感動物語

「地域へ踏み出す一歩から」

おりひめ開所前夜

金隈新町町内で開所説明会を開かなければなりません。

でも、ほとんど他の法人では、住民説明会ですったもんだが起こることが多いと聞きます。

ですから、他の法人では自治会にも、近隣住民にも内緒、ひっそりと建設し、息をひそめているのです。

このようなことを目にし、耳にしている状況からすれば、柚の木グループホームでは前代未聞のことが起こります。

第一番目に出来グループホームがある志免町別府町内から、町内会長が助っ人として来てくれるのです

別府町内会長「いや~みなさん、心配でしょう。不安でしょう。私たちの別府町内会は、そんな不安や心配は全くありません。普通の住民です。いやむしろ顔も名前も知らない人たちがたくさん住んでいる町内で、こんなに近しく、にこやかに挨拶しあう住民が他にいるでしょうか。安心安全の町そのものですよ。すぐに吹っ飛びます。大丈夫ですよ。柚の木学園と姫野BMがいれば。」

金隈新町町内会長「こどもの頃から障がいのある方とのかかわりがあったので、おりひめ”がこの地にこられると知ったときは抵抗感なく、むしろうれしかったです。地域の皆さんにとっても、障がいのある方との出会いを持つことは大事だと思っていす。」

