立秋~残暑~白露 8/7~9/21頃
猛暑日が続き、熱中症アラートが連日のように発令される季節に、近年気温が40℃に迫る30℃超えの日々、大地が熱せられ大気も不安定で積乱雲が発生し、ゲリラ豪雨と呼ばれる突発性の雷雨もあり、海洋熱波の発生による影響で海上の表層温度も30度に迫る高温に、台風シーズンでもあり、高温海上で大量の水蒸気を含んだ雨雲により近年は集中豪雨の危険性が増しています。
異常気象と呼ばれる気象状況から、気候温暖化による異常が通常になりつつある変化に気をつけましょう💦
高熱に強い農作物への変換と、海水温の変化による旬の魚の変化、訪れる魚種の変化に対応した食生活の対応も求められています。
例年、暖流の支流が相模湾に流れ込むため死滅回遊魚と呼ばれる越冬できない魚種が暖流と共に訪れる季節なのですが、近年は、真冬でも海水温が高いため越冬できる魚種が多くなりました。
代表的な白身魚種では、フエダイの仲間(メイチダイ・浜フエダイ・フエダイなど)、白鯛と呼ばれるヘダイ、オオニベ、グルクンなど
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発汗による水分補強とミネラルの補給など熱中症予防が大切
連日の猛暑の影響💦高温障害によって葉物などの地物は少なくなり、北海道・長野などからの共選ものに
新しく植えた葉物などの種は豪雨に流され
地物の旬の農作物はキュウリ・ナス。ズッキーニなど果菜類中心に
枝豆・エンドウ豆・落花生など豆類も旬に
果物は、梨の幸水から豊水など
古より"食"は健康を維持し未病への糧として大切にされてきました、四方四里の地域の食材を組み合わせ、季節ごとにそれぞれの体調に合わせ、滋養と栄養を補ってきた郷土の歴史の知恵の伝承は、忙しい時間と、家庭・台所事情の変化によって、安価な食材へ、手軽な加工食品へ、時短調理可能な調理済み食品、総菜売り場、量産がで可能な均一化された食品へと移行しつつあります。 そこで地域と共生きる基本に帰って今一度、”医食同源”の知恵を活かし、四季の移り変わりと共に訪れる旬の食を楽しむ豊かな食生活のお役に立てるよう地域の逸品探訪を進めています。
相模湾の海状 初夏から夏へ
梅雨が明けて太平洋高気圧の成長(小笠原気団に覆われ)から季節風(南よりの風)が吹き、気温と共に海水温がグングンと上昇し、沖合を大河の様に流れる黒潮の大蛇行は、毎年流れを変え海水温、潮の流れ、海底からの接岸流などなど、いろいろに変化しながら支流が相模湾に流れ込みます。相模湾の表層の海流は伊豆方面から方面から湘南方面に流れる鹿島潮(反時計回りは真汐と)と呼ばれる時計回りの潮の流れが多くなる季節、、また、台風・低気圧の通過による潮位の変化もあり、神奈川県水産技術センター相模湾試験場の職員の方々は、日々、変化を捉え、潮早による定置網への被害予知、経年の資料による漁獲予想など、漁業者と共に持続可能な漁業を目指されています。
夏の食材と農産物の特徴
この時期から高温障害と呼ばれる葉物への被害が、高い気温は葉物にとって過酷な環境💦
水やりによる根腐れ、昆虫の発生による害虫被害など、農作物、、特にサラダ用などの葉物には酷な季節です。
夏に強い、バジルなどシソ科の野菜、葉とうがらし、青唐辛子・茄子・トマト・きゅうり・ズッキーニ等の果菜類、、スパイス・ハーブの類などが嬉しい季節
夏の気候で消耗する体力への疲労回復に欠かせないタウリンはイカ・タコなどにも多くふくまれています。
相模湾でも多くのタコが生息し、大磯のタコ壺漁、佐島・久里浜の真蛸漁は都内、、豊洲中央卸売市場でも旨味が豊富と高評価を頂いています。
是非とも地元でも味わって頂きたい逸品です。
←写真は佐島のタコ・伊勢原のバジルから作ったジェノベーゼ・湘南オリーブ・伊勢原産のプチトマト