ヤマシタさんとブレイズくん

ブレイズ

心はごく普通の成人男性(22)だが、両手から青い炎を発生させることができる能力者。また、「オスカー」という名の荒々しい別人格をもつ。

その能力と二重人格のせいで平凡な人生を歩めなくなり、大学を中退してやむを得ず賞金稼ぎになった。

ぶれたん(ブレイズたん)は平凡な常識人で、ちょっと気が弱い。大柄で強そうな賞金稼ぎや見たこともないでかい生き物を見たときは隅の方に下がってビビっている。

ぶれたんは実体のない炎の制御がへたくそのため、炎を遠距離に飛ばす際は発火剤(緊急時はとりあえず燃えるもの)を手に取って燃やし、ボールのような感覚で投げる。ガストかな

成人男性なのに髪型はボブでチャイナ風の服というかわいすぎる格好&基本誰にでも敬語&ぎこちない戦い方といった要素に刺激された隠れファンがチラホラいる。

びたびオスカーやヤマシタさんに振り回される。

オスカー

炎と闘いを愛する男。ぶれたんが気絶したり寝ているときに現れる。

好戦的で口が悪く女性にも優しくない。「俺が消し炭にしてやるよ!」とか言う。

豪快な戦闘スタイルで、ぶれたんよりもつよい。凶暴ななんかを狩ったり強そうな人物に闘いを挑んだりするのが好き。

ヤマシタは自分の炎を死ぬほど褒め称えてくれるので、とっても気分がいい。ヤマシタの炎語りにウンウンと相槌を打って仲良さげな関係。


賞金稼ぎとしてはSランク。(ぶれたんはBランク)

ぶれたんがキゼツして、代わりに賞金首を派手にぶっ倒すことがあるので劫爛(ごうらん)』の二つ名がつけられた

二つ名については、その鮮やかな青の炎で、この身がただれて朽ちるまで焼きつくされたい。と思った変態警官が考案し広めた。コワイッ

賞金稼ぎの世界に足を踏み入れたのは、大学を中退し失意の底にいたぶれたんの人格が眠り、しばらくオスカーが代わりに活動していたころ。

たまたま賞金首を派手に捕まえてしまい、大図書館で話題になる。色々あってグレイに勧誘され、てきとうにイエスを返して、縫製師がお手製の防火チャイナ服を縫い終えた翌日、ぶれたんが目を覚ます。

身に覚えのない6桁の銀行振込と、家に届いた謎の服に大混乱&オスカーに説教しながらぶれたんの新たな生活が始まったのである・・・

ヤマシタ

本名は山下 翔(かける)。ぶれたんより3つ年上の警察官で、とある町の交番にいる。

過去に家が火事で全焼した。怖いはずの炎を見て綺麗だと思ってしまい、それ以降キャンドルとか見ると微笑ましいし燃え盛る炎を見るとドキドキする。

ぶれたんの青くて不思議な炎に一目惚れ、ぶれたんの熱いファンになってしまう。本人のいないところでぶれたんぶれたん言っている。本人の前でもぶれたんって言う。

警察官なので賞金稼ぎの大ファンであることをいちおう隠しているが、仲のいい同僚や、友人であるオオシマにはめちゃくちゃぶれたん語りをしている。

ぶれたんと青い炎が大好きすぎてキュンキュンしているが、力強いオスカーの炎は見ているだけでどきどきして心を奪われるので「オスカーたんはヤバい」と評している。

ぶれたんが知らない人から「ぶれたん」と呼ばれるときは、だいたいヤマシタの口コミのせいである。



以下ブレイズ語り

「普通の人生を送りたかった…こんな能力さえなければ…!」

炎を操る能力をもつ。ブレイズの炎は青く燃える。自分の能力やオスカーにたびたび振り回されるため、それらについてあまり良く思っていない。学生時代は能力を隠して過ごしていた。たまにバレたり、オスカーがなんかやらかしたりした。(ある日を境に不良がぶれたんにヘコヘコしだしたり、アニキ呼ばわりされたり…)小さい頃から身に覚えのない事はちょくちょくあったが、高校の頃にはっきりとオスカーの存在を知る。ぶれたんはオスカーを拒絶するが、「受け入れてもらうしかねーんだわ」と軽く言われる。おれの人生どうなっちゃうんだよォォ!!

なんとか大学に進むが、ある日ぶれたん自身が炎を暴発させてしまう。オスカーたんは思わず心の中でニヤニヤしちゃう。「あぁ~ついにやっちまったなァ!絶対に使いたくない炎を自分自身で使いやがった!いつかはそうなると思ってたよ…ブレイズ!」

自分が嫌いなはずの炎を自分でつかってしまったことにひどく後悔する。


賞金稼ぎになってから数年もすればそこそこ炎に愛着がわいている。自分の炎を好きだと言ってくれる妙な警官もいるし。

以下オスカー語り

ぶれたんの内側からぶれたんを見守るオスカー。ぶれたんの記憶はオスカーに共有されている。オスカーが活動しているときは大体ぶれたんの意識が寝ているか気絶しているので、その間オスカーがしたことはぶれたんの記憶に共有されない。ぶれたんの意識が起きたまま入れ替わればそれが共有される。

ふたりは意図的に入れ替わる方法を知らない。ぶれたんがオスカーの存在を知ってからは、心の中で会話するようになる。

ぶれたんのことをよく観察し、誰よりもぶれたんを知っていて、彼が自分の炎を嫌っていることもわかっている。人格を完全に乗っ取って完全にオスカーとして生きてやる…とかは考えていない。闘いたいときに闘いたいだけで、皿洗いとか洗濯とか人付き合い(笑)がしたいわけじゃないのだ。(ぶれたんに甘えすぎ) 

 そりゃ何度も(ブレイズの人格をいつか体から追い出してやる…)とか思ってたかもしれない。でも毎日ぶれたんの中から色々見てるし、かけっこの遅いぶれたんに(ノロマが…!)とか届かない文句言ってそうだし、ブレイズがオスカーを認識し始めたら脳内会議も二人でしそうだし。ぶれたん以上にぶれたんのこと考えてる気がするんだけどなぁ。


ブレイズよりも強く、能力を使いこなしている。ただの殴り合いも嫌いじゃない。常に闘争心が彼の炎のごとく燃えている。闘いに関して熱が入りすぎるだけで案外(ブレイズに対する)優しさとかは持ち合わせているのかもしれない。口が悪いので「消し炭にしてやるよ!!!」とか言うがころすのはよくないとおもっている。「全身ヤケドで全治nヶ月?…死んでないしセーフだろ?違うか?」「ちがァァう!ヤケドを甘く見すぎだ!やめろ!」「んん…わァったよ」

ファイトクラブとかめっちゃ行きたい。あ、多分ぶれたんが眠った後に入れ替わって行ってるわ。ただそうすると体力が消耗されるため、翌朝起きたぶれたんは見覚えのないかすり傷とか異様な疲れを感じグッタリしている。

【成長ぶれたん】

ヤマシタと親しくするうちに、自分の能力や、二重人格であることについて前向きにとらえられるようになったぶれたん。

オスカーの強さには届かないが、自分の力に自信をもって戦えるようになっている。

ぶちぎれオスカーくん