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 現在、人類学はめまぐるしく変化しています。従来の中心領域であった、伝統社会研究に加えて、医療、教育、行政、法、福祉、産業、科学、スポーツ、メディアなど新しい領域での研究が急速に増加することによって、学問の内的な構成は大きく変わろうとしています。


 それに加えて、人類学をとりまく環境も大幅に変化しつつあります。社会科学領域では学際的な動きが加速し、従来の学問の境界はますます曖昧になってきています。こうした中、幅広い研究関心を持つ人々が集まって、情報を共有し、討論することはより重要になってきているのではないでしょうか。


 そうした観点から、当会では、関心、年齢(学年)、所属を問わずに自由に参加者が集り、発言し、情報交換できる場を目指しております。人類学を専門とする方だけでなく、人類学に関心を持つ異分野の方も(もちろん)ご参加いただけます。


 幅広く企画を募り不定期に開催している研究会のほか、メーリングリストを利用した意見交換なども目指しながら活動を進めております。参加費・年会費は無料です。ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

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第128回現代人類学研究会は終了いたしました。次回の研究会をお待ちください。


開催日時:2024年4月5日(金)午後13時-17時頃

開催方法:対面参加(オンラインでは実施いたしません)

開催場所:原宿駅集合→駒場キャンパスに移動を予定

(詳細は前日までに、参加登録者にご連絡いたします)

対象:大学院生

   音楽・作曲・映像制作などをおこなうかた

言語:英語(簡単な通訳可)

事前登録:人数把握のため、以下URLより3月31日(日)までに登録をお願いします。

https://forms.gle/UXcfQgtX46n6RgTG9 


【内容】

   多様性に溢れる場において人類学者はいかに感覚を研ぎ澄ませフィールドワークをおこなえるのか。第128回現代人類学研究会では、人類学者Maruška Svašekさんを招いて、sensorial, creative methodsに関心のある大学院生等を対象に東京の街で音やイメージを集めるワークショップを開催します。Maruškaさんはクイーンズ大学ベルファスト(Queen’s University Belfast) のCenter for Creative Ethnographyでco-directorをされており、2023年には学術誌HAUに’Ethnography as creative improvisation’というタイトルの論文を発表されています。


   当日は、Maruška Svašekさんの息子さんで東京を拠点に活動されている作曲家Tristan Sparksさんもご一緒してくださる予定です。Sensory Ethnographyや人類学ワークショップ経験としても貴重な機会かと思います。少しでもご関心がある方はぜひご参加ください。