■2025年8月のにほんごサロン(活動日:8/2、8/9、8/30)
大分報告の間が空いてしまいましたが、毎月ちゃんと活動していますよ。
夏休みということで帰国した家族もいますし、暑くて外にでたくない子たちもいたでしょう。全体的に参加者は少なめでした。
夏休みもあと1日ということで、さよなら夏休みイベントとして、「すいかわり」と「箱の中身あてゲーム」をしました。
すいかわりなんて、見たことも聞いたこともない子たちもいました。
そもそも誰が考えた夏の遊びなのかと思いますが、、。初めての人もそうでない子たちも大盛り上がりでした。
立派なおいしいすいかでした。
すいかわりでは右、左が混乱する子もいましたし、そもそも細かい指示が理解できないと正しい方向にすすめない、そして箱の中身あてゲームでは手触りや形を表す表現や物の名前を知らないと当てられない、ということで、実は日本語学習要素が詰まっています。こうやって、学習していることを感じさせないで、実はしっかり言葉の勉強になっているような活動が大好きです。
■2025年2月のにほんごサロン(活動日:2/1、2/8、2/15)
初のオンライン参加者です。
中学生の女の子がいるが、土曜日に通える日本語教室が地元になく、子どもが国に帰りたいと言っているという保護者から連絡がありました。聞けば、本当は日本語が話せるけれど、性格的に引っ込み思案で、間違ったり笑われたりしたらどうしようと怖くて発話できないとのことでした。
そういう子、すごくたくさんいると思います。
お子さんに少し声をかけてみたら、画面越しなのにガチガチに固まっているのがわかるくらいで、うなずくこともできない様子。じゃあまず体をほぐそうということで、手の体操をしたり、好きなおもちゃを取ってきてもらったり、フィジカルから攻めてみました。
おもちゃの紹介で笑顔が見えたので、作戦成功~。
そうしたらなんと、弟君も登場。
隣でお姉ちゃんのずっと様子をうかがっていたよう。
2人になったら、なにやらこそこそ話しながらさらに緊張が解けてきました。
対面で勉強している同国の仲間にかわるがわる登場してもらい、母語で話せたのもよかったと思います。
初日は蚊の鳴くような声でしたが、3回目には普通の声量で話せるようになりました。
このまま話す練習をして自信をつけてもらえればいいなと思います。
■2025年1月のにほんごサロン(活動日:1/11、1/18)
久しぶりに参加してくれた小学生がいました。ほとんど日本語を話せないので、ではみんなでできる活動は、、と考え、ジェスチャーゲームをすることにしました。タブレット上に表示されるお題を見て、中程度のレベルの子は、漢字が読めるか、意味が分かるかの確認ができ、話せない子は動きと言葉をつなげる練習ができます。
ジェスチャーの中に文化的な要素や、個性がちらりと見えて、時に大爆笑の起こる楽しい活動になりました。
■2024年12月のにほんごサロン(活動日:12/7、12/14、12/21)
21日はマイカップを持参して、ネパールお茶会を開催しました。ネパール出身の方が新大久保のネパール食材店で買ってきてくれたお茶の葉で、本場のチャイを堪能。ローレルやグローブ、カルダモンといったスパイスと、コショウが入っていて、爽やかさの中にピリッとした味があり、とても美味しかったです。
子どもたちは、夜の別のパーティ本番に向けて、リハーサルとしてダンスを披露。
日本文化にはない動きというか、エキゾチックで何回見ても、素敵です。
お菓子も大量に集まり、話が弾みました。
後日いただいたお茶の葉とハーブで、同じように作ってみました。美味しいけど、なんだか後味がねっとりで、何かが違う。。なぜでしょうか。。
そのほかの日は、ちゃんと勉強もしましたよ。
漢字の勉強をしている5年生は、ちいさーい字で書いていました。高学年になると女子の間で小さい文字が流行る謎。ただそんな小さな字でも形をとれるようになったということでしょう。
■2024年11月のにほんごサロン(活動日:11/2、11/9、11/16)
11月2日、狛江から他の市に引っ越しした中学生メンバーが中心となり企画してくれた「おはなしカフェ」を開催しました。自分の中学校で募った協力者と一緒に、約2か月間、企画から頑張ってくれました。
当日はいくつかのテーブルに分かれ、中学生たちがファシリテーターとなって、興味のあることや学校のことをテーマに自由におしゃべりしました。
子どもたちはみんな海外にルーツがあったり、海外に住んでいたりとこれまで実体験として異文化に触れてきており、ほとんどの子が初対面だったにもかかわらず、すぐに打ち解けて各テーブルとも盛り上がっていました。
フリートークの後は、クイズ大会。
事前にサロンに参加できなかった子はその場で3択クイズを考えます。
うれしかったのは、普段は絶対こういったものには参加しないだろう子たちも積極的に参加してくれたことです。母国の文化や言葉を問題にしたのがよかったのかもしれません。自分のルーツに興味を持ってくれることがうれしい、母国や母語について知ってほしい、日本人よりこの部分はよく知っているなど、子どもたちの自信やルーツへの誇りを刺激できる活動になりました。
○○は○○語でなんという?○○で一番人気の食べものはなど、どれもとてもよくできていて、こちらも大盛り上がり。
あっという間の1時間半でした。
もっとたくさんの同じ年代の子とふれ合う機会を、これからも多く作り出していけたらと思います。
■2024年10月のにほんごサロン(活動日:10/5、10/12、10/19)
10月12日に、国際交流協会と共同でお料理教室を開催しました。
いつもは日本語を教えられる側のお母さんたちが、今日は先生に変身。
フィリピンの豚肉とレバーのトマト煮込み・メヌードとココナツジュース・プコ、ネパールのセルロティ作りに挑戦しました。
先生たちがレシピや材料を説明すると、日本の食卓ではなかなか見ない食材もあり、これは何?やどこで買えるの?などの質問が飛び交っていました。子どもたちも積極的にお手伝いに参加。包丁の使い方も火の使い方もとても上手です。たまに失敗がありながらもできた料理は、みんなで美味しくいただきました。
地域の人たちに母国の料理文化の紹介もでき、お互いに新たな出会いの場ともなり、地域コミュニティの輪が広がったイベントになりました。
■2024年9月のにほんごサロン(活動日:9/7、9/14、9/21)
11月開催の中学生イベントに向けて、他地域の中学に通う中学生たちが参加してくれました。
もちろん初対面なのに、子どもたちはすぐに仲よくなり、大いに盛り上がっていました。
また日本語ポートフォリオを使用して、自分の日本語レベルをチェックしてみました。
支援者にも概要を説明し、「やり取り」の箇所だけのチェック。対になった支援者と一項目ずつ確認していきます。
週1回1時間半だけのサロンなので、どうしても積み上げ型の学習は難しく、その場限りの勉強になってしまいます。どうすれば効果的な活動ができるかいつも考えていますが、毎回何を勉強するのかを明確にしてから取り組むのがよいのではないかと思いました。
子どもにとっては難しそうなので、他の素材を探そうと思います。
小さい子たちは木のブロックを使ってマイクラワールドづくりに夢中です。
■2024年8月のにほんごサロン
夏休み中は帰国するメンバーが多く、少人数での開催です。
ですが、次の日にある市役所での盆踊りに参加したい子どもたちがいたため、急遽ゆかたを準備したり、着つけるために必要なものを説明したりと、バタバタでした。
本番ではみんな可愛く着付けさせてもらい、30分ほど踊りの練習してからの本番。
踊りが好きなメンバーは先生のすぐ後について、だれよりも熱心に踊っていました。
8/10のサロンでは、南海トラフ地震注意報が出されたことから、防災グッズや自分の住む地域の避難場所、どう行動するかについて話し合いました。
親より日本語が分かる子供たちは、災害が起きたとき、すぐ近くにいる日本語の分からない家族や知り合いに、
危険を知らせる役目をしなければいけないかもしれません。
責任の重い役割ですが、自分の役割とわかってくれたのでしょうか。とても真剣に聞いていました。
8/3
8/4
8/10
■2024年7月のにほんごサロンと夏休み勉強会
読み聞かせでは、みんなでダンス(体操?)。
また後日開催する多国籍料理教室で講師になる人は、メニューを考え、レシピを作ってみました。料理用語はまだ独特なので、お互いなかなか理解するのが難しい。たくさんのジャスチャーを使って、なんとか完成しました。
小中学校が夏休みになったので、夏休みの勉強会を開催しました。みんな宿題を持ってきましたが、まず学校からのプリントをみて宿題の内容を確認。そのままでは難しいので、やさしい日本語にしたり、あの手この手を使って理解します。特に中学生の宿題は、自分でアイデアを出し、まとめるの宿題が多く、どれをどこまでサポートできるのか、悩ましいものでした。
7/13
7/20
7/24
■2024年6月のにほんごサロン
6/6 日本に短期滞在する子どもたちが新しく参加。日本語はほぼ話せないので、鉄板人気の活動「折り紙」をしました。
おり方の説明は母語でしたが、「ここを折るんだよ」とか「よくわからない」とか、折り紙を介しコミュニケーションをとりながら仲よく活動しました。
6/13 本の読み聞かせの後は、木工工作。多くの子どもたちが集まってくれました。
作るのは、木の実のブレスレットと、ゴム鉄砲。
とても賑やかな活動になりました。
■2024年5月のにほんごサロン
5月はGWがあったため、2回の開催。
最近中学生以上の子どもたちが増えたため、しっかり勉強することが多い日本語サロン。
絵カードを使って、基本の言葉を学ぶグループ、語彙集から選んだいろいろなテーマについて話すグループ、文法を勉強するグループ、それぞれです。
小さい子はおしゃべりしながら絵をかいたり、折り紙をしたり。
日本語の習得レベルが違う参加者たちですが、うまくグループワークできるようになってきました。
■3月9日
狛江市国際交流協主催日本語スピーチコンテスト直前のにほんごサロン。
参加者たちは最後の追い込みです。
去年は、生徒メンバーにとってまだまだ長いスピーチは難しいということで、
当団体用の特別枠を設けてもらい、なんでもいいから一言でも話せればOKという形で参加したこの大会、
なんと今年は、半分以上のメンバーが審査員に審査され順位も付けられるコンペティション部門に参加。
自分たちで話すテーマを決めるところから始め、
原稿用紙3枚以上の文章が書けるようになり、読み間違いが減り、発音もわかりやすくなり、と
日本語能力が確実にスキルアップとしていることを実感できた日でした。
特にお母さんたちの、自国の文化をわかってほしい、紹介したいという気持ちが強く伝わり、
双方向の文化交流の大切さを改めて感じました。
またこの日はモンゴルから来日したばかりのご一家も参加。
とても熱心に勉強していました。
■3月16日
団体設立時から私たちのお世話に奔走してくれたこまえくぼの白石さんが4月から異動されることになり、
ささやかなお礼の会を開きました。
2年半本当にありがとうございました。そして引き続き、サロンにも遊びに来てください。
りぷりんと・狛江かわせみさんの、楽しい読み聞かせが終わった後は、
今日もみんなちゃんと勉強モードに。
うまくグループ分けもできたので、それぞれのレベルにあった活動ができました。
小さい子たちは初めて会ったのにすぐに仲良くなって、絵を描いていました。
今年度のにほんごサロンはこの日で最後。
子どもたちは学年が上がって環境が変わり、当分あわただしくなると思いますが、
また来年度も元気ににほんごサロンにきてくれるといいなと思います。
■2024年3月9日、3月16日のにほんごサロン
■3月9日
狛江市国際交流協主催日本語スピーチコンテスト直前のにほんごサロン。
参加者たちは最後の追い込みです。
去年は、生徒メンバーにとってまだまだ長いスピーチは難しいということで、
当団体用の特別枠を設けてもらい、なんでもいいから一言でも話せればOKという形で参加したこの大会、
なんと今年は、半分以上のメンバーが審査員に審査され順位も付けられるコンペティション部門に参加。
自分たちで話すテーマを決めるところから始め、
原稿用紙3枚以上の文章が書けるようになり、読み間違いが減り、発音もわかりやすくなり、と
日本語能力が確実にスキルアップとしていることを実感できた日でした。
特にお母さんたちの、自国の文化をわかってほしい、紹介したいという気持ちが強く伝わり、
双方向の文化交流の大切さを改めて感じました。
またこの日はモンゴルから来日したばかりのご一家も参加。
とても熱心に勉強していました。
■3月16日
団体設立時から私たちのお世話に奔走してくれたこまえくぼの白石さんが4月から異動されることになり、
ささやかなお礼の会を開きました。
2年半本当にありがとうございました。そして引き続き、サロンにも遊びに来てください。
りぷりんと・狛江かわせみさんの、楽しい読み聞かせが終わった後は、
今日もみんなちゃんと勉強モードに。
うまくグループ分けもできたので、それぞれのレベルにあった活動ができました。
小さい子たちは初めて会ったのにすぐに仲良くなって、絵を描いていました。
今年度のにほんごサロンはこの日で最後。
子どもたちは学年が上がって環境が変わり、当分あわただしくなると思いますが、
また来年度も元気ににほんごサロンにきてくれるといいなと思います。
■2024年2月16日のにほんごサロン
この日は狛江国際交流協会主催の餅つき大会に参加しました。
会場は大盛況。入れ替わり立ち代わり、たくさんの人が訪れていました。
小さい子も子ども用の杵を持ち、杵の重さにふらふらしながらも、
一生懸命餅をつきました。
そしてお母さんたちの番になると、誰よりも力強い餅をつく音が響きました。
経験者なのでしょうか? どのお母さんも腰が入っていてとても上手。
つきたてのお餅はとろとろモチモチで、これまた美味しい。
定番のあんこや大根、きなこやしょうゆに加え、ナッツ、小松菜の胡麻和えなど、
三重地方で食べられているというトッピングも加わり、
どれも美味しくいただきました。
■2024年1月6日・13日のにほんごサロン
冬休み中は、参加者が少ないかなと思っていたのですが、
いつものメンバーが集まってくれました。
6日は年賀状作り。にほんごサロンに年賀状を出すという体で、
文章を書く、住所を書く練習です。
ついでに自分の住所もわかっているか確認。
保護者はさすがにわかっていましたが、子どもたちは、、、。
高学年の子はさすがに住所を覚えてほしいところです。
日本で育った子たちは、さすが、すっかり日本風キャラの書き方を体得しています。
夏に来たネパール人姉妹も、
なんとなく日本風キャラが描けるようになってきたような。
ところで子どもたちが描く絵の風味も、国によって違うんでしょうか。
そのうちテーマにしてみたら面白そうです。
16日は、3月に参加予定のスピーチコンテストの準備を始めました。
去年は時間がなく十分な準備ができなかったので、にほんごしえんメンバーという別枠参加でしたが、
今年はたくさん練習し、コンペティション部門にも参加者が出せればいいなと思っています。
■2023年12月16日 読み聞かせ&多国籍お菓子パーティ
今年最後のにほんごサロン、いうことでメンバーから提案があり、
多国籍お菓子パーティーを開催することになりました。
前半はりぷりんと・狛江 かわせみさんによる読み聞かせです。
クリスマス・冬がテーマの絵本の素晴らしい読み聞かせをして下さり、さらには子どもたちにかわいいプレゼント。
いつもありがとうございます。
後半はお待ちかねのお菓子パーティ。
メキシコ、ネパール、フィリピン、そして日本の
各国の家庭で食べられるような、まさに国の味、家庭の味のお菓子たちです。
並んだお菓子を少し紹介。
・アロス・コン・レチェ 米のミルク煮にレーズン&シナモン(メキシコ)
・セルロティ お米でできた揚げドーナツ(ネパール)
・プトマヤ バナナの皮に包んだ黒米のちまき(フィリピン)
・ビーコ お米のココナツ煮(フィリピン)
・マハブランカ コーンとココナッツプリン
なんと、どの国もお米が材料のお菓子。アジアのつながりを感じます。
ネパール人に大人気でだったのが、メキシコ料理のアロス・コン・レチェ。
同じような料理があるそうで、懐かしそうにしつつ、たくさん食べていました。
フィリピンにも似た料理があるようなので、日本人には少しチャレンジングなお味ですが、
世界ではポピュラーな料理方法なのかも。
そしてフィリピンの方はビーコにさらにココアをかけて食べていて、、
お米にココナツミルクはOKですが、お米にココア、、、。衝撃でした。
ちなみに日本のお菓子はようかん、あんこ入りどら焼き、おかき。
おかき以外は甘く煮た豆が材料。
海外勢は、甘いお米は大丈夫でも、甘い豆は苦手な人もいるようでした。
文化比較すると、本当に不思議で奥が深く、面白いです。
安定して人気だったのが差し入れのミカン。
みなさん話も弾み、新たな発見もたくさん、
そして口の中が多国籍の味で満たされた、2023年最後のサロンでした。
■2023年12月2日・9日のにほんごサロン
■2023年12月2日・9日のにほんごサロン
めずらしく子どもたちも勉強ムードのにほんごサロン。
いつもは遊びたがる子も、おとなしく作文の練習をしています。
久しぶりに来た受験生の子や新メンバーも加わり、
それぞれの勉強に勤しんでいました。
小さい子は目の前にある西河原公園へ。
ちょうどプレーパークの開園日だったので、目いっぱい遊んでいたようです。
■2023年11月25日 にほんごワークショップ
今年は、去年も参加してくれた声優団体・有限会社銀プロダクションの皆様に加え、
元NHKアナウンサーであり、こまえにほんごしえんのメンバーでもある佐塚元章さんを迎え
開催することになりました。
まずは佐塚さんによるミニアナウンサー講座。
佐塚さんは甲子園やプロ野球、オリンピックの実況中継などを担当してきた、実はすごい方なのです。
佐塚さんの輝かしい経歴をうかがった後、
担当されていたNHKの昼のラジオ番組「ひるのいこい」のテーマ曲に乗せ、
参加者の方に実際に「ひるのいこい」で読むような短い記事を読んでもらいました。
聞いている相手を想像する、常に時間を気にするなど、アナウンサーの重要なポイントを確認します。
とくに「ひるのいこい」は、昼の時間帯に放送される番組。
聞いてる人が、リラックスできるよう、やさしく語り掛けるように話します。
難しいチャレンジでしたが、たどたどしくも一生懸命に原稿を読む
かわいい子どもアナウンサーたちの姿に拍手が贈られました。
そしてがらりと変わって、緊急地震速報の実演。
プロのアナウンサーの原稿読みを目の前で見て聞けるとは、とっても貴重な体験でした。
そして次は銀プロダクションの方たちによる声優体験です。
まず代表の辻子さんが、笑いのバリエーションを披露してくれました。
皆も一緒に笑ってみたら、笑っていること自体が面白いという、ハイな雰囲気の会場になりました。
悪い笑いや豪快な笑いなどを楽しんだら、
お子様におなじみ「パンダうさぎコアラ」の童謡で軽くウォーミングアップし、
いよいよアフレコ体験です。
まずはデモンストレーション。
現役声優さんたちの、某番組の生のアフレコが目の前で繰り広げられ、みんな度肝を抜かれた表情。
やっているのは二人なのに、何人もの声が聞こえてきます。どんな喉なのでしょうか。
早速参加者もトライしてみますが、まず映像を見ながら原稿を読むのが難しそう。
セリフの始まりの合図をもらっても、一瞬でも詰まると遅れてしまい、映像についていけません。。
さらにそこに感情を乗せるとなるととても高度な技です。
でもこういう場合、誰でも聞きなれた、キャラに似た声と口調を意識してしまうものですね。
なんとなくみんな似ていました。
中には経験者かと思うような、隠れた才能を見せてくれた参加者もいました。
日本語学習者にとって、
~ね、~だわといった終助詞、感嘆詞、オノマトペは、
意味が分かっていたとしてもなかなか使いこなせない、上級超レベルの日本語です。
とはいえ、とても自然な日本語ですので、今回はそれらに楽しく触れることができました。
そして会場には、狛江市環境マスコットキャラクター・えこまさんと
埼玉県入間市のお茶のマスコットキャラクター・いるティー、
二匹?のスペシャルゲストも来てくれました。
えこまさんは、野川・多摩川のみず、狛江の緑、狛江の桜を体現し、
さらに手はあなたの心の中にあるふわふわしたもの、足はえだまめ、
しっぽは多摩川のあゆという、自然派のキメラのような。。
いるティーは、入間市の「いる」とお茶の「ティー」から名付けられた、
入間市の鳥「ひばり」の男の子です。
目標は、わんぱく相撲で優勝することということで、まわしを付けています。
昔入間市では相撲が盛んだったそうです。
いるティーはおいしいお茶を持ってくれて、皆にごちそうしてくれました。
えこまさんの迫力と、いるティーの可愛さに、子どもたちは大喜び。
ここぞとばかりに触りまくって、あまり周りが見えない二匹のためにエスコートもしてくれたのでした。
なかなか見れないゆるキャラコラボでした。
最後に今回講師として協力してくださった佐塚さん、
辻子さんをはじめとする銀プロダクションの皆々様、改めて感謝を申し上げます。
打ち合わせをはじめ、準備、そして楽しい本番と、
たくさんの時間をにほんごしえんに割いてくださり、本当にありがとうございました!
■2023年11月11日 子どもサポーター初回活動日
子どもサポーター活動、第1回目です。新たに参加してくれたのは、市内の小学生4人とお母さん達+α(未就学児、赤ちゃんなど)。
はじめに、子どもサポーターの仕事について説明しました。もちろん日本に来たばかりの子に日本のことを教えてあげることも大事な仕事ですが、外国の知らないことを教えてもらうのも大事な仕事。
どちらかがどちらかを一方的にサポートするのではなく、
どこかで会ったら挨拶をする、困っていそうだったら声をかける、一緒に遊ぶ、つまり「お友達になる」事が
一番大事な事です。
この話をしてから、簡単なオリエンテーションとして、ペアになって新聞紙ゲームをしました。
広げた新聞紙の上に2人で立ち、リーダーとじゃんけんをして負けたチームは、新聞を半分に折りたたむ、
負け続けて新聞紙の上に立てなくなったらチームが負け。
そのあと、日本人の子だけやさしい日本語についてすこしお話。学校の言葉をやさしい日本語に変換する方法を学びます。少し難しかったかも。その間、他の子たちは、模造紙にみんなで遊ぶゲームの説明を書きます。
やさしい日本語講座が終わったら、今日やる遊びの発表です。遊んだのは中国発祥?の「しっぽ食い蛇」。
手をつないで、しっぽ役が頭役に食べられないように、くねくねくねくね。さすが、子どもたち。すぐにエキサイトして、かなり盛り上がりました。かなり体力を使う遊びです。
子ども達からは楽しかった、もっとやりたかった等の声が出て、楽しんでくれたことに一安心です。
来月の子どもサポーター活動は、12月9日(土)です。天気が良ければ外で遊びたいと思います。
■2023年11月4日 ロング自己紹介
新しく参加してくれた子がいたので、またいつもの全員参加の自己紹介です。もういままで何回やったでしょうか。
初めてのときは、名前とよろしくお願いしますくらいしか言えなかった子やお母さんたちも、すっかり慣れて、自信をもってしっかり発表できています。
紹介するのは四つ。名前、小学校、学年、好きな事、好きなもの。そして今回は他の人の好きなことについて質問してみるという形式を取ってみました。
予想以上にどんどん質問がでてきて止まりません。
猫が好きと言った子には、なぜ猫が好きなんですか?、電車や乗り物が好きと言う子には、電車のどんな所か好きですか?など、なかなか答えづらい難質問が続出。
15分くらいで終わるかと思ったら、とても長い自己紹介タイムになりました。
これまで支援者間でも、個人的な事を話す機会はあまりなかったので、今回のロング自己紹介で一緒に活動している仲間の意外な趣味、共通点などが見つかり、よい発見もありました。
■2023年10月7日・14日・21日のにほんごサロン
10月7日 昔あそびの会、お手玉の会のメンバーがいらっしゃってくれました。2回目の昔あそびですが、今回もまた、子どもたちは一生懸命遊んでいました。シンプルだからこそ、はまってしまう昔遊び。みんな集中していて話しかけてもスルーです。初めて来たメンバーはやや緊張した様子。日本の遊びはどうだったでしょうか。。
10月14日 久しぶりのメンバーや、新しいメンバーや赤ちゃん参加者もいて、大賑わいのにほんごサロンでした。
まだ日本に来たばかりの姉妹は、同じ学校の子たちに自己紹介をして折り紙を教えてもらいます。お互い緊張した様子ですが、たくさんのハートを作っていました。
中学生たちの中には受験生が二人もいるので、こちらはしっかり勉強。
ママたちもいつも通り、誰より熱心に勉強しています。
あまり勉強したくない子は、お店屋さんごっこです。でも、スリーヒントクイズを出したり、お金の計算をしたりして、実は勉強になっているのです。
10月21日 読み聞かせの日です。ホネの本や猫の仲間の本、どんぐりの本など、みんな楽しいお話に引き込まれていました。途中、パンダの体操でブレイク。背伸びしたり、四股を踏んだり、いい汗をかきました。
今回は、一番面白かった本、その理由と読んでみたい本を紙に書いて発表してもらいました。
一番人気は「パンダの仲良し体操」。体を動かしながら言葉を覚える勉強法もあるくらいなので、実はとてもいい方法なのでは、と思いました。
■2023年9月16日 にほんごサロン
読み聞かせ・音読・新しい言葉
この日は読み聞かせデーです。
りぷりんと・狛江かわせみの皆さんが、今回もたのしい本を読んでくれました。
季節の本や、1と2を違う言い方で表現する本、迫力の大型絵本など、
みんな楽しみながらも真剣に聞いています。
折り紙のコマもいただきました。いつもありがとうございます。
そのあとは、いつもの音読。
今日の目標は、新しい語彙を3つ覚えること!
今回のポイントは
・自分の日本語レベルにあった本を読む。
・支援者は、生徒が本を読み終わるまで意味を教えたり、口をはさんだりしない。
読み方が分からなかったり、発音がおかしい時だけ教える。
・読み終わったら、知らない語彙を3つ選んで、意味や使い方を確認する。
・最後に新しい言葉を発表する。
新しい言葉として、名詞ではなく、感嘆詞を選んだ人もいて、
そうだよね、短い感嘆詞だって、言語が違えば音も変わって意味が分からないよね、
と改めて感じました。
今後も音読は続けていきます。
次回のにほんごサロンは、10月7日。
場所は西河原公民館になります。お手玉の会さんが来てくれます。
■2023年9月2日 にほんごサロン
音読・ポスターづくり・母語で自己紹介・太陽暦
~やさしい日本語~
きょうも はじめに ほんを よみました。
こえに だして よみます。
ことばが わからなくても にほんごのおとや もじに なれましょう。
そのあとは ″こまえふぇすてぃばる″のぽすたーを つくりました。
おとなは じぶんの くにの ことばと にほんごを つかい じぶんの ことを かきました。
こどもたちは、″え″や ″ゆめ″を かきました。
とても すてきです。
ポスターは 9がつ 9にちと 10にちの ″こまえふぇすてぃばる″で かざります。ぜひ みてください!
おとなが かいた ぶんを こえに だして よみました。
ふぃりぴんの びさやごは どうにか こえに だすことが できました。
しかし ねぱーるごは おなじ おとを だすことが できません。
きいた ことが ない おとです。にほんごを べんきょうする ひとの たいへんさが わかりました。
うまれた ひにちの ちかい こどもが いました。みんなで てを たたいて そしてことばを おくり いわいました。
ねぱーるでは ″びくらむ″の こよみをつかいます。
ねぱーるでは いまは 2080ねんの 5がつ!
1つきは、29〜32にち。
なので にほんで つかっている ″にし よーろっぱ″の こよみを つかうと つぎの うまれた ひにちは かわるそうです!
きょうも たがいの くにを しりました。おどろきや よろこびが あり とても たのしい 1にちでした。
つぎは 9がつ9にちです。みんなで ″こまえふぇすてぃばる″へいきます。いっしょに いきましょう!
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小学校は夏休みが終わりましたが、まだお出かけする子が多く、参加者は少なめ。
その代わり、夏休み中ずっと帰国していた親子が、久しぶりに参加してくれました。
この日も初めは音読から。
本の内容や言葉の意味が分からなくてもOK。声に出すことで、日本語の音や文字に慣れることが狙いです。
そのあとは、来週急遽ポスター参加が決まった「狛江フェスティバル」用のポスター作りに移ります。お母さんたちには、母語と日本語で自己紹介を、子どもは絵や将来の夢を書いてもらいました。
ポスターは、来週9月9日と10日に行われる、狛江フェスティバル会場内子どもブースの壁に貼ってくださるそうなので、ぜひご覧ください。
さて、お母さんたちに書いてもらった母語での自己紹介ですが、せっかくなので読んでもらうと、場は即席外国語講座に。
ビサヤ語はローマ字読みで何とか音は出せそう(意味は全く分かりませんが)、一方ネパール語は、まず同じ音が出せません。
なんとなく日本語に近い音はありますが、何かと何かの混ざった音、聞いたことのない音。
口の中をどう動かせばその音が出るのかが、わかりません。
何度やってもうまく発音できず、なんでこの人言えないんだろうという顔をされました。
日本語学習者の気持ちを改めて体験しました。
そして、今年の9月4日はいつも来てくれているネパール人の男の子の誕生日だということで、拍手と言葉でお祝いしました。
今年の、というのは、ネパールのビクラム歴での誕生日のため、西暦だと毎年誕生日が変わってしまい、まだ来年の誕生日が西暦のいつになるか分からないのです。
ネパールのビクラム歴では、今は2080年5月。
そして1か月は29~32日間の間で毎年変わるとのこと。
今日もとても楽しい文化交流ができた一日でした。
来週9月9日は、部屋で少し活動をした後、みんなで狛江フェスティバルに行く予定です。
■2023年8月19日 にほんごしえん
りぷりんと・狛江かわせみさんによる読み聞かせの日です。
りぷりんと・狛江かわせみさんによる読み聞かせの日です。
きょうも楽しい本を紹介してくださいました。みんなわくわくしながら聞いていました。
「とうもろこしぬぐぞう」
とうもろこしぬぐぞうさんが葉っぱの服を勢いよく脱いでいく脱ぎっぷりが面白いお話です。
お話のあと、りぷりんと・狛江かわせみさんが持ってきてくださった生のとうもろこしの葉っぱをぬぐぞうさんのように「ばりばり」「ぶちっ」と剥がしました。とても楽しかったです。
赤いとうもろこしは日本初の赤色のスイートコーンで奈良県産だそうです。ラップで包んで電子レンジで4分間あたためると濃厚な味わいになると教えてくれました。
りぷりんと・狛江かわせみさん、ありがとうございました。
次回のにほんごサロンは9月2日です。
■2023年8月12日 にほんごサロン
べんきょうの もくひょうを たてよう ほうこく
夏休み期間中でお盆前のきょうは少人数で静かに過ごしました。
先週に続いて絵本の音読と発声練習をしました。先週の絵本をサクサク音読していました。
夏休みの宿題もしました。
先日おこなわれた狛江花火大会の話やまだまだ続く夏休みの話で盛り上がりました。
来週は、りぷりんと・狛江かわせみさんによる読み聞かせの日です。
■2023年8月5日 にほんごサロン
べんきょうの もくひょうを たてよう
テキストシャドーイングでにほんごの発声練習
きょうは「べんきょうのもくひょうをたてよう:テキストシャドーイングでにほんごの発声練習」です。
暑い日が続いていますが元気にサロンへ集まりました。
発声練習としてシャドーイングがありますが、聞いた音だけを頼りに発声・発音するのは難しい!!ということで今回のサロンでは、支援者さんと学習者さんがペアになって絵本童話やテキストを見ながら、支援者が音読したあとを学習者が追いかけて発声する練習を行いました。
絵本「ゆきだるま」を見ながら、文を文節で区切って音読しましたが、1回で、母語にない日本語を発音するのは簡単ではありません。音声を聞いて発声をひたすらに繰り返して練習しました。
テキスト「ちょっと・・」では、誘われて断るときの「ちょっと・・」は、・・がどんな気持ちか考えて発声しました。
発声練習のあとは語句の意味を学習しました。「松の、木の、横に・・」など助詞のはたらきは絵本の絵に助けられました。どう使ってもなんとなく意味がとおってしまうし、私(支援者)は説明できませんでした、、、。
以上、目、耳、口、をフル回転させました。
おまけ・・絵本に蛙の画像があり、、ネパールで蛙は「ビャクタ」と呼ぶのだそうです。
■2023年7月8日 にほんごサロン
じぶんの くにに ついて はなそう
きょうは
『じぶんの くにに ついて はなそう』
です。
○ふぃりぴん
ことばは 〝たがろぐ” ご です。
にほんの 『ありがとう』と おなじ
いみの ことばは 『さらまとう』。
くにの ふくは 『てるの』(おんなの ひと)、『ばろん』(おとこの ひと)です。
ぱいなっぷるの いとで つくります。
ぬのが かたく うごきづらいです。
たべものは 『はろはろ』という つめたい たべものが あります。
やむいもや くだものが たくさん のっています。
○ねぱーる
ねぱーるの あいさつは 『なますて』です。
にほんの 『ありがとう』と おなじ いみの ことばは 『だんでーばっ』。
たいた こめは 『ばとっ』。
おとが とても むずかしいです。
どうやって こえに だして いるのでしょう?
○ちゅうごく
『にーはお』は ともだちに つかいます。
『にんはお』は せんせいや としうえの
ひとに つかいます。
ちがいが あるのですね!
ふくは 『かんぷく』。
たべものは 『ぎょうざ』と 『ちんじゃーろーすー』が あります。
おしょうがつに いろいろな ぎょうざを
たべます。
きょうは それぞれの くにを しりました。
そとのくにへ たびを した きもちに なりました。
とても たのしい 1にちでした。
つぎは
”りぷりんと かわせみ” さんと
えほんを よみます。
おたのしみに!
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今日は「自分の国について話そう」の2回目。
国の言葉であいさつはなんというか、
民族衣装、有名な食べ物、有名なもの、などの紹介文を考え、発表してもらいました。
まずはフィリピンチーム。タガログ語で、ありがとうはサラマトウ。
民族衣装は、なんとパイナップルの繊維で作ります。女性はテルノという特大パフスリーブのロングワンピース。着心地はというと、生地が硬くて動きにくく、チクチクするとのこと。正式行事では着用するようですが、実用着ではないようです。男性用はバロンという、同じ素材のシャツです。
有名な食べ物は、ハロハロというヤムイモアイスやたくさんの果物が乗ったかき氷。ハロハロ専用のファストフード店や屋台がたくさんあるそうです。暑いフィリピンにぴったり。
ネパールチームは、たくさんのネパール語を紹介してくれました。
ネパール語ではおはよう、こんにちは、初めましてなどの挨拶は全て、ナマステ。
それ以外もたくさん教えてくれましたが、日本人には本当に馴染みのない音で、みんななかなか聞き取れません。どう発声しているんでしょうか。
ありがとうのダンデーバッ、炊いたお米を表すバトッだけなんとかわかりました。
みんな、ネパール語難しい〜と、何回も発音したり聞き返したりしながら、束の間の海外気分を味わいました。
中国チームは、友達に言うニーハオ你好! (nǐ hǎo)と、先生や年長者に使うニンハオ(nín hǎo/您好)の違い(初めて知りました!)、漢服について(こちらは映画などでお馴染み、天女のような衣装)、有名な食べ物として餃子と青椒肉絲を紹介してくれました。
餃子は中国北西部でたべはじめられ、徐々に南部に広がっていったとのこと。中国では、お正月に色々な餃子が振る舞われます。
いつも日本の事がテーマになりがちですが、それぞれの国の話題は、教える側にとっても生徒同士にとっても、とても新鮮で盛り上がります。良い文化交流となった今回のサロンでした。
■2023年7月1日 にほんごサロン
たなばたまつり
七夕が近いということで、A先生がたくさんの竹と短冊を用意してくださいました。
一人5枚から10枚(!)もの短冊を使い、それぞれの竹に飾ったら、一人一人、願い事(欲望)を発表してもらいます。
世界一のサッカー選手になりたい、
家族が幸せでありますように、
日本語が上手になりたい、といった願い事の中で、1番多かったお願いはお金持ちになりたい、でした。
その他、スイカを食べたい、犬が好き(欲しいと言うことなのか?)といった可愛らしいものもありました。
七夕は中国が発祥ですが、中国籍の小学校一年生に聞いたら、知らないということでした。
日本ではこの時期になるとあちこちに笹が飾られ、七夕の歌もあるくらいなので幼児でも知っている子が多い気がしますが、中国では七夕のイベントはないのでしょうか。
■2023年7月
にほんごサロンスケジュール
■2023年6月10日 にほんごサロン
ウクライナのぶんかとおはなし
ウクライナ出身で、ウクライナ料理店を三鷹市で営むナタリアさんが、ウクライナの文化をお話ししてくだいました。写真や絵を見せながら対話を通してウクライナの国旗や意味、食材、民族衣装、伝統のお守りについて伝えてくださいました。ナタリアさんの問いかけにみんな思い思いに答えました。ナタリアさん自身はアウトプットを繰り返してにほんごを覚えたそうです。テレビやラジオで、または人と話して聞いたにほんごをすぐに話したというナタリアさんから、シャドーイングの効果も学びました。
≪ナタリアさん≫こんにちは!ウクライナ語では「どぅぶり・でーに」といいます。
せーの!どぅぶり・でーに!どぅぶり・でーに!!
≪ウクライナってどこにあるかわかるひと~~≫
・・・、???
ヨーロッパ??
≪正解!ではウクライナの国旗を知ってる~?≫
青と黄色!
≪よく知ってるね!二色にはどんな意味があると思う?≫
ナタリアさんは国旗の写真を見せてくれました。
青いのは空? 水?
黄色はバナナ~?パイナップル? 畑?
≪そう!ウクライナの国旗は空と麦畑を表していると言われています。≫と、青い空と麦畑の写真を国旗の写真に並べました。
同じ色だ。
青は海にも見えるね。
≪ウクライナで有名な食べものはなんでしょう?≫
ボルシチ!
≪ボルシチは有名ですが、実はウクライナで一番食べられているのはパンです。ウクライナでは様々な麦を栽培しているのでパンの種類が豊富です。≫パンの写真を見せてもらったらこれもパンなの~?と珍しそうな反応もありました。
≪ウクライナではそばの実もよく食べます。どうやって食べると思う?≫
そば?おそば?
≪日本ではお蕎麦にして食べますね。ウクライナでは実のまま何かをかけて食べます!≫
えー??
ヒントは?
≪白いです。≫
ヨーグルト?牛乳?
≪そうです!コーンフレークのように牛乳をかけて食べますよ。≫
みんなどんな味か想像ができない様子でした。
≪これはウクライナの人のお守りで、ぷ い さ ん き と言います。≫とナタリアさんは資料を見せてくれました。≪卵にシンボルを描いています。シンボルは意味を持っています。≫
たまごの中身は入ってる?
≪昔は入ってましたが現在は入ってません。卵をお守りにするのは卵は命の始まりと言えるからです。割れたらまた作って、新しいことが始まる、と考えられています。≫
最後にシンボルを選んでお守りを描きました。
自分の好きな柄に願いを込めた絵もありました。
自分のお守りの願いをみんなに伝えました。
このシンボルはなんて言うんだっけ? 「星」。
これは?花? 「蝶だよ。」
僕は野球のボールを描きました。野球が好きです!
私は蝶を描きました。字がうまくなりたいです!
私はおいしいものが食べたいです!
以上、みんなで「ウクライナのぶんかとおはなし」を楽しく学んだ日でした。ナタリアさんありがとうございました!
■ 2023年5月20日 にほんごサロン
読み聞かせ
読み聞かせの日です。今日もたくさんの人が参加してくれました。
みんなわくわくしながら聞いていました。
次回のにほんごサロンは6月3日です。
■ 2023年5月19日 にほんごしえん出前授業レポート
テーマ:多文化共生とは何か?
にほんごしえんのメンバーで狛江第6小学校4年生の3クラスに出前授業に行ってきました。
にほんごしえんのメンバーで狛江第6小学校4年生の3クラスに出前授業に行ってきました。
テーマは「多文化共生とは何か?」
ほとんどの子どもたちはマジョリティとして日本文化を享受していますが、自分が文化的マイノリティになったらどうするか、を体験してもらうことにしました。
そこで「他の国の学校に行くことになったら」という設定で、
にほんごサロンに通っている生徒が読んだ中国語とネパール語の文章を聞いてもらいます。
音声は合わせて2分弱、最後までなんとか聞き取ろうとする子や、早々に聞き取りをあきらめてしまう子、ずっとびっくりした感じの子などが見受けられます。
音声が終わり、毎日全く分からない言葉に囲まれていたらどんな気持ちになると思うか、を尋ねると、
「つまらない」「ストレス」「気が狂う」「日本に帰りたくなる」などの意見が出ました。
それがまさに今、日本にいて日本語で困っている子どもたちの気持ちです。
そのうえで、自分が外国人の立場だったら、日本人の立場でクラスに日本語の分からない子がきたら、
の二つの視点で、自分が他の人にしてほしいことは何かをグループで考え、1位~5位までのランキングにしてもらいました。
選択肢は9つ。
①自分の国の言葉で会話がしたい。(日本語または外国語)
②自分の国の文化(食事や遊び等)を紹介したい。
③ 友達になってほしい。
④ そっとしておいてほしい。(話しかけないでほしい。)
⑤ 「○○○人だから」という偏見を、捨ててほしい。
⑥ 自分の国の人に接するように、平等に接してほしい。
⑦自分の国の文字を使って活動(交流)したい。
⑧ 進路の情報を教えてあげたい。教えてもらいたい。
⑨ 地域の人と仲良くなってほしい。(仲良くなりたい。)
グループによりランキングは様々でしたが、
相手の立場を想像するよいアクティビティになったと思います。
次にやさしい日本語の活動にも取り組みました。
やさしい日本語ができた理由や、やさしい日本語とは何なのかを説明し、
① 登下校
② 耳鼻科
③ 保護者
④ 放課後
⑤ 安全確保 をやさしい日本語翻訳してもらいました。
⑤の安全確保が一番難しかったようですが、
思ったよりすいすい進める子どもたちでした。
最後に、なぜこの活動をしているのか、言葉が分からなかったらどうやって交流すればいいのか、など
質問が出ました。
2番目の質問に対しては、ほかの子たちからジェスチャーする、絵を描くなど、自然と答えが出ていました。
自分たちがどういう立場になったとしても、自分たちが良いと考えるやり方で良い共生社会を作っていってくれると
うれしいですね。
にほんごしえんのような活動があることも知ってもらい、私たちにとっても発見が多くあり、実りの多い3時間、
そして子どもたちのパワーに圧倒された3時間でした。
きょうは、”かるた”を
つくって あそびました。
”かるた”は、にほんに ふるくから
つたわる かーどを つかった あそびです。
さいしょに、”かるた”を つくりましょう!
①すきな 『え』を かーどに かきます。
②べつの カードに ①の 『え』に
ついて 『ぶん』を かきます。
『え』と『ぶん』で 1そろいです。
③3そろい つくります。
できましたか?
さあ、”かるたあそび”を しましょう!
みんなが つくった 『え』の かーどを
ゆかに ひろげます。
『ぶん』を よみます。
『ぶん』を きいて そろいの 『え』の かーどを とります。
たくさん かーどを とれた ひとが かちです。
にほんごを かんがえる → かく → よむ
→ きく → りかいする
むずかしいですね。
とても にほんごの べんきょうに なります。
そのあとは べんきょうの じかんです。
ひらがなや にほんごの ぶんのつくりを
それぞれに べんきょうを しました。
『だるまさんがころんだ』を はじめるこどもたちも いました。
『だるまさんがころんだ』は、おにごっこの
ような こどもあそびです。
”はじめのいっぽ” ”うごいた”
”ころんだ” ”たっち”
にほんごの わからない こどもも いっしょに あそびました。
あそびの なかにも にほんごが たくさん ありますね。
つぎは
えほんを よみます。
おたのしみに!
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この日は自分たちでかるたを作ってみました。
好きな絵を描いて、絵についての短い文章を作るだけ。
作業は簡単そうですが、
日本語で文章を考える→書く→読む→聞く→理解する、と全般的な日本語能力が必要なので
実は初級者には難易度が高い。
ただイメージと文字を結び付ける練習としては良いかと思います。
一人1~3枚出来たら、かるた大会の始まりです。
自分の書いたかるたは自分で読みます。
絵にひらがなが書いてあるわけではないので、
文を聞いて内容のあっているカードを取らなければいけません。
レベルを分けずにやりましたが、
初級レベルの子は聞き取り、瞬時に意味の把握するというのは難しかったようです。
後半の勉強タイムは、文法を勉強する子やあいうえおの練習をする子など様々でしたが、
飽きた小学生たちは「だるまさんがころんだ」を始めました。
まだまだ日本語の分からない子たちは遠目に(うらやましそうに)見ていましたが、
無理やり仲間に引き入れると、すぐにルールを理解して楽しそうに遊び始めました。
こんな遊びの中にも、初級レベルの子たちにはとっては初めて触れる言葉
「はじめのいっぽ」や「タッチ」「転んだ」「動いた?動いてない?」などがたくさんあって、
それだけで十分日本語の練習になります。
次回の活動は、読み聞かせです。
どんなお話を持ってきてくれるのか楽しみです。