地方議会向け新型コロナウイルスワクチン副反応、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン質問案

◆自見はなこ青年局長代理からのメッセージ


平素より大変お世話になっております。

地方議会議員向けの質問案について、若干の補足説明を申し上げます。

新型コロナウイルス感染症に対するワクチンとHPVワクチンは、ともに筋肉注射です。皮下注射に比べ、筋肉注射は皮下組織よりも深部の筋肉組織まで針を刺すため、接種部の痛み等の副反応の訴えが一定程度認められると考えられます。

HPVワクチンは、現在も予防接種法に基づく定期接種の対象ではあるものの、副反応の訴えなどにより、積極的勧奨が差し控えられています。HPVワクチンの副反応に対しては、国が痛みのセンター立ち上げを当時は推奨していた経緯もございます。

今般の新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種に当たっても、痛み等の副反応に対応する患者目線の診療の受け止めの仕組みが必要です。質問案の1と2は、副反応に対する診療体制整備が必要であるという点で共通したテーマであることから、セットで提示させていただきました。

なお、副反応事例の報告については、医療機関から直接PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)に行われる仕組みがすでにありますが、診療体制の整備については別の課題ですので、ご留意ください。

ご活用いただけましたら幸いに存じます。