1. Shinsai FaxOCR / オープンソースのFaxOCRシステム

2018/4/15 手書き文字認識用データセット(難読版)を公開しました

2016/4/10 手書き文字認識用データセットをMNIST形式で公開し、認識精度のコンペを行っています。

Shinsai FaxOCRは、東日本大震災の対応支援に向けて開発された、オープンソースのFaxOCRシステムです。

サーベイ基本画面

Faxは既に過去の技術と思われていますが、ほとんどの組織で利用されており、また、発信者番号を認証に利用することで、様々な用途に活用できる可能性を秘めた技術です。このFaxをOCRと組み合わせることで、手書きの情報から効率的にデータ収集を行い、「リアル」と「ネット」を効率的に接続することができます。

たとえば、医療施設が受け入れられる患者の数を調査したい場合、報告用紙を配布し、医療機関に毎日の空床数を書いてシステムのFax番号にFax送信するよう依頼します。FaxOCRのシステムは、送られてきたFaxを処理し、報告された数字を自動的に読み取りデータベース化したり、自動的に集計レポートを生成することが出来ます。ファックス用紙には、依頼事項や記入の説明等を自由に記載できるため、webベースのシステムよりもはるかに効率的に情報収集をすることが可能です。

ログイン画面

ファックスOCR処理結果の目視確認画面

Excelファイルからの調査用シート作成画面

FaxOCR技術を用いた応用事例としては、さまざまな組織からの定期的な情報集約や一回限りの大規模調査等が可能です。また、その他にも、情報システムのアカウント作成サービスをFaxと組み合わせ2要素認証するなどの活用が可能です。