Dumped & Forced Oscillation

減衰振動・強制振動のデモンストレーション用装置 (2004年11月)

協力:室屋海晴(大学院生)


コンピューターのMIDI周辺装置を使って簡単な実験装置を作ってみました。


音叉(共振周波数:約360Hz)の間に電磁石(コイル)を挿入し、交流電流を流して音叉を励振します。そして音叉が発する音を近くに取り付けてあるマイクでピックアップし、増幅してコンピューターでモニターします。

オーディオインターフェースとしてローランド(Edirol)のUA-3FXと、アンプは秋月電子で売っていた2個で900円のキットを使いました。


コンピューターソフトは、Signal Suiteを発振器として、デジタルスコープとしては、Signal Scope、Mac the Scope、Sound it!を使い分けています。


最初はMac the Scopeですべて事足りるかなと思い、結構高い登録料を支払ったのですが、実験の準備をしていくうちに致命的な欠点があることが分かり、Signal Scopeも買いました。ただ、これはこれで別の欠点があり、結局、両方を使い分けています。


Sound it!はUA-3FXに付属していたソフトで、オシロスコープのようなリアルタイムで波形を表示する機能はありませんが、長時間「録音した」波形を表示できるので、減衰振動や強制振動の非常に有効なデモンストレーションの道具になりました。特に強制振動が立ち上がるところの過渡的な信号波形(うなりの様子)から、定常状態に移り変わっていくまでがきれいに見えるところが大変気に入っています。