WindowsのVim/GVimでネットワーク上のファイル編集や読み込みが遅い場合
右クリックのメニューを開くのも遅い場合
Windowsでネットワーク共有しているファイルをVim/GVimで開くと読み込みが非常に遅くなる事があります。
Windowsデスクトップ上での右クリックで出るメニューも遅いならば大抵WebClientが原因なので、気になる方はWebClientを無効にしてください。
WebClientはWebDAVのクライアントですが、無効にして問題が起きることはほぼありません。
(専用クライアントを使用しないオンラインストレージサービスをWebフォルダで使用する場合などに影響が出ることがあります)
http://support.microsoft.com/kb/832161/ja
- [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[管理ツール] を順にポイントし、[コンピュータの管理] をクリックします。
- 詳細ウィンドウで、[サービスとアプリケーション] をダブルクリックします。
- [サービス] をクリックします。
- [WebClient] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [全般] タブをクリックします。
- [スタートアップの種類] ボックスの一覧で、[無効] をクリックします。
- [適用] をクリックし、[OK] をクリックします。
Vim/GVimでの編集等が遅い場合
これとは別にVim/GVimでネットワークドライブやネットワーク共有しているファイルの編集等も遅い事があります。
まずテンポラリ/バックアップファイルを作成しないようにして、遅いかどうか確認してみて下さい。
これで解消されるならテンポラリ/バックアップファイル保存場所をローカルに設定すると改善されます。
set nobackup
set noswapfile
Windows用Vim/GVimのデフォルト設定ではカレントディレクトリにテンポラリ/バックアップファイルが作成されます。
このため autochdirやプラグイン等でファイルの存在するディレクトリに自動移動するよう設定している場合はネットワーク上にテンポラリ/バックアップファイルが作成される事になります。
作成場所は directory や backupdir で指定できます。
if has('win32') || has('win64')
" ディレクトリを直接指定する場合
set directory=c:/tmp,c:/temp
set backupdir=c:/tmp,c:/temp
"環境変数$TMPを使用する場合
" set directory=$TMP
" set backupdir=$TMP
endif
また実行ファイルのバージョンによってはバグで遅くなっている事もあります。