村田の専門分野

村田の専門分野は細胞生物学植物形態学バイオイメージングです。これらはどのような研究分野なのでしょうか?

細胞生物学

生物学は、生物の成り立ちを理解する学問です。生き物が生きているというのは、とても不思議な現象です。われわれ人間は、食事をしてエネルギーを取り込み、成長し、思考や運動などの活動をします。細胞も外からエネルギーを取り込み、2つに分裂したり、運動をしたり外界の刺激に反応したりします。細胞生物学とは、このような細胞の活動がどのようにして起こっているかを理解する学問です。村田は、植物の細胞を対象にして、細胞が成長して分裂するしくみや細胞内での物流のしくみなどを研究しています。

日本細胞生物学会ホームページ

植物形態学

生物の形を研究する形態学は、個体全体の形を調べる研究から、電子顕微鏡を使ってミクロな形を調べる分野まで、扱うサイズはさまざまです。その中で、村田の専門は光学顕微鏡(普通の光を使う顕微鏡)を使った細胞レベルの形の研究を得意としています。コンピュータを使った画像解析も得意です。植物の形を研究する植物形態学は、植物のほかの分野と関連が深く、特に植物がどのように育つのかを研究する植物発生の分野と融合が進んでいます。

植物形態学会ホームページ

バイオイメージング

上の2つの研究分野は扱う対象がはっきりしていますが、バイオイメージングは技術でつながっている集まりです。「イメージング」とは、おもに画像の撮影を意味します。そのため、「バイオイメージング」とは生物材料を使ってさまざまな画像を撮影したり、その画像を使って解析する研究分野を指します。顕微鏡はバイオイメージングの主要な使用機材ですが、顕微鏡以外を使うバイオイメージングもあります。多種多様な研究者が技術を介してつながっています。

バイオイメージング学会ホームページ