ゲノム診療科は学内における唯一の遺伝医療支援部門として活動しています。疾患の診断におけ る臨床検査としての遺伝学的検査は特殊なものではなく、各専門診療科においても行われるものですが、出生前・着床前遺伝学的検査や保因者診断における遺伝学的検査等、保険診療に馴染まないものは主にゲノム診療科で行われています。それに加え、令和6年から保険診療が認められるようになった「複数の指定難病における遺伝学的検査」は厚労省が指定する研修を終えた臨床遺伝専門医が存在する医療機関でのみ認められており、本学は全国に存在する 21 施設のうちの1つになります。これを受け、ゲノム診療科では従来の方法では診断に至らなかった難病の網羅的なゲノム解析を展開しています。この「複数の指定難病における遺伝学的検査」には小児科が主に関わる「筋力低下群・知的障害群・てんかん群」、循環器小児科が関わる「心筋群」、腎臓小児科が関わる「タンパク尿群」、リウマチ科が関わる「発熱群」が網羅されており、各診療科と連携してゲノム解析を精力的に行っています。
また、当診療科は、本学における「高度医療人材養成事業」のミッションに含まれる臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーの養成にも関わっており、学内の多くの専攻医・大学院生の教育にも携わっています。高度なゲノム解析スキルを持つ人材を養成するとともに、研究を促進させ、優れ た研究成果が本学から発出されるよう支援しています。