5章.終末期ケア

がん・非がんを問わず、病状が進行すると全身性の強い苦痛が出現します。

対症療法の選択肢は限られており、鎮静や輸液の減量など、患者・家族とのコミュニケーションがより重要になる時期です

最終的に看取りに至るまでの流れを改めて整理し、その瞬間まで何ができるのかを考えましょう。

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5章1. 苦痛緩和のための鎮静

苦痛緩和のための鎮静は、様々な方法を試みても苦痛が緩和されない場合の最終手段であることが多く、実施に踏み切るには勇気がいりますが、患者さんにとっては最後の希望であることもしばしばあります。正しい手順を踏み、適切な鎮静が行えるようになりましょう。

【内容】
・治療抵抗性の苦痛、鎮静薬の定義、鎮静と安楽死の違い、鎮静実施のプロセス、倫理的妥当性の検討、間欠的鎮静、調節型鎮静、持続的深い鎮静、ミダゾラム、患者・家族への説明、鎮静の評価、呼吸抑制の評価、鎮静中の患者・家族ケア

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5章2. 終末期の輸液・栄養

終末期の患者に輸液や経腸栄養を行うべきか? 行うとしたら、何をどのくらい? なかなか難しい問題です。エビデンスは少ないのですが、今わかっていることに私見を加えてまとめました。

【内容】
・状態や予後の評価、輸液の目的、輸液にまつわるコミュニケーション、投与経路の検討、投与量と製剤選択、効果と副作用の評価、皮下輸液

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5章3. 予後予測・看取り

医師にとっては必須のスキルのはずなのに、案外教えてもらう機会がないのが「終末期~看取り」の作法についてです。いざ自分が患者さんを看取ることになったとき戸惑わないよう、基本を知っておきましょう。

【内容】
・予後予測の概要、予後予測ツール(PPI, PaPスコア, PiPS)、死亡前徴候、予後予測の伝え方、看取りのポイント、よくある質問

【確認クイズ:終末期ケア

理解度確認のためのクイズです。全問正解を目指しましょう!(下記リンクを押すとGoogleフォームが開きます)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdyuRbtwg4h9GS-vTawVKfThr1SY9yHVn6U4vza3BZdh0uFmw/viewform?usp=sf_link