QFixHowm - 他のネットサービスやプラグインとの併用

このページにあるネットサービス関係やプラグイン等はサービス変更により使えなくなることがあります。

Googleカレンダー、GoogleDocs、markdown、VimWiki

EvernoteとQFixHowm

たまに「Evernoteと QFixHowmはどうやってつかったらいいのか」というような質問をされることがあります。

しかし現在の所 Evernoteと QFixHowmの連携はうまい方法がないようです。

本来は blogにでも書くようなことで単なる読み物ですが、作者の Evernoteについての考えを書いておきますので興味のある方はご覧ください。

クラウドストレージ

デスクトップ用のGoogleドライブをインストールしてQFixHowmの保存場所にすると、スマートフォンやブラウザからもメモの検索/編集が可能になります。

Dropboxは他のPCとの共有が主な機能になりますが、間違って削除したファイルを復活させたり過去のバージョンに戻したりすることも出来るので一台しかPCを使用していない場合でもかなり便利です。

Andoroidと iOS

AndroidのVimクローン上でもQFixHowmが動作します。

作者はAndroidでQFixHowmを使用しています。

内容を推測しやすいファイル名

これで一応閲覧は可能なのですが howmのファイル名は生成時刻が使用されているので内容が推測しにくいと思います。

そこでファイル名をタイトル行から生成してリネームすることができます。

すでに大量のhowmファイルがある場合でも、一括変換可能です。

howmファイルのリネーム

こうしておくと vim(QFixHowm)以外での閲覧でも内容が把握しやすくなるかと思います。

howmファイルの拡張子について

他のサービスで使用するために拡張子が howmでは困る場合、howmファイルの拡張子を変更することが出来ます。

howmファイルの拡張子は howm_filenameで指定した拡張子に設定されます。

"howmファイルの拡張子をtxtにする

let howm_filename = '%Y/%m/%Y-%m-%d-%H%M%S.txt'

拡張子が howm 以外の場合 howm_dir外のファイルに対して QFixHowmの自動整形やシンタックス(色分け)等は設定しません。

なお拡張子が howmのファイルは設定に関係なく howmファイルとして扱われます。

既に howmファイルが存在している場合でもリネームせずに使用することが出来ます。

既にファイルタイプが存在する拡張子に変更する場合

(注意)

既にファイルタイプが存在する拡張子に変更しても、そのままでは対応するシンタックス(色分け)等は有効になりません。

有効にしたい場合はファイルタイプ指定か howm_memoのシンタックス設定が必要です。

howmの色とファイルタイプ指定

拡張子を mkd(markdown)にする例

"howmファイルの拡張子をmkd(markdown)にする

let howm_filename = '%Y/%m/%Y-%m-%d-%H%M%S.mkd'

"howmのファイルタイプ

let QFixHowm_FileType = 'markdown.howm_memo'

