加藤翼・Tsubasa Kato

1984年、埼玉県生まれ、東京都在住。

代表的な作品シリーズ「Pull and Raise」で知られているように、ロープで巨大な構造体を動かす行為への自発的な参加を周囲の者に委ねるなど、公共空間における共同実践を、パフォーマンス、構造体、ビデオといった複層的なメディア・プロジェクトによって展開している。一方で他者との境界線に触れる活動も展開し、2011年震災後の福島でのプロジェクト以降、そのスタイルは現代社会への風刺性を帯びたものとなっている。近年の展覧会に「UN·TACT」（国立アジア文化殿堂（ACC）、光州、韓国、2020）「They Do Not Understand Each Other」（ 大館當代美術館、 香港、2020)「BECOMING A COLLECTIVE BODY」（ イタリア国立21世紀美術館（MAXXI）、 ローマ、イタリア、2020)「Every Man is an Artist - Talking About Artists’ Social Engagement」（Chi-Wen Gallery、 台北、台湾、2020)

「Co/Inspiration in Catastrophes」（ 台北当代芸術館, 台北、台湾、2019）

「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.08／社会を解剖する」（ 高松市美術館, 香川、2019）「ご理解いただけましたでしょうか？」（ インスティトゥト・セルバンテス東京、東京、2019）「あいちトリエンナーレ2019 情の時代」（ 愛知芸術文化センター、愛知、2019）「世界を開くのは誰だ？」（ 豊田市美術館、 愛知、2019）「21st DOMANI: 明日展」（ 国立新美術館、 東京、2019）などがある。

http://www.katoutsubasa.com/