2027年4月に開始する学部ゼミに参加するゼミ生(10期生)募集用のシラバスを掲載します。
企業価値評価や株式投資のための財務データ分析
(3年前半)『入門講義 会計&ファイナンス』、中野 誠 編著 髙須 悠介・調 勇二・吉永 裕登 著、中央経済社、2025年。
(3年後半)グループワークなので、特に指定テキストはなし。
(4年前半)『経営学のための統計学・データ分析』、久保 克行 (著)、東洋経済新報社、2021年。
(4年後半)研究と卒論執筆なので、特に指定テキストはなし。
財務諸表や株価などの公開情報を用いたデータ分析を通じて、実在の上場企業の財務分析や株式投資、企業価値評価を中心に、ハイレベルに楽しく、実践的に学びます。
ゼミ生による発表や質疑応答、議論、グループワークを中心に運営し、外部のコンテストへの参加などを通じて、周囲と協力しながら主体的に学習を進めます。
過去のゼミ生は様々な結果を残してきました。良い目標にもなり、自信にもつながるので、ぜひ目指して頂ければと思います。
3期生:日経STOCKリーグ一次審査通過(3人グループ)。演習論文優秀賞受賞(1人)。総長賞受賞(1人)。
4期生:演習論文優秀賞受賞(1人)。
5期生:日経STOCKリーグ入選(5人グループ)。演習論文優秀賞受賞(1人)。
6期生:日経STOCKリーグ入選(4人グループ)。CFA research challenge 日本大会レポート6位(4人グループ)、東京での最終選考(英語プレゼン)に進出。演習論文優秀賞受賞(1人)。
7期生:日経STOCKリーグ入選(5人グループ)。CFA research challenge 日本大会レポート9位(5人グループ)。演習論文優秀賞受賞(1人)。総長賞受賞(1人)。
8期生(現4年生):日経STOCKリーグ入選(5人グループ)。CFA research challenge 日本大会レポート17位(4人グループ)。
3,4年の合同発表会では大きな教室でプロジェクターを使用。前に立って発表して頂きます。人前で成果発表するのは良い経験になるはずです。その他、情報交換や指導も兼ねて、3・4年生の交流会を企画しています。
データ分析では主にExcelを使用、希望があれば統計分析ソフトStataも提供(他のツールを妨げるものではありません)。データ分析を行う中で、信頼できる一次情報にアクセスして分析し、解釈する姿勢を身に着けて頂ければと思います。
ゼミ生の印象としては、真面目で仲良く、協力的で優しい方が多い印象です。ゼミの雰囲気としては、私の方で全く企画していなくても自発的に飲み会を実施したり旅行にいったり、卒業後も会ったり、就活や卒論のアドバイスをし合ったりする感じです。私はすべてを感知していませんが、決して悪くないと思います。
3年
4~6月:テキスト輪読と議論による基礎知識の習得。
7月:習得した知識を用いて、企業分析のグループワークと発表。
10月~1月上旬:各学生がいずれか1つ外部コンテスト型グループワークに参加。
コンテストによっては、夏季休暇または冬季休暇中の活動の可能性があります。CFA Research Challengeは、夏休みから継続的に活動できる学生が4人以上おり、チームとして十分に活動できる見込みがある場合に参加を検討します。
Gyoseki Competitionでは10月から12月の活動を通じてレポート、説明動画、分析モデルの提出を行います。その後、審査に通過すれば2月に準決勝のためのレポート提出があり、さらに通過すれば3月に東京で決勝プレゼンとなります。
日経STOCKリーグでは6~9月までの活動はゼミ生に任せます。ゼミとしては10~1月にグループワーク用に活動時間と指導時間を確保します。
CFA Research Challengeは8~11月ごろにレポート執筆→通過すれば12月に東京での日本大会→アジア大会→世界大会という流れです。
1月:年度末の合同ゼミで成果報告。
4年
4~5月:テキスト輪読で卒論の知識習得
6~7月:先行研究の調査と卒論の研究計画書の作成
8~9月:卒業研究の準備・データ収集等(自習)
10~12月:分析と卒業論文の執筆
1月:卒論報告会
【計画の詳細】
3年前半は基礎知識の習得を、周りのゼミ生と議論しながら行います。ここで学ぶ財務諸表分析や企業価値評価の手法は、実務でも使われている実践的な内容です。テキストを読んだ後は実在の企業を選んで分析してもらうことで、分析手法を体得しつつ現実の企業への理解を深めていきます。3年後半に行う外部コンテスト型のグループワークの練習にもなります。
3年後半では前半に学んだ内容を用いて、外部コンテスト型のグループワークに参加し、入選や受賞を目指します。各学生には、原則としていずれか1つのグループワークに参加してもらう予定です。参加するコンテストやチーム編成は、ゼミ生の人数・希望・適性等を踏まえて決定します。いずれも現実の市場や企業を理解するために、非常に良い経験になるでしょう。
Gyoseki Competitionは、外部のプロの方によるオンライン勉強会等を通じて、企業の業績予想、財務モデル作成、ファンダメンタル分析に取り組むグループワークです。企業価値評価や株式投資の基礎となる考え方を実践的に学ぶ機会になります。
