1)早期より入院時訪問指導実施。自宅の環境に合わせたリハビリテーション実施
対象者の身体・認知機能評価と並行し、入院後速やかに家屋調査を含む訪問指導を実施する。これにより、物理的な住環境や人的・社会資源といった「環境因子」を早期に把握し、対象者・家族の希望に基づいた現実的な退院目標を設定します。
2)家屋環境に即した生活機能回復練習実施
個別の家屋環境をリハビリテーション室や病棟生活で可能な限り再現し、実践的な日常生活動作訓練を行う。これにより、獲得した能力が実生活の場で応用・般化されることを目指します。
3)元々の地域活動を参考に積極的に屋外練習実施
家屋内の生活動作が安定した段階で、リハビリの場を院外へと展開する。これは、対象者が退院後に望む地域活動(例:散歩、買い物、通院、趣味活動など)を具体的に想定し、そこに至るまでの移動能力や環境適応能力を養う、社会参加に向けた極めて重要な段階です。
4)退院前訪問指導と実践的IADL練習
最終段階として、退院前訪問指導による最終的な家屋環境調整と、屋外練習を積極的に実施し買い物や公共交通機関の利用といった、より複雑な手段的日常生活動作訓練を反復し、対象者が地域社会で自立した生活を営むための総合的な能力を獲得できるよう支援します。