の他に様々な活動にも参加している人がいます。今回登場するのは、性別、国籍、専攻異なる学生から成る有志のグループで、男女共同参画に関わるプロジェクト等において、すでにいくつか実績をあげています。2020年6月27日に開催された「ポストコロナ社会の未来構想シンポジウム」の学生セッションにて、本グループは、様々な悩みをかかえる人をオンラインで支援する糸口をつくるためのアイディアを提示し、現在は具体的な仕組み構築のために着々と準備を進めています。以下は、このグループの学生による進捗状況の報告と活動への思いです。

皆さん初めまして。

私たちは、性別、国籍、専攻が異なる学生から成る有志のグループ、「Toward Gender Equality at UTokyo(https://ja.ge-at-utokyo.org/)」です。

ポストコロナ社会の未来構想シンポジウムで、「『研究生活』や『研究と私生活の両立』におけるお悩み解決サポートのためのオンラインツール構築」を提案し、学術戦略室から支援を頂けることになりました。この記事では、私たちが提案したツールの概要と、提案に至った経緯についてご紹介します。

コロナ禍の大学教育・研究活動 第1~4回<オンラインものづくり演習> 機械工学総合演習第二 

試行錯誤の記録を残す

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、大学における教育・研究活動の多くがオンラインで実施されています。オンライン授業の中でも、多種多様なモノと情報のやりとりが必要となる実験や演習の進め方については、ICTスキルに長けた工学系の教職員でも大いに悩み、試みと失敗を繰り返しながら、より良い教育のあり方を模索しています。

本企画の趣旨は、①教育・研究活動を継続しようと奮闘する教職員や学生たちの「今」の姿を、なるべく当事者の生の声で残すこと、②各種オンラインツールの併用法など、オンライン授業を構築・改良する際に役立ちそうな情報を積極的に取り上げて発信すること、の2点に集約されます。

 最初に紹介するのは、工学部機械工学科・機械情報工学科の「機械工学総合演習第二」として履修科目に組み込まれているスターリングエンジン(SE)の設計製作演習です。この演習は、同学科の3年生がSセメスターに学ぶもので、本年度対象の学生数は137人です。学生にとっては、週8コマ相当の時間を費やすことになります。教える側も、複数の研究室の教員のほか、技術系職員とTA(ティーチング・アシスタント)を含めて、多いときは20人近くが関与します。

演習全体の大きな流れとしては、CAD(コンピュータ支援設計)演習のあとに、SE設計、SE製作と続き、SE以外の実験やコンセプトスケッチ、CAE(Computer-Aided Engineering)、計算機演習も含まれます。例年は、工学部8号館にある工房にて、学生達はグループに分かれてスターリングエンジンを製作し、出来上がったエンジンを披露する評価イベントが開かれます。しかし、一同に会することが難しい状況で、演習をどのように実施することになったのか、また今後どのように実施していくのか、その経過を追っていきます。

 技術職員らの献身に支えられたオンライン演習  2020.11.26

機械工学総合演習第二 スターリングエンジンの設計製作演習 第4回

機械工学科・機械情報工学科3年 必修授業 2020年S1S2

 オンライン演習の内容や実施方法を決定したのは、主に教員(教授・准教授・助教など)でしたが、急ごしらえで計画した演習を円滑に進めるには、技術職員のサポートが必要不可欠でした。Sセメに行われた「機械工学総合演習第二」に関する連載の最終回は、これまでにないタスクをこなした技術職員の方々の奮闘ぶりと、「改良設計」という新たな演習を立ち上げた非常勤講師の思いに迫ります。

 学生から見たオンライン総合演習2020.11.9

機械工学総合演習第二 スターリングエンジンの設計製作演習 第3回

機械工学科・機械情報工学科3年 必修授業 2020年S1S2

シリーズでお伝えしている機械工学総合演習第二の取り組み。前回までは、指導に携わった教職員とTA(ティーチングアシスタント)にお話を伺いましたが、今回の対象は、演習を受けた工学部3年の学生達です。スターリングエンジンの設計等をグループで行うため、オンライン上に34個の班がつくられましたが、その中で「16班」と「19班」の学生を中心に取材協力してもらいました。

オンラインツールを駆使して自宅から参加した彼/彼女らは、史上初のオンライン演習にいかに取り組み、何を思ったのでしょうか

 見切り発車のガイダンス」2020.10.26

機械工学総合演習第二 スターリングエンジンの設計製作演習 第2回

機械工学科・機械情報工学科3年 必修授業 2020年S1S2

第1回は、『機械工学総合演習第二』に関わった方々によるZoom座談会の模様をお届けしましたが、今回は、4月上旬に開催された同演習のガイダンスで総合司会をした長藤圭介先生と、全体の取りまとめをした千足昇平先生へのインタビューです。3時間ほどのガイダンスの後半で、学生137人と教職員ら 40人余が一斉にZoomとGoogle Meetを併用し、さらにSlackやLINEも使う“マルチメディア利用実験”を敢行した様子を語ってくださいました。

なお、これらのツールを用いたオンライン演習の全体像を報告した動画もあります。ものづくり関係以外の演習においても参考になる内容となっておりますので、合わせてご覧ください。

 「演習やるやらない本当にできる?」2020.10.12 

機械工学総合演習第二 スターリングエンジンの設計製作演習 第1回

機械工学科・機械情報工学科3年 必修授業 2020年S1S2

連載の第1回は、機械工学総合演習第二に関わった教職員とTA(ティーチングアシスタント)の学生によるZoom座談会の模様です。従来は大学構内にて、講義、CAD(コンピュータ支援設計)演習の後、スターリングエンジン(SE)の設計、加工、組み立て、評価を行ってきましたが、コロナ禍で演習を対面で実施することが難しくなり、オンラインでの演習を進めています。

ものづくりはオンラインで可能なのか? 演習の意義は? ―教員、技術職員、TA学生それぞれの「本音」と「本気度」を探ってみました。

オンラインものづくり演習の実践 <動画> 

 メカトロ演習2020 / スターリングエンジン(SE)演習2020 / SE演習関連動画5本

東大機械メカトロ演習2020

東大機械スターリングエンジン演習2020

<動画1>各種オンラインツールの併用で「ものづくり演習」を!  ~設計概要~

 工学系研究科 機械工学専攻  准教授

 長藤 圭介/ NAGATO Keisuke

<動画2>対面授業再開後のオンラインツールの活用を考える ~オンラインの長所事例~

 工学系研究科 機械工学専攻  准教授

 長藤 圭介/ NAGATO Keisuke

<動画3>スターリングエンジン設計の「進捗管理シート」~ダイジェスト版~

工学系研究科 機械工学専攻  特任講師

伊藤 太久磨 / ITO Takuma

オンラインものづくり演習の実践 3①(動画)

スターリングエンジン設計の「進捗管理シート」~フルバージョン前編~

  工学系研究科 機械工学専攻  特任講師

  伊藤 太久磨 / ITO Takuma

オンラインものづくり演習の実践 3②(動画)

スターリングエンジン設計の「進捗管理シート」~フルバージョン後編~

工学系研究科 機械工学専攻  特任講師

伊藤 太久磨 / ITO Takuma