日経STOCKリーグは、株式投資を体験できるグループワークです。現実の様々な上場企業の情報を自分で収集して比較検討していくため、様々な企業の情報が自ずと頭に入ってくるはずです。
CFA Research Challengeは外部のプロのアナリストの方にアドバイスを頂きながら、特定企業の企業価値評価を行うグループワークです。長期で行うグループワークのインターンに近いでしょう。
4年ではテキストで簡単なデータ分析の方法や卒論の執筆方法を学んだ上で、卒業研究を行って頂きます。
卒論の条件は、「会計・ファイナンスに関係すること」、「データ分析を行うこと」、「海外の先行研究を1本含めつつ先行研究を5本調査し、まとめること」の3つです。この条件さえ満たしていれば、ゼミ生の関心に応じて幅広いテーマで卒業研究を行っていただけます。
多角化や海外進出、バッド・ニュースの影響といった伝統的なテーマで研究する人だけでなく、プロ野球の球団企業に関するデータ分析を行う人、昨今話題になっているESGやSDGs、女性活躍、働き方改革等の社会課題に企業が積極的に取り組む意義を客観的なデータ分析で明らかにしようとする人など、バラエティに富んでいます。
5~9名(規定通り)
例年、意欲的な学生さんが集まってくれるので上限9人までとりたいと思っていますが、応募状況やグループワークの希望状況に応じて臨機応変に変更します。
選考の有無に関わらず、①~③の書類を必ず提出し、Google Formにて必要事項に回答してください(期限:11/18午前9時)。選考する場合、書類と面接で選考します。期限内における出願の順番は選考に影響しません。
①は教務係に所定の方法で提出、②と③の書類は下にあるGoogle Form(②・③の書類提出先)から提出してください(要 東北大アカウント)。うまく提出できない場合は、「y.yoshinaga*tohoku.ac.jp(*を@に変えてください)」にお送りください。
①演習参加願
教務係に規定の方法で提出してください。
例年、提出用のGoogle FormのURLが教務係掲示板に10月頃に掲載されます。
②学務情報システム上の成績のPDFファイル
科目毎の全ての成績と修得単位合計がわかるように、「学務情報システム」の「成績照会」から画面右上にある「PDF」というボタンを押して、PDF化して吉永にご提出ください。
③小レポート
以下(1)~(5)の全てについて、合計800字以上かつA4 1枚以内で執筆の上、PDFファイルでご提出ください。名前と学籍番号をレポート内に明記していれば、レイアウトは自由とします。
(1)大学生のときに力をかけてきたこと
(2)志望理由
(3)ゼミやグループで貢献してみたい役割
(4)3年次に参加してみたいコンテストとその理由
(5)趣味や好きなもの
[方針3]コミュニケーションについて
1・2月にあるゼミ最終日には、その学期における活動の報告会を実施予定です。その他、3年生が4年生から教わる機会や情報交換をして懇談する機会を定期的に設けています。ぜひ活用してください。
3年ゼミ初回でも同学年のゼミ生同士での交流行事を設けています。初回にはオリエンテーションとしてゼミの概要を説明した後、顔合わせの自己紹介と次回以降の担当範囲の割り当てを行います。これらは30~40分程度で終わるので、残りの時間は簡単なゲームをして2年間机を並べる同期のゼミ生間で親睦を深めたいと思います。
[方針4]仲良く楽しく真面目に学ぶ方針について
社会に出ると、必要なことを教えてくれる先生はいなくなり、自分で何が重要か判断し、自分で知識や経験を身につけていかざるを得なくなります。そのため、周囲と協力しつつ自分で自分をUpdateおよびUpgradeする力をできる限り身に付けることが、社会に出る前に大切だと考えています。
それでは、こうした力を獲得するために、学部ゼミはどうあるべきでしょうか。様々な答えがあって良いと思いますが、私としては「仲良く楽しく真面目に学べる場所であること」が極めて重要だと思っています。ゼミ生同士の仲が良ければ互いの発表に対して、建設的なコメントをしやすくなります。ゼミ自体が楽しければ、情報収集や学習のモチベーションも上がります。ゼミ生同士で自発的に飲み会やゲームをしたりとイベントを企画するようになれば、活動を通じて得られるものもあるでしょう。こうした理由から、自然と上記の力を身に着けられるよう、君たちと仲良く楽しく真面目に学んでいきたいと思っています。
Researchmapで詳細を開示しているほか、こちらのページでも要約しています。
紙幅の関係上、おすすめ本のページで紹介しています。
できるだけ多くの本に触れ、良い本に出会ってください。人生が豊かになります。そして、良い本があれば、ぜひ私にも紹介してください。
実施予定です。詳細が決まれば告知します。
半年分の授業内容を自習して追いつけることを条件として面接の上で受入の可否を判断。
実はこの演習シラバスは、ゼミ生に読んでもらい、談笑しながら頂いたコメントに基づいて作成したものがベースです。毎年修正していますが、随分とわかりやすいシラバスになったのではないかと思います。やはり餅は餅屋ですね。記して感謝申し上げます。
ゼミ参加に関するよくある質問はこちらのページに掲載しています。
何か質問や相談があれば、お気軽に吉永までご連絡ください。
教員に特段の事情が生じた場合には、演習変更などの可能性があります。