水温の低かった海の中でも小さな命が春を待ちわびていました、海藻の仲間が芽吹き、植物性のプランクトンが増える季節、食物連鎖底辺のイワシ類が沿岸の栄養を求めて相模湾に訪れる季節でもあります。古よりヒイラギとイワシの頭を軒先に飾り節分に無病息災を祈願した季節
年明け、初ぜりから相模湾の各漁場からの水揚が、、
例年ならば冷やされた沿岸の水温の上昇を待つ、冬枯れの時期なれど、、、温暖化の影響で、越冬した死滅回遊魚と呼ばれた暖流系の魚種(メイチダイ・シロダイ・フエダイなど)と共に多品種の水揚が(^^♪
気候変動と共に、旬の魚種も変動しているので、自然の変化に寄り添った食材のチョイスが必要な時代に、、。
近年相模湾で増え続けているフグ
徐毒作業が必要なものの、2024/6月より徐毒された磨きふぐなどの取り扱いが申請なしに解禁に
相模湾の深海魚、金目鯛・黒むつなどが美味しくくなるのもこの季節
湾内に小魚が増え始め、捕食した回遊魚のブリなどの青魚に脂が乗る季節
人間にとっても、給餌・飼育することなく、冬の体温を保つ動物性脂肪補給に嬉しい逸品
10月ころから新酒を出荷する蔵もありますが、吟醸タイプなど旨味を醸すのに時間がかかるタイプはこの時期から、醸したての米の香りや爽やかな香りを全面に感じることが多く、熟成香よりも爽やかで飲みやすさを感じやすく、フレッシュ感が楽しめる季節
火入れしていない生酒には微炭酸が含まれ,封を開けると活性感が感じられます。
ワインと同様に、グラスに注がれた瞬間と、グラスを回すスワリングによって、時間と共に、味の変化、まろやかさが増す味の違いを味わえるのもこの季節の楽しみ。
近隣の酒蔵からも”うすにごり”とも呼ばれるスパークリング日本酒も出回ります。
魚の脂分などの諄さを抑えてくれるのも嬉しいペアリングです。
近隣の蔵元でも満足のいく日本酒の醸したてを祝って、搾りたて(金玉搾り・船こしの雫)を堪能し、関係者と共に新年の新酒の出来栄えを喜びます。
刺身の盛り合わせの旨味は魚のイノシン酸
野菜(妻)の持つグルタミン酸の相乗効果
更に、乾燥熟成された唐辛子、寒さで甘みの乗った大根を合わせたもみじおろしなどのspice(薬味)で消臭効果と、刺激のアクセントが
地元の農産物と海産物が持つそれぞれの力!
根菜類・珪藻類・葉物・果樹などと
魚の赤身・青身・白身・貝類・イカ類など
表層から深海に至るところに生息するいろいろな魚介類はバランスのとれた栄養素
初霜と共に旨味・甘味が増した冬野菜
鍋物との相性の良い、ネギ・白菜なども
鍋物のアクセントにうれしい柑橘類も多種出回る季節
凍てつくような寒さに耐えようと、野菜たちの糖分が高まる季節、同時に、命を守ろうとする自力から旨味も蓄えられているシーズンです
なべ料理は植物性の栄養素と動物性のエネルギーを補給するにはバランスのとれた料理
魚と最も相性の良いネギ、近年の品種改良で”湘南一本”などの品種が
伊勢原は、採れたてネギが出回るため、甘みのある青い部分のヌルも美味しく楽しめます。
”のらぼうな”の様に、根も葉も美味しく食べられる品種もあります。
根も葉もある話です(#^^#)