会場アンケート結果

<アンケート文面>

ドキュメンタリー映画西原村上映会にお越しいただき、こころから感謝申し上げます。西原村の皆様のご協力と全国200組の有志による支援により、この映画は完成しました(非営利プロジェクトです)

一.鑑賞後の印象は?次のうちどれだったでしょうか、 マルで囲んでください。

5良かった 4まあ良かった 3普通 2良くない 1評価しない

二.よろしければ、作品について「ご感想・ご意見・メッセージ」をお寄せください。

さしさわりなければ、以下お教えください(自由記入)。

〇性別: 男 ・ 女

〇年齢:

〇居住地:

(都道府県/市町村)

〇ご職業/学校:

ご協力ありがとうございました! 映画『西原村』プロジェクト・スタッフ一同

以下、ご回答を頂いたもの全て記載(コメントあり42 、評価のみ2)

.男 24歳 熊本市中央区 学生 映画の評価 5

「西原村出身で、今は市内に住んでいます。復興のことは、ほとんど知らないことばかりです。僕の知らない西原村を教えていただきありがとうございました。本当に感謝します」

.女 57歳 熊本市北区 ライフケアクリエーター 5

コメント「本音をぶつけ合いながら、最善を模索されるお姿が胸を打ちました。ぜひ、その後の再生の歩み、続編を期待します。(今年になり、みなし仮設の方々とゆるくつながり始めました。私も出来ることを致します。それが応援です)」

.女 38歳 熊本市 会社員 5

「住民の復興への気持ちは同じだけど… それぞれの環境や立場によって、複雑にからみあうのが、心苦しかった」

.女 72歳 福岡県大牟田市 5

「人の力のすごさを知りました。いっしょに力をあわせることのすごさを、知りました。ふるさとを愛する人の力を知りました。ありがとうございました」

.女 熊本市 5

「大切畑の方々のつながりを見ながら、これが東京なら、大都会で起きたらどうなるのだろうと、心が寒くなりました」

.男 63歳 西原村 退職者 5

「ドキュメンタリーのすごさを見せつけられた。本音で語り合う住民の心が伝わった」

.男 70歳 熊本市 5

「断層直近にお住いの方々の、残るか移転か、答えの出にくい葛藤が描かれていた。ドキュメントとして今後の姿も是非見たい」

.男 43歳 熊本市 5

「記録に残ることがまず大事と思います。大事な企画だったと思います。85分にまとめるため成人男性がストーリーの中心になっていたかと思いますが、その一方、西原村の女性、子どもらの姿、声がもっと見たかった。また、地元に残る方達が中心になっているが、土地を離れる、離散していく方達にとっての西原村も見たかった」

.女 51歳 熊本市 5

「分かりやすかったし、自分も被災者と思っていた気持ちが実は、まだまだ理解・実感できていなかったんだと改められました。被害にあわれた方たちのできるだけ早い復興を願っています。記録を残すこともとても大切なことだと思います。映画にして下さってありがとうございます」

10.女 57歳 西原村 5

「それぞれの再建に対する葛藤が感じられて、涙が出そうでした。我が家も大変だったけど、みな無事だったことや、応援にたくさんの方が来てくれた事など、感謝だなとあらためて思いました」

11.男 49歳 熊本市中央区(被災時西原村に在住) 会社員 5

「私は西原村で被災し、実家は大規模半壊で今年からようやく修理が始まりました。今回鑑賞させていただいた、まさにその画を目の当たりにしてきました。特に住人と役場の方の意見の食い違いの部分は、印象に残りました。ありがとうございました」

12.女 39歳 熊本市 5

「熊本市内が少しずつ落ち着き、他県から熊本地震の記憶もうすまってきている様に感じる今日この頃、この様な映画で、現実はまだまだ、何も変わらない人もいる。ということを伝えていって、いただきたい。私もその1人になっていきたいと思います」

13.男 3

「(※判読難しい冒頭)…の部分が少し混乱していて分かりにくかったです。住民の方々の立場も分かりづらかったので、これからの支援がどう必要なのか方向性が出れば良いと思います」

14. 熊本市中央区 観光業 5

「過度に感情をあおらず、本当の感情を着実に記録する姿勢、素晴らしいと思います。(上映後の)お話で西原村のことを聞いて、熊本の前に3年住んだ八重山の島を思い出した。地域のつながりが健在、にもかかわらず外部をウエルカムな所。続編にも期待します。頑張ってください!」

