本校では、ICTを活用した学びの変革を推進する「リーディングDXスクール事業」に取り組んでまいりました。先日開催いたしました公開授業の様子と、本校が大切にしている学びの姿についてご報告いたします。
令和8年1月23日、本校にてリーディングDXスクール事業の公開授業を開催いたしました。私たちが目指すのは、単なる効率化としての「個別化」を超え、生徒一人ひとりの持ち味を尊重する「個性化」を重視した学びの姿です。
知識の暗記に留まらず、現実社会で活用できる資質・能力を育むため、以下の3つの視点を大切に授業を実施いたしました。
知識の構築:考えを深めるための「武器」として知識を使う。
学問的な探究:他者との議論を通じ、問いを深める。
学校を超えた価値:教室の学びを、現実社会の価値に繋げる。
社会科では、現実社会で活躍する大人に求められる資質・能力を育むため、以下の3つの基準を重視した授業を展開しました。
知識の構築:単に用語を覚えるのではなく、考えを構築するために知識を活用する。
学問的な探究:他者との議論や学問的な探究プロセスを大切にする。
学校を超えた価値:教室での学びが、現実社会においても意味や価値を持つ。
特に「学校を超えた価値」に焦点を当て、例えば平安時代の学習では、貴族・庶民・武士など多角的な視点で時代を考察しました。生徒が「おもろい」と感じながら社会とのつながりを実感し、社会に出てから必要な力を養うことを目標に取り組みました。
AIを単なる答えを出す道具ではなく、思考を深めるための「学びのパートナー」として活用することを目指しました。今回は中学1年の年齢やリテラシー定着の状況を考慮し、以下の実践を行いました。
英語科での活用 教師が生徒の前で実際にAIを活用するデモンストレーションを行い、回答の正確性や「ハルシネーション(もっともらしい嘘)」についてクラス全体で考えました。AIの特徴を正しく理解し、今後の生活にどう活かすべきかという視点を養いました。
技術科での活用 生成AIの仕組みや社会との関わりについて学習しました。AIが進化する中でどのように知識を活用して生きていくべきかを、「著作権」というキーワードを軸に考察し、技術を使いこなすための倫理観を学びました。
生徒が自ら学びを計画し、評価し、改善するサイクルをどう支援するか。
探究を駆動する「情報活用能力」をどう学力向上に結びつけるか。
次期学習指導要領の核となる「自己調整学習」の実現に向け、学んだ理論を授業(実践)へ落とし込む方法を考える時間となりました。
ICTやAIを自律的に使いこなし、他者と協力して課題を解決する生徒たちの姿は、これまでの積み重ねの成果そのものでした。 時代の変化に合わせ、生徒が社会で「生きて働く力」を身につけられるよう、教職員一丸となって邁進してまいります。
保護者の皆様、地域の皆様、今後ともあたたかいお力添えをお願いいたします。