あったかい人が住むまちに、あったかいまちからあったかいことばのプレゼントをしてくれました。

あったかいまちになる予感がします。

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「地域へ踏み出す一歩から」

おりひめ開所1年目のまち

近隣住民「”おりひめ”はオープンでいいですね。施設に私たちを招待できるその自信はすごいです。地域行事にもますます参加してほしいです。」

あったかい町です。

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「地域へ踏み出す一歩から」

おりひめ開所1年目のまち

開所の年おりひめの庭でBBQ大会を開きました。

入居者様と地域の方の初顔合わせ。それもたくさんの町内会役員さんが出席していただきました。

緊張気味の入居者様が一人ずつ挨拶します。

すぐに言葉が出ない方もいらっしゃいます。

皆さんお話を止めて聞いてくださいました。

そしてあたたかい拍手👏👏👏

「よろしくお願いいたします」

「今度夏祭りに招待するね」

地域の一員になれた瞬間でした。

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「地域へ踏み出す一歩から」

おりひめ開所1年目のまち

初めての夏祭りへ入居者様と参加。

会場に入ってすぐ「こっちこっち」と入居者様が踊りなど見えやすい場所へ案内されました。

それもテーブルと椅子の準備をしてくだっているところ。

「くじ引きの券あるね?」「あっちのほうに飲み物売ってるけんね」

入居者様だけでなく職員にも声をかけてくださいました。

初めての参加でしたが皆さんからのあたたかい声掛けで楽しめました。

炭坑節」や「月隈音頭」も教えて頂きました。

楽しくあったかい気持ちにあふれたひとときとなりました。

あったかいまちに来れてよかったです。

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「地域へ踏み出す一歩から」

おりひめ開所1年目のまち

初めての夏祭り

ある一人の入居者様とお母様も参加。

夏祭り会場へ参加。楽しい様子でホッとしました。

ポテトフライと缶ジュースを買い席に着いた途端。

入居者様 「あ~!!」と大きな声が出ました。ご本人の心の声は『紙コップがない!』です。

役員さん 「これを使って」と役員席からビール用の紙コップを差し出してくださいました。

支援者  「ありがとうございます!」

困っていた私にとっては救いの手。声を掛けてくださることで支援者も落ち着き助かりました。

声を掛けてくださることで安心に繋がることをすごく感じました。

私たちでもなかなか気づけないのに、すぐに気づき、気を配ってくださった役員さん、すごいです。

だって、私たち支援者は柚の木福祉会のモットー「気づき 気が利き 気を配る」をいつも心掛けてなかなかできないのですから。

お手本にします。これからもよろしくお願いします。

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「地域へ踏み出す一歩から」

おりひめ開所1年目のまち

町内役員様食事招待に町内会長さん、副会長さん、会計さんと3名のご出席を賜りました。

そこで入居者様が良い加減で粉を調合した柚の木グループホーム伝統料理でお迎えしました。🐓

「美味しいね」

「お祭りの時に出せそう」

なかなか食べられないとっても美味な伝統料理は食事招待された方の特権です。

またいらしてくださいね。伝統料理とともにお待ちしています。

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「地域へ踏み出す一歩から」

おりひめ開所2年目のまち

金隈新町のもちつき大会は3月。

小学生や中学生の卒業生と新入生のお祝いの「もちつき」とのこと。

入居者様のご家族も一緒に参加させていただきます。

お年を召された方が子どもさんへ杵の持ち方伝授します。

そこで入居者様も教えていただき、杵でもちを打たせていただきました。

つきたてのお餅を入居者様と子どもさんが一緒に丸めました。

「美味しそう」と笑顔いっぱい。

つきたてのおもちを「きな粉やぜんざい」そして「大根おろし」にまぶして食べました。

なかなか味わえない旬の風景に居合わせる。年齢やハンディがある無しに関係なく一つの世界がここにあります。

ますますこの地域の一員になれてよかったとしみじみ感じ入った日でした。

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「地域へ踏み出す一歩から」

おりひめ開所4年目のまち

1月4日、入居者様が出勤する日の朝

なんと、おりひめの玄関の前に猿(さる)がちょこんと座っているじゃないですか・・・

びっくりしました!

「きゃー!」

びっくりした声に猿(さる)は丘の上に去っていってしまいました。

「さる者は追わず」

いえ

「猿まで訪問」

都会の中のオアシス的なグループホーム、ちょっと自慢です。

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「地域へ踏み出す一歩から」

おりひめ開所4年目のまち

入居者様のおひとりおりひめで培った生活力が身に付いて来て、入居3年目で一般就労しました。👏👏

ですが、まだ朝の準備がうまくいかないのです。

どうしても、おりひめを出るのが、予定より遅くなってしまいます。

猛ダッシュで走って坂を下って行きます。

バス停の前では、毎日、小学生の見守りに金の隈の地域の方がおられます。

その方が「大丈夫よ!」「間に合う!間に合う!」とグットタイミングで入居者様に声をかけてくださるのです。

なんてありがたいことでしょう👏👏👏

遅刻を免れているのは金の隈の地域の方のおかげさまです。

入居者様は息も切れ切れに「今日も頑張ろう」とバスに乗りこみます。

金隈新町の地域の皆様、いつもバス停で見守ってくださってありがとうございます。

それに間に合いそうにない距離を猛ダッシュしているのが見えた時にはバスを止めてくれてありがとうございます。

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「地域へ踏み出す一歩から」

おりひめ開所5年目のまち

ゆずのきたよりを入居者様と地域の方に届けます。

役員の皆様を回って最後にお届けするが、一番仲良くしてくださっている方です。

「よく来たね~」

「歩いて回って来たの?」

「疲れたろ?・・」

「ジュース飲むね?」

入居者様に声かけてくださいます。

人見知りやこだわりのある入居者様が、なぜかこの方には、下を向きながらもニコッと!するのです。

「わたしたちと変わらんもんね!」

と、笑いながら話しかけてくだいます。

あったかい方がおられる金の隈に住むことができて入居者様は幸せです。

だって、いつもお家で準備して待っていてくださるのですから。

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「地域へ踏み出す一歩から」

おりひめ開所6年目のまち

おりひめの玄関を開けると

町内会長 「メリークリスマス!」「皆さん元気でしたか?」

サンタさんに扮した町内会長が立っておられます。

今日は、おりひめのクリスマス会。

町内会長が自らサンタサービスをしてくださいます。

本当に有り難く、恐縮してしまいます。

楽しく、和やかなクリスマス会になったのは、言うまでもありません。

あったかい金隈新町の会長様はじめ役員の皆様、本当にありがとうございます。