講座から広がる世界
講座から広がる世界
原田華代さんの動画作品「平和のドリブルパス」
平和のドリブルパスの台本日本語版、英語版、ロシア語版です。右上の→をクリックで全ページが表示されます。
Pさんの絵画
右の絵は、公開講座第2回でロシアからの現地の声を紹介してくれたPさんが、そこで出会ったウクライナ出身のグレゴリーくんとの交流の様子を描いてくれたものです。
長沢栄治さん『季刊アラブ』寄稿
長沢栄治さんが『季刊アラブ』に寄稿された原稿です。
東欧と中東の間の折り重なる歴史―ハンナ・アーレントから学ぶもの(『季刊アラブ』2022 年夏 180 号、2022 年 7 月発行) 右上→で全面拡大
その後の交流や活動
グレゴリーくんの小学校での日本語のサポート
第2回の学習の場で、グレゴリーくんが日本の小学校で日本語が分からず苦しい思いをしているという状況を共有した参加者は、その状況が何とか打開されるよう、他自治体の取り組みについて紹介したり、教育委員会や学校と再度話し合ったりすることを提案した。
日本で苦しい思いをしている当事者に紹介や提案だけでは不十分だったが、参加者の一人で、長年地域の福祉活動等に取り組んできた市民活動家が、グレゴリーくんが住む自治体の議員にグレゴリーくんの小学校での状況について話す機会をもち、改善をもとめたことで、自治体と教育委員会が動き、日本語学習や通訳の配置時間数が増えた。
その後、それら時間数は再度縮減されたが、同自治体の他の議員への働きなどを通じて、継続した対応がの実現を図っている。状況と学習をどのようにむすんでいくことが、当初の状況それ自体を変えていくことができるかについて私たちは学ぶことができた。
グレゴリーくんとPさんの交流
Pさんも、グレゴリーくんの学校での様子に心を痛め、ロシア語と日本語ができる自分に何かできることはないかと、講座後も連絡を取り合ったり、一緒に遊びに出かけたりするなど、動いてくれている。その思いと行動に、ただ尊敬する。
「ワイがやサロン」でのPさん、Wさんとの交流と学び
2023年2月4日には、<NPO法人ボランティア市民活動学習推進センターいたばし>が主催する「ワイがやサロン」という地域住民の集まりで、ロシアと板橋の地域づくりや障害者福祉の比較をテーマに、Pさんと彼の後輩で車椅子利用者のWさん(ロシアからzoomで参加)が報告し、私たちは再度交流の機会をもった。
そこでは、かつては障害を持つ人は差別されていたり、社会参加が制限されていたが、現在では障害をもつ人も初等教育から高等教育までを無償で受けられる機会や就労の機会が保障されている、災害時には国が迅速に対応する仕組みがある、地域で助け合うコミュニティがあるなど、戦争をしているロシアとは別のロシアを誇らしく語る姿が見られた。
その後、戦争の影響について話がおよぶと、Wさんには直接の影響はないものの、ウクライナの親戚や知人から関係を絶たれた。また昨年のロシア侵攻後に来日した際には、自分がロシア人であると言うと日本人ときまずい雰囲気になった、ロシア人であることを恥ずかしく感じていると、ロシア政府による言論統制、監視を気にしながらも自らが背負う加害性と向きあう話がされた。