15.女 38歳 鹿児島市 ホテル勤務 5

「西原村の存在を、今回のクラウドファンディングで初めて知りました。隣の県で起こったことだけど、やっぱり他人事でニュースも『大変だねー』位にしか思っていませんでした。でも、生きていく為の、生活する為の選択が、こんなに大変なことなのかと思いました。同級生の2人が本音でぶつかり合いながらも、お互いを思い合っている姿が印象的でした。鹿児島で上映する時は、私の周りの人達にも見てもらいたいと思います」

16.女 52歳 熊本市 主婦 5

「西原村に両親をもつ娘です。映画に象徴されていたように、村の人々のつながりを、西原村から離れてみて、強く感じています。当時も娘はほぼ役に立たず、村の方のありがたさを感じました。映像で故郷の状況、人々の思いが残されることに感謝もうしあげます。ありがとうございました」

17.男 60歳 熊本市中央区 無職 5

「西原村は、熊本市から南阿蘇へ行く時の通過点として長いこと接してきた所でした。益城町や南阿蘇村には知人がいて、また報道も多くされていたのに対し、西原村についてはNHKの報道を見ていた程度です。(映画では)西原村について、そのNHKで断片的に知っていたことが、時系列で有機的につながっていくのが感じられました。できるなら、この続編が見てみたいという気持ちでいっぱいです。(この上映を知った、RKK)福ミミらじおでいい体験ができました」


18.女 53歳 山鹿市 会社員 5

「西原村であった上映会の際、音楽を担当された種子田さんが久保さんから『優しい曲を作ってほしい』と依頼があったと話されていました。映画を見終わって、その意味が私なりに分かった気がします。故郷というのは不思議だと思います。自分の事だけでなく、まわりの事を考えて苦しくなる。自分さえよければではない、何かが故郷にあるのかな。また心に残る作品に出会えることを楽しみにしています」

19.男 62歳 熊本市中央区 4

「野焼きのシーンが心に残っています。野山が黒くなった後、あざやかな緑の山になるように村の復興を願っています」

20.男 33歳 熊本市 会社員 5

「西原村の復興の現実を知ることができて良かった」

21.男 56歳 熊本市北区 農業 5

「昔の事と思える日が来ることを祈っています。自分のことがよみがえってきました。9ケ月の仮住まいは大変でした。(映画の)はじめのほうで地震のインパクトは流せないんだろうと思いました」

22.女 54歳 熊本市 農業 5

「今日ラジオ(RKK 太田黒浩一さんの映画紹介)を聴いて、我が家も大規模半壊となったので、来てみました。今まで思ったことのない経験をして人生、成長したと思います」

23.男 50歳 熊本市南区 5

「自宅が半壊しましたが、周囲の支援のお陰で生活を再建できたのを思い出しました」

24.男 44歳 玉名市 会社員 5

「DVDを購入したいです」

25.女 54歳 熊本県葦北郡 団体職員 5

「人のつながり、かっとう、親密さを感じました」

26.女 51歳 大津町 5

「ドキュメンタリーなので、シリアスで、とまどったり、思い出して怖くなるかもと思いましたが、とても心にすんなり入りました。本当にありがとうございました」

27.女 60歳 熊本市東区 パート 5

「記録として残して頂き、ありがとうございます!」

28.女 45歳 西原村 5

「地元で仕事もしているので、思ったより客観的にみれない部分がありました。また少し時間が経って見たら感想も違ってくるかもしれません。ありがとうございました」

29.男 61歳 熊本市 5

「久保ディレクターに感謝です。西原村の役場の方と住民の方の信頼関係が印象に残りました」

30.男 45歳 熊本市 小学校教員 5

「子どもたちに伝え続けなければならないことだと思う。様々な葛藤を映像にして頂き、とてもよかった。今後、授業などに生かしていきたい」

31.男 70歳 熊本市南区 無職 5

「地震後の西原村の方々の苦労を改めて知りました」

32.女 51歳 鹿児島市 会社員 5

「人々の葛藤や対立、あきらめ、辛さなどシビアな中にも、前を向いていく人間の強さを感じました。厳しいシーンのあいまあいまの空の美しさ、鳥の鳴き声もすばらしかったです。内村さんの最後に絞り出すような故郷への思い、嬉しかったです。カメラに温かく見守られている気がしました」

33.男 81歳 熊本市西区 5

「場面、音、共によく撮れていたが、雨の日のみなさんの過ごし方はどうだったか、想像はできますか、シーンに入れるとすれば?」

34.男 67歳 福岡県太宰府市 5

「真実を伝えるむずかしさがわかった。人々の心のゆれがわかった。仲間っていいなぁ(同級生)。住民と行政の役割が良くわかった」

35.男 42歳 熊本市 教育関係者 3

「子供、年配者視点の作品も見てみたいと思いました」

36.男 33歳 菊池郡大津町 自営業 5

「被災者と行政のリアルなやりとりがよく見れた。今後の西原村の復興も映像に撮ってほしい」

37. 4

「震度7を経験した西原村の方たちの地震のあとの状況を知りたくて鑑賞しました。復興のために役場の方や住民の方がどれだけ苦労したかがよくわかって、そりゃぁケンカもするよなと思いました。みんな初めての出来事で余裕もなかったと思いますが、立派だったと思いました」