この場合 howm_dir外の mkdファイルに対して QFixHowmの自動整形やシンタックス(色分け)等は設定されません。

拡張子を変更して 他のプラグインの機能を適用したい場合は以下を参照して下さい。

markdownとVimWiki

howmファイルのリネーム

howmのファイル名は生成時刻が使用されているので、他のアプリから閲覧したい時などは内容が推測しにくいと思います。

そこでファイル名をタイトル行から生成してリネームすることができます。

現バッファのファイル名をリネーム

,rn

現バッファのファイル名をリネームする。

,rn で現バッファのファイル名をリネームします。

デフォルトでは howmのタイトル行から生成されたファイル名が候補になります。

タイトル行から生成する新ファイル名候補の最大文字数は QFixHowm_FilenameLenで指定します。

"タイトル行から生成する新ファイル名候補の最大文字数

let QFixHowm_FilenameLen = 17

0 に設定すると [] のタグと 省略記号の ...を削除しただけのタイトルそのままになります。

howm_dir内のファイル名を一括変換

,rN

howm_dir内の howmファイルを一括でリネームする。

ファイル名はタイトル行を元に生成される。

実行するとリストが表示されるので、確認と編集を行った後 ! で一括変換を行う。

,rNを実行すると howm_dir内の howmファイルをまとめて「タイトル行から生成したファイル名」にリネームすることが出来ます。

一括リネームの対象となるのは howm_filenameで指定した形式のファイル名(例 : %Y-%m-%d-%H%M%S.howm)のみです。

  1. ,rN を実行すると「現ファイル名」と「新ファイル名候補」の一覧が表示されます。
  2. 確認をすませてから <C-g> か ! を押すと一括でファイルのリネームが行われます。
  3. 自動生成したファイル名が重複している場合は、重複したファイルのみリネームされずにリストへ残るので「新ファイル名」部分を編集します。
  4. 2に戻り変換を繰り返します。

変換候補一覧は普通のバッファのように編集可能で、「新ファイル名候補」が重複していたり、気に入らない場合に適当に編集可能です。

ソートや絞り込み検索等は「通常の全エントリ一覧」とほぼ同じコマンドが有効です。

ただし左側の「現ファイル名」は変更すると、プレビューも表示されず変換も行なわれなくなります。

また dd等で行単位の削除を行うと変換対象から削除されます。

ファイル名は「現バッファのファイル名をリネーム」と同じものが設定されます。

なお i は通常の編集コマンドとして使用するので、プレビューのON/OFFが必要な場合は I で切替てください。

(注意) バックアップを取った上で何度か実行してみる事をおすすめします。

一括変換の対象外にするファイル名

howmファイルでも howm_filenameで指定した形式(2011-01-23-123456.howm 等)でないファイル名と「ペアリンクhowmファイル」は対象外になります。

また 正規表現で一括変換の対象外にするファイル名を指定可能です。

"ファイル名一括変換の対象外にする正規表現

let QFixHowm_RenameAllExcludeRegxp = ''

任意のディレクトリから howmスタイルの予定・TODOを検索

ディレクトリが c:/temp ファイルエンコーディング utf-8 のファイルから howmスタイルの予定・TODOを検索して表示するには QFixHowmSchedule()を呼び出します。

:call QFixHowmSchedule('schedule', 'c:/temp', 'utf-8')

TODO の場合は第一パラメータに 'todo' を指定します。

予定・TODOの syntax(色分け)表示

たとえば changelogメモで howmスタイルの予定・TODOを扱いたいとします。

行頭が空白(タブ)の howmスタイルで予定・TODOを書けばそのまま使用可能です。

予定とTODO

ただし changelogメモでは howmスタイルの予定・TODOは強調表示されません。

changelogメモでも howmスタイルの予定・TODOをsyntax(色分け)表示したい場合は qfixapp/syntaxの howm_schedule.vimをコピーして changelog.vimへリネームします。

これで changelogメモでも 予定・TODOが強調表示されるようになります。

他のファイルタイプでも同様に syntaxファイルをコピーしてやると強調表示されます。

(注意)

ファイルタイプによってはリネームした howm_schedule.vimを変更する必要があります。

Ver.3の howm_schedule.vimと qfixlist.vimだけでも動作します。

(プレビューには myqfix.vimが必要です)

autoload/howm_schedule.vim冒頭に簡単な解説があります。

autoloadで読み込まれるのでデフォルトではコマンドが有効では無いので気をつけてください。

任意のバッファやプラグインにプレビューを追加する

QFixGrep,QFixHowmに同梱されている myqfix.vimを使用して、任意のプラグインやバッファへプレビュー処理を追加することが出来ます。

(myqfix.vim自体は単体でも動作します)

以下のファイルはmru.vimにプレビューを追加するプラグインですがテンプレートとして改変してみてください。

mrupreview.vim

mru.vim自体は改変版でなくてもプレビューが追加されます。

mru.vim にプレビューを追加する