自賠責保険

自動車保険には加入が強制されている自賠責保険と、加入が任意の任意保険の2種類険があります。

自賠責保険は別名強制保険とも呼ばれています。

また、自賠責保険の正式名称は自動車損害賠償責任保険といいます。

自賠責保険の目的は、自動車事故の救済にあります。

つまり、公道を走る全ての自動車に強制的に保険をかけさせることにより、被害者に必要最低限の補償をすることを目的としてます。

しかし、自賠責保険はあくまで、必要最小限の補償が目的であるため、補償額が十分とはいえません。

自賠責保険で補償してくれるのは、相手が怪我をした場合や死亡した場合のみで、破損した相手の車や、ガードレール、積荷、同乗者等の補償はしてくれません。

このため、対物保険や同乗者保険のついている任意保険への加入が必要となります。

現在の相場では、任意保険では対人は無制限、対物、同乗者は1億円程度の補償額に加入しておいた方が無難です。

また、自賠責保険は自動車やバイクを運転する場合には加入することが義務付けられています。

自賠責保険に加入していない自動車やバイクを運転すると罪に問われますのでお気を付け下さい。

自動車や大型バイクの場合、車検の際に自賠責保険も更新するので安心ですが、小型バイクや原付などは自賠責保険の更新忘れの可能性があります。

御自分のバイクや原付の自賠責保険の期限を忘れないように気を付けましょう!

2013年4月に自賠責保険の値上げが実施されそうです。

交通死亡事故は減少傾向にありますが、事故による後遺症に対する補償が増加しているようです。

2012年度は1400億円以上の赤字となり、累積赤字は5000億円以上となっています。

みんなの保険料を抑えるためにも、交通事故を起こさないように安全運転を心がけましょう!