38.男 56歳 大津町 自営業 5

「良いドキュメンタリー作品でした。ありがとうございます。西原村の住人ではありませんが、村をよく知る者として、西原村らしさが良く表現できていると思いました。より今後、西原村が発展して行く、と思いました」

39.女 52歳 熊本市北区 主婦 5

「熊本市内在住の私でさえも地震はトラウマになっているので西原村の方の上映感想を拝見して、フラッシュバックして泣けたという気持ちに胸が痛みました。お身内を亡くされている方(奥様)の気持ちもわかるな、と思いました。『復興』というのがいかに大変か、ここまでふみこんだ内情、初めて知り、役場の方々のがんばりに頭が下がる思いです。ひとつ残念だったのが、映画のスタート映像が4/16~だったと思われ、やはり大地震を2回も経験した恐怖は忘れられないので、当事者の1人としては、他県の方に見ていただいても、その事がわかってもらえないのでは?とちょっと残念。上映会等で2回の大地震があったという点もお伝えして頂きたいと希望です。前震の後にまた来るかも、という備え、心の準備を全国の方に持ってほしいのです」

40.女 50代 熊本市 会社員 5

「大好きな西原村のドキュメント映画を作って頂いて、ありがとうございました。西原村に(遊びに)行くことが私にできることと思い、これからも応援していきます」

41.女 72歳 熊本市帯山 主婦 5

「同じ熊本に住んでいて、こんなにも壮絶ないろんな出来事があってたのだということが、よくわかりました。製作されたスタッフの方々に敬服しました。もっと多くの人達に見てほしいです」

42.男 65歳 熊本市東区画図町 無職 5

「人々の会話が自然に撮影されていた事にビックリした。西原村の人々や取材対象者との関係が非常に密になっている事、信頼されている事が良く判った」

以下は2名分コメントなし、評価のみ

男 50歳 熊本市南区 会社員 5

女 67歳 福岡県大牟田市 5

手元に来た、知人からの感想メール

「映画は災害に襲われた村の復興をどうするか、それぞれのこれからの生き方をどうするか。住民と住民、住民と行政の間の真剣なやりとりがよく描かれていたと思います。映画では一応、村の復興再生に向かって住民が団結して取り組んでいくという方向性が描かれていて救われた気持ちです。

その様子を見ながら、ぼくは自分の生まれ育った村のことばかりが浮かんできました。ぼくの実家は岡山市の東の端、江戸時代に埋め立てられた平野からちょっと上がった集落にあります。戸数は30程度、映画に出てきた大切畑ぐらいでしょうか。丘陵に挟まれた狭い土地に密集して家々が建っています。

幸いなことに、ぼくが生まれてこの方大きな天災を受けたことはありません。それぞれの世帯の殆どの収入は会社勤めからのものです。

年に一二度帰るたびに、周囲の段々畑が草木に覆われていくのがわかります。僕の実家もそうですが、年寄りだけの家が多くなりました。7人いた同級生ももう誰も住んでいません。

西原村は激烈な災害に見舞われ、文字通り壊滅的な状況からの再生に向かう葛藤とエネルギーがあふれていましたが、ぼくの村は緩慢に死に向かって歩んでいるようにしか見えません。お盆に帰省するとぼくより年寄りの青年団が小さな夏祭りを主催しています。しかしこれから集落をコミュニティどうしようかという議論は見えません。村の死を暗黙のうちに認めているのでしょう。

「家」と「家族」、「土地」と「コミュニティ」。それは誰もが、何処もが抱えている問題です。

震災は悲劇でしたけどそのテーマを浮き彫りにしてそこに住むそれぞれに突きつける、考えさせる強い原動力になっていますね。それを描いているこの映画は『緩慢な死』を迎えつつある多くの集落、コミュニティにとって貴重な記録になると思います。と、書いていて、(居住している)水俣も同じだなと思いました。過酷な運命、もがく人々、60年たってもまだもがき続けている水俣です。でもここには希望はあります。それから、行政の動き、村レベルでは行政に人の顔が見えていいですよね。

国や大企業には顔が見えないのが、水俣病の教訓であり悲劇でした。そんな気がします。…一緒にいった仲間もみんなよかったと言ってました」 水俣市 男