OPTFハラスメント予防・対応規程
OPTFでは若手研究者にとって安心してのびのびと交流できる場を提供するためハラスメント予防・対応規程を定めています。
以下はウェブ版の規程になります。正式版はこちらから確認できます。
若手研究者が、団体を問わず安心して研究を遂行できることは、OPTFハラスメント予防・対応規程が宣言するところに一致します。よって、他団体が倫理規程等を策定する際、本規程を参照することを歓迎します。許諾は必要ありません。ただし、規程文を大きく転用する場合は、その旨を明記して下さい。
ハラスメント防止・対応規程宣言
オンライン政治理論研究会(以下OPTF)とOPTF参加者は、互いに人権を尊重し、ハラスメントのない場の実現に努めることを宣言し、ここにOPTFハラスメント防止・対応規程(以下本規程)を定めます。
なお、ハラスメントは以下のように定義されます。
自他の修学・教育・研究・職務上の諸条件や特性、また、人種・民族・国籍・宗教・思想信条・年齢・性的指向・性自認・身体的特徴・障害の有無などを利用して、相手方の意に反した不適切な仕方で、不利益や苦痛もしくはその脅威を与え、あるいは相手方の活動環境を悪化させる、あらゆる言動である。
ハラスメント対応規程
OPTF運営と幹事は、本規程の宣言の実現を旨として、OPTFの特定会員に対し大学や学会等がハラスメント認定を下した場合、一時的参加停止、退会勧告、強制退会措置を講ずる。
OPTF運営と幹事は、本規程の宣言の実現を旨として、OPTF運営と幹事の両者が、OPTFの特定会員の言動に本規程の宣言を著しく損なうものを認め、特に何らかの措置が必要であると判断した場合には、初期対処として引き離しのような環境調整措置を行ったうえで、審議の場を設け、注意、参加資格再確認、一時的参加停止、退会勧告、強制退会ほか、ハラスメントおよびハラスメント類似行為を防止し対処するための措置を講ずることができる。
措置実施の事実は、一時的参加停止、退会勧告および強制退会が行われた場合に限り、対象者名を匿名にしてOPTF内で公開する。
ハラスメント防止のために――OPTF参加者へのヒント
OPTFは初期対処・予防に注力することによって、上の宣言を実現することを目指します。明白なハラスメント関係へのエスカレーションを防げるような環境を整備するため、以下のような努力をOPTF参加者に求めます。
ハラスメントの生じない環境を能動的に維持する役回りを引き受けること。
研究上の議論などが白熱するとき、トーンを相互抑制すること。
研究会の環境改善につながるグッドプラクティスの共有を促進すること(研究方法ワークショップの議題の一つにする等)。
参加者各々は自己点検に努めること。OPTFコミュニティにおける適切な言動・振る舞いの基準の確認と更新に努めること。
各研究会の冒頭で、議論モードについて確認をすること。
日頃から所属する機関・学会のハラスメント対応体制について理解を深めておき、どのようなハラスメント対応のルートがあるかを把握しておくこと。
インフォーマルに相談を受けたら、被相談者は、傾聴に徹しつつ、相談者がどう事態に向き合い対処したいのかを整理・決定する手助けをすること。
忘れてはならないのが、相談者は、他ならぬあなたを信頼して相談してきているということです。
まずは、相談者の語る内容や感情を否定せず、じっくり聞くこと(事実関係と感情の整理を手伝うとよいです)。
被相談者が事態について評価を下したり、相談者の採るべき次の行動を決めようとしないこと(「まさかあの人が」のような発言に注意してください)。
次第に、相談者を励まし、どうするかを一緒に考えること(相談者の希望を優先し、勝手に対応を進めないこと)。
二次的に別の誰かに相談するときは、必ず相談者の同意を得ること。
相談内容の守秘を原則とすること。
OPTF運営
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