派遣社員の健康保険

派遣社員は、正社員と比較してあらゆる面で不利ですが、以前は健康保険にも加入できませんでした。

しかし、派遣社員の方々の努力のおかげで、現在は健康保険への加入が可能となっています。

これは、平成14年に、派遣社員によって、人材派遣健康組合が結成されたためです。

しかし、派遣社員が健康保険に加入するためには二つの条件を満たす必要があります。

一つは、派遣の雇用期間が2ヶ月以上であることです。

もう一つは派遣先の正社員の勤務時間や勤務日数の4分の3以上であることです。

この二つの条件を満たすことにより、健康保険に加入することが出来ます。

健康保険に加入していないと、病気や怪我をしたときに全額自己負担することになります。

派遣社員という不安定な身であることを考えると、健康保険には是非とも加入しておきたいものです。

健康保険に加入せず、病気や怪我で入院したら、収入がなくなるだけでなく、高額の治療費を払う必要用も出てきます。

また、一部の人は給与天引きで健康保険料を引かれることを嫌がるみたいですが、健康保険に加入できるということはありがたいことなのです。

小さな出費をケチったがために大きな出費を強いられることになりかねません。

予期しない病気や怪我に備えて、健康保険に加入しておきましょう。