気象ゲーミフィケーションアプリ
「vill air」
「雲」をテーマとした教育向けコマンドバトルゲーム
※ゲーミフィケーションとは
- ゲームに使われている構造を、ゲームとは別の分野で応用すること
◆コンセプト
見上げると一面に広がる「空」「雲」に注目してもらおうと、「雲」をテーマとしたゲーム。
1.ゲームの概要
制限時間90秒以内に建物のHPを0にするとステージクリアとなり、被害金額に撃破ボーナスが付与される。0にできなかった場合、その時点の被害金額がスコアとなる。
最終的に算出された被害金額のスコアでユーザ同士が競えるゲームとなっている。
2.キャラクター(雲)について
ユーザはキャラクターが所持している2つのスキルを駆使して、建物への攻撃、天候の操作、雲の進化、バフ、デバフなどが行う。
スキルの組み合わせにより、土砂災害などの気象災害を起こすことができる。
3.建物について
建物は緑のバーで表示されているHP、青のバーで表示されているカット率、一定時間ごとの修復量で構成されており、それぞれ建物の強度に由来している。
カット率は、ダメージを減少させる割合、修復量は、一定時間ごとに建物のHPが回復する量を表している。
建物が固い素材であればカット率が高いが修復に時間がかかり、回復量が少ない。逆に、もろい素材であればカット率が低いが、修復が速く、回復量も多い。
例)藁の家→カット率30%、15秒ごとにHP400回復
鉄筋コンクリート→カット率80率、30秒ごとにHP200回復
建物に攻撃するたび、被害金額が算出され、与えるダメージが大きいほど被害金額が大きい。
アプリを起動
↓
〇ホーム画面
ホーム画面左上には、リアルタイムの天気情報欄
-天気情報を取得したい地域を、47都道府県から選択することができる。
-取得情報(地域名、日付、今日の天気、最高気温、降水確率)
ホーム画面には、以下の3つの画面へ遷移するボタンを設置している。
-1. QUEST(クエスト)2. GALLERY(ギャラリー)
3. CHARACTER(キャラクター)
1. QUEST(クエスト)
-選択した3つの雲を操り、建物(敵)を倒すバトル。
-CHARACTER画面にて事前に3体の雲を選択する。
-雲が所持している2つのスキルを使用し、建物への攻撃、天候を操作する。
-ステージごとに建物(敵)の強さは変化する。
(ステージの数字が上がると敵の強さも上がる)
-クエスト終了後、ステージ選択画面に遷移する。
2. GALLERY(ギャラリー)
-キャラクター(雲、建物)の名前と能力、その特徴、
ゲームを進めていく上でのヒントを記載。
3. CHARACTER (キャラクター)
-コマンドバトルで使用するキャラクターを選択する。
アニメーション
-アニメーションを使用することにより、発生させた気象現象を可視化して、理解を促す。
キャラクターデザイン
-ユーザに対して、能動的に建物を破壊させることで、気象に関して考える機会を与える。
建物の破壊
-建物の破壊によって、気象現象の規模や強さを実感できる。
-ユーザに対して、能動的に建物を破壊させることで、気象に関して考える機会を与える。
被害額
-被害額は、ユーザが気象現象をいかに理解して、スキルを発生させているかを数字で表している。
雲の特徴を表したスキルを使用してゲームを進めていくことで、雲に対する知識を獲得。
(得られる知識例:雲の名前、種類、特徴、その雲から発生する気象現象など)
スキルによって引き起こされる災害を理解することで、気象現象発生のメカニズムを学習。
敵側としてプレイすることで、災害時のシチュエーションケースを連想させ、行動を促進する。
ゲームとしての面白さを作ることにより、気象への興味を持たせる。
今回のプロジェクト活動では、開発したアプリケーションを実際に使用したときの感想・レビューをもらうところまではいかなかった。
そのため、本プロジェクトに携わっていない方々からの客観的な意見をもらい、「vill air」の改善に努める。