村田 隆

 (Takashi Murata)

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理学博士

神奈川工科大学 工学部

応用化学生物学科 教授 

生命科学コース 担当


神奈川工科大 C6号館606号室

murata(at)bio.kanagawa-it.ac.jp

ごあいさつ

基礎研究の研究所勤務から、工学系の私大の教授という全く異なる環境に飛び込み、新しい講義や学生実験を立ち上げ、卒業研究の学生を指導しながら、自分は学生に何ができるのかを真摯に考えました。

自然科学の醍醐味は、新しいことがわかったときの感動と喜びです。私は、大学院に入って以来、研究は楽しいと思って研究を行ってきました。しかしながら、身の回りの学生を見ると、ただ単位を取るために学生実験や講義に出席しているように見えました。学生に、知る喜びを経験してもらい、「生物学って楽しい」と思ってもらえるように、1年生の授業から卒業研究に至るまで、さまざまな取り組みを行っています。

研究室のモットーは、「恥ずかしい質問をしよう」「協力しよう」「自然現象に興味を持とう」です。学生が主体的にコミュニケーションを取り、研究に取り組める環境づくりをしています(村田研のページ)。

専門分野

細胞生物学、植物形態学、バイオイメージング 詳しくはこちら

植物の形作りの鍵となる「微小管」(細胞骨格の一つ)を主な研究対象としてきました。

写真:タバコ培養細胞の微小管(電子顕微鏡)

研究者として解明したいこと

明らかにしたいこと、1)植物細胞の形作りの基本原理と、2)その原理が進化の過程でどのように獲得されたのか、です。詳しくは下記のリンクをご覧ください。

研究者として解明したいこと

キーワード:微小管、細胞骨格、細胞分裂、接合藻類、進化

ミクロの造形美の裏に潜む法則と、進化のストーリーを探究しています。


写真:マリーゴールド花びらの円すい形細胞(光学顕微鏡)

研究者としての実績

主な研究成果

〇 植物細胞の微小管はどのようにつくられているかを発見しました(Murata et al. 2005)

〇 植物の細胞が2つに分裂するしくみの新しいモデルを提唱し、現在では受け入れられています(Murata et al. 2013)

これらの論文で、日本植物形態学会の第11回、第17回平瀬賞を受賞しました。

詳細はこちら


Researchmap(日本の研究者すべてが使っている研究者データベース)

研究者プロフィール

https://researchmap.jp/read0170686

論文リスト

https://researchmap.jp/read0170686/published_papers

Google Scholar (論文の引用数情報)

Takashi Murata‬ - ‪Google Scholar 


略歴

神奈川県立 麻溝台高等学校 卒業

東京都立大学 理学部生物学科 卒業

東京都立大学 大学院理学研究科 修了(理学博士)

東京大学 大学院総合文化研究科 助手

東京大学 大学院総合文化研究科 専任講師

自然科学研究機構 基礎生物学研究所 准教授

総合研究大学院大学 生命科学研究科 准教授

北海道大学 電子科学研究所 客員教授

詳しい経歴はこちら


所属学会

日本植物学会、日本細胞生物学会、日本植物生理学会、日本植物形態学会、日本バイオイメージング学会

The Plant Cell(American Society of Plant Biologyの英文誌、IF 12.0)の Guest Editor


主な共同研究

補償光学顕微鏡の開発(国立天文台-基礎生物学研究所)

多点走査型2光子顕微鏡による低侵襲マルチカラー観察法の開発(北大電子研-基礎生物学研究所)


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