杉箸アカカンバとは?

こんにちは!!


本日は前回紹介した「ボルシチプロジェクト」に用いる杉箸アカカンバについてご紹介します!!!


見た目は鮮やかな紅色であるため、最近は桜ちらし寿司の元として使用されたり、彩りのきれいなぬか漬けとして使用されているそうです!

早速ですが!!

杉箸アカカンバが伝統野菜の1つであることをご存知ですか?!

敦賀市の伝統野菜は黒河マナ、古田苅かぶら、杉箸アカカンバです!

そして福井県には23種の伝統野菜があります。

 福井県では

 一、生産者自らが、種をとり栽培している。

 二、100年以上前から栽培されている。

 三、地域に根ざした作物である。

この3つの条件を満たす伝統野菜を「福井百歳やさい」と名付けています。

みなさんに もっと杉箸アカカンバについて知ってもらうべく、私たちは杉箸アカカンバ生産組合の代表を務めている山口一夫さんに

お話をお聞きしました それではここからはインタビュー形式で発信します 💬


Q, 杉箸アカカンバの歴史について教えて下さい!


山口さん:カブには赤カブと白カブの2種類があります。赤カブはギリシャから生まれ、次にロシアに渡り、日本にやってきました。また、白カブはインド、そして中国を渡り、日本へとやってきたのです。中部地方を挟んで北側では主に赤カブを、そして南側では白カブを栽培しています。敦賀は中部地方あるあるでどちらのカブも栽培しています!

敦賀で栽培し始めたきっかけは、滋賀県の人が杉箸アカカンバを嫁入り道具として持ってきて、敦賀のこの地で栽培してみると、現地よりも条件が揃ったことで、とても良いカブができたからという説がありますよ。

本格的に栽培を始めたのは12年ほど前で、今育てている農家は7人です。

9月に種まき、10月に間引き、11月に収穫をしています。良かったら、その時期に農業体験してみませんか!


創生部員:是非お手伝いさせてもらいます!ところで。。。


Q, カンバってどういう意味を表しているのですか?

山口さん:カンバとは漬け物という意味です。赤カブも漬け物にしていたことからアカカンバと名付けられたのでしょう。

創生部員:なるほど。

Q,  杉箸アカカンバを育てる上で大変なことはありますか


山口さん:一番の課題は後継者についてですね。若い人が周りにおらず、このままだと10年後にはなくなってしまいます。地域おこしが必要です。

また、根こぶ病になってしまうため、一度育てた土地では最低でも4年間土地を休まなければいけません。


創生部員:今、杉箸アカカンバの育て手が希少で、作る上での大変さもあるのですね。私たちはこの杉箸アカカンバの魅力発信に協力したいです!!

Q, 今の私たち高校生にとって心がけるべきことはありますか?


山口さん:なんといっても大切なことは色んな人と交流することです。

輪を広げることで視野が広がって、たくさんの学びがありますよ。若いときにたくさんの経験をするべきです。


創生部員:輪を広げることが今の私たちにとって大切ですよね。今回のこのプロジェクトでもたくさんの方と関わり、いろんな知識を取り入れて、商品化に向けて頑張っていきます!!!!



たくさんの貴重なお話をありがとうございました。

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 福井県立敦賀高等学校 探求部社会的部門「創生部」