PK物語

お父さん力!

お母さんが子育てを一人で抱え込んでいたので、お父さんへPowerful Kidsへ来ていただくことを提案しました。

お父さんは最初は不機嫌そうでしたが、遊びを通した療育を一緒にする中で変化をうかがえました。

「自分は、ひとり親家庭で育ったこともあり、平穏でない時期もあった」と胸の内を職員へ吐露してくださいました。

少しずつでいいのでお子さんと遊んであげてくださいとお伝えしました。

お父さんは仕事一筋でしたが、帰宅が早くなりました。家族の時間をとても大切にされるようになったのです。

当然、お子さんもお父さんとのふれあいにより、どんどん笑顔が増えていきました。

家庭環境の変化が、お子さんの変化の源なのです。

お子さんとかかわれる時間は、両親にとってはとても短い時間です。

お父さん、これからも頼みますね。

クッキー食べれるようになったよ!

偏食がかなりあるマリちゃん。

外出先では、食べ物も飲み物も口にしません。お母さんは、外出の時間がとても心配です。

Powerful Kidsの療育時のおやつは、ちょっと歯ごたえのある「おからクッキー」。

食べるのが苦手なマリちゃんに、「おからクッキー」を小さく刻んで、少しずつ出そうと考えました。

初めは吐き出していましたが、繰り返すうちに少しずつ食べられるようになっていきました。

ちょっと食べた、みんなでほめる!

「よく食べられたねー!」「すごい すごい」

繰り返すこと2か月大きめのクッキーも、少しずつ自分で噛んで食べられるようになりました。

今では、お茶のおかわりまでしてクッキーを食べます。

お母さんもPowerful Kids職員も目を細めます。

根気よく繰り返すことが、成長への近道です。

※「おからクッキー」はあごの発達を促すために作られたYUZUKAのお菓子です。

お母さんは見てるよ!

Powerful Kidsの療育は親子通園型です。

保護者の方と療育についてお話をしながら、お子さんの成長を図ります。

しかし中にはとても口数の少ないお母さんもいらっしゃいました。最初は、お母さんに話しかけても、「はい」「いいえ」しか返していただけませんでした。

そこで、療育後のフィードバックで、今日のお子さんのことについて感想をお母さんにうかがいました。

すると、お子さんのことを少しずつ話してくださいました。職員も少しつの変化を期待して、回数を重ねることにしました。 

次第に、自分のお子さのことのみならず、グループの他のお子さの成長などについても話してくださるようになりました。

実は他のお子さんのことも、丁寧に観察しておられたのです。

今では療育中に、他のお子さの応援までしてくださって、とても活気あるグループになっています。

きっと、ご家庭でも話が盛り上がっているに違いありません。

私たちは親子通園を通して、保護者の方との関わりも大切にしています。