大田ゼミは「自然資源管理論研究室」と名乗っており、自然資源の利用および管理とその基盤となる農山村の現状・活性化等に関心があります。2022年度よりスタートしました。
本ゼミでは、森林・林業問題、農村社会および生業、生態系サービスを活用した地域活性化、グリーンツーリズム・エコツーリズム、環境教育・持続可能な開発のための教育(ESD)など、多岐に渡るテーマを対象としています。総じて、生態学的な意味での自然資源そのものよりも、それをどのように管理・利用するかという社会的側面に関心があります。
指導教員はインドネシアやインドに行ったり、海外の研究者と共同研究をしたり、海外の学生・研究者を受け入れたりしています。海外、特に東南アジア・南アジアをテーマにしたいという場合、ぜひご相談ください。
毎週木曜の14:30-16:00に3年ゼミを行っています。なお、4年生と大学院生については、不定期で個別に研究・論文指導を行っています。
基本的には論文・書籍の輪読や卒論構想の発表などが中心ですが、学外での合宿・視察・調査を多く行っております。活動報告でそれらを紹介しています。
ゼミ室の様子
テーマは応相談です。私は皆さんの興味関心や疑問点を引き出しながら、卒論作成の「伴走」をします。
何かしらの自然資源の管理・活用に関連した政策や事業を題材とし、フィールドワークを通して、生のデータを取得していくことを想定しています。
対象地域について、長崎県や九州地方が多いかと思いますが、日本のそれ以外の地域や海外(特に東南アジア・南アジア)を対象とすることも可能です。
卒業研究では、「インターネットで調べてもわからないことを一つでも良いので明らかにする」ことを一つの目標にしましょう。アンケートの作成法やインタビューの技法はある程度ゼミで学習し、また、最初は教員が調査に付き添うなどします。
五島豚などのBBQを頂きながら上五島でトレイルランニング実行委員会への聞き取り
研究対象のトレイルランニングを自ら走って体験@熊本県水上村
長崎市内の森林ボランティア団体の代表者と広葉樹の森を歩く
高知県立室戸高校の生徒に、オンラインでジオパーク学習に関する聞き取り
マレーシア・キナバル山での地元文化についての聞きとり
インドネシアジャカルタ周辺のゴミ最終処分場での聞関係者への聞き取り
フィールドワークによるデータ収集・分析を、学習・成長のプロセスと捉えています。
実際の事業地を訪れ、人に会い、話をお聞きしていると、事業の実施過程や現場の人間関係、関係者の熱意・想いなど、こちらが考えていなかったような新事実が出てくることがあります。
「訪れること」によって他者と出会い、「聴くこと」によって自分の世界観が変化することが大事です。
ゴム農家から直接話を聞くことで、病害の実態や生計への影響がわかる
卒論提出前日で必死
そして、得た情報をまとめること、すなわち「書くこと」は、自己の形成です。考えがまとまってから書くのではなく、書くことによって考えが形作られていきます。
アウトプットは大事です。言語化しないと、情報が公開されず埋もれてしまうだけでなく、自分の成長にもなりません。
地域社会への何かしらのフィードバック・提言にも可能な限り繋げたいです。
「現場から学ぶ態度と技法」という表現になるかと思います。
卒業研究とは「現場から学ぶ」の一つの最終段階と言えるかと思います。自分で問いを立て、方法を考え、対象者にコンタクトし、現地に赴き、情報を取得し、それを意味のある形でまとめるという一連の流れをやり遂げれば、「現場から学ぶ態度と技法」を一定程度身につけたと言えるかと思います。
ゼミPRの資料を2023年に環境科学部に作って頂きました。こちらからご覧ください。