最終到達目標達成に向けて以下の作業を行った
アプリケーション開発技術の習得
テーマの検討
開発アプリケーションを検討
津波の再現方法を検討
函館の町の3Dモデルの再現方法を検討
津波の再現を行う
町並みのモデリングを行う
開発アプリケーションの作成
#前期
2021年5月
アプリケーション開発技術の習得
Unityを用いたアプリケーション開発を行うための技術習得を「ドットインストール」, 「Udemy」などを用いて行った。加えて開発を行うにあたりプログラムコードのバージョン管理が必要になるので「GitHub」の使い方について学んだ。
2021年6月
テーマの検討
プロジェクト活動のテーマを話し合いやペーパプロトタイピングなどを行い、地域貢献の観点やVRと津波の親和性が高いことなどから「津波 × VR × 函館」に決定した。
開発アプリケーションを検討
開発するアプリケーションについて話し合いや一般財団法人日本気象協会様との会議などを行い、「函館市で津波が発生した場合の被害を疑似体験するVRアプリケーション」に決定した。
2021年7月
津波の再現方法を検討
Unityでの具体的な津波の再現方法や表現方法(流体シミュレーションを行うのか、できるだけ見栄えの良い波を作るのか等)を検討した。
函館の町の3Dモデルの再現方法を検討
どのような方法で函館の町を3Dデータで再現するかを検討した。
#後期
2021年10~11月
津波の再現を行う
Crest Ocean System を用いて津波の再現を行った。
町並みのモデリングを行う
360°カメラやRealityCaptureを利用して函館の町並みのモデリングを行った。
2021年12月
開発アプリケーションの作成
Unityを使用して作成した町並みと津波のモデルを統合し選択した地点での映像をVRで見ることができるように開発を行った。
一人称視点だけでは津波に対する防災意識の強化が不十分である。
VRを体験するための機材を準備するコストが高く、一般の人に用意してもらうことが難しいため、アプリケーションを体験してもらえる機会が少ない。
3Dモデルのサイズが大きく制作が困難なことから3Dモデルのポリゴン数を落としたため、3Dモデルのクオリティが下がってしまった。
一人称視点だけでなく、津波の映像を俯瞰して見る事ができるシーンを用意すれば実際の被害状況を見ることができ、さらに防災意識の強化を促すことができると考える。
一般に普及しているスマートフォンなどで視聴できるように、360度の映像として録画したものを動画サイトにアップロードすることで、VR機材を購入するコストが少なく済むため、体験してもらえる機会が増えると考える。
3Dモデルのクオリティを落とさずに制作を行うには、グラフィックボードを内蔵したパソコンが必須である。