Hello World for Unity
プロジェクトの作成
プロジェクトを作成する場合は、UnityHub起動し、矢印1のプロジェクトのタブを選択します。次に矢印2の「新規作成」を選択します。
テンプレートは3D、設定のプロジェクト名をHello World、保存先は好きなフォルダを選択してください。その後に、「作成」を選択してください。
Unityの起動
Unityはプロジェクトの「作成」を選択した際、自動で起動します。また、UnityHubにプロジェクトが作成されるので、そのプロジェクトの項目をクリックすれば起動します。
Unityの起動が成功するとこのような画面が表示されます。
簡単なゲーム作成
ボタンを押したら、Hello World for Unity !!と表示するゲームを作成したいと思います。
- Canvasの作成と編集
- Button UIの作成と編集
- Hello World for Unity!!と表示するtextの作成と編集
- Buttonを押したときにHello World for Unity!!と表示させるための準備
- ゲームの仕様
- ゲームの動作方法
1. Canvasの作成と編集
UIを配置するために、Canvasゲームオブジェクトを作成したいと思います。GameObject→UI→Canvasを選択することで、このゲームオブジェクトを作成することができます。これで、Canvasの領域にUIが配置できるようになりました。
先ほど作成したCanvasゲームオブジェクトを選択して、Inspectorを以下のように変更してください。
画面のサイズに合わせて、UI を拡大縮小できるようにするため、Canvas ScalerコンポーネントのUI Scale ModeをScale with Screen Sizeにしてください。
基準となる解像度を設定するため、Reference ResolutionのXを1920、Yを1080にしてください。
2. Button UIの作成と編集
Canvas内にボタンのUIを作成していきたいと思います。
Canvasを選択→右クリック→UI→Buttonを選択してください。この操作により、Canvas内にボタンのUIを作成することができます。
次はボタンのUIを編集していきたいと思います。しかし、この状態ではUIの編集がやりにくいので、矢印の2Dをクリックしてください。
ボタンのUIの編集はお好みでやってみてください。私は以下のように編集しました。
Canvas内のbuttonゲームオブジェクト
button内のtextゲームオブジェクトについて
編集したButton UIのゲーム画面
3. Hello World for Unity!!と表示するtextの作成と編集
Canvas→UI→Textを選択し、名前をHelloWorldとしてください。
HelloWorldゲームオブジェクトについて
4. Buttonを押したときにHello World for Unity!!と表示させるための準備
Assets内にScriptsフォルダを作成したいと思います。Assetsを選択→右クリック→Create→Folderを選択し、名前をScriptsにしてください。ここに、C# Scriptファイルを保存していきます。
Scriptsフォルダを選択→右クリック→C# Scriptsを選択し、名前をPush_Buttonとしてください。このファイルに「ボタンを押したときにHello World for Unity!!」と表示するプログラムを書いていきます。
Push_Button.csをダブルクリックしてください。そうしますと、Visual Studioでこのファイルを編集できるようになります。Push_Button.csを左図のように変更して下さい。変更後、Unityへ戻ってください。
ドラッグ & ドロップでPush_Button.csをHelloWorldゲームオブジェクトにアタッチしてください。
ドラッグ & ドロップでPush_Button (Script)のTextの項目にHelloWorld(Text)ゲームオブジェクトをアタッチしてください。これにより、プログラムの7行目のTextゲームオブジェクトにHelloWorldゲームオブジェクトを指定したことになります。これで、文字列を表示できるようになります。
ButtonゲームオブジェクトのOn Click()→+→None (Object)にHelloWorldゲームオブジェクトをアタッチしてください。これは、No Functionの部分にPush_Button.csのPushButton関数を指定できるようにするために行います。
そして、No Function→Push_Button→PushButton()を選択してください。これは、クリックしたときに、Push_Button.csのPushButton関数を動作させるために行います。
5. ゲームの仕様
- Buttonを押す(奇数回: Hello World for Unity!!と表示、偶数回:文字列を消す)
- ButtonゲームオブジェクトのOn Click()が動作する
- HelloWorldゲームオブジェクトにアタッチされたPush_Button.csのPushButton関数が動作する
- HelloWorldゲームオブジェクトのtextに指定された文字列が与えられる
- 文字列が表示される
6. ゲームの動作方法
画像のプレイボタンを押すことで、ゲームを動作させることができます。また、再度プレイボタンを押すとゲームが終了します。
以上で、Unityの簡単な紹介を終わります。