あ行
<沢>主に沢登りで使っている用語です。
<KUWV>京大ワンゲル内において特別な意味で用いられている用語です。
あ
アイゼン
(独:Steigeisen)雪の上で滑らないよう登山靴の底に装着するスパイク。4本爪や6本爪のものは軽アイゼンと呼ばれ、軽い雪山歩きや雪渓渡りで用いられる。
赤テ あかて
赤テープのこと。道を示すために木や岩に巻きつけてある。同じ役割のものにケルンやペイントがある。予備合宿のヤブに赤テがあるのは好ましくない(ヤブの主目的の一つが読図だから)。ヤブ中で赤テを見つけたら、それは赤いキノコということにしておこう。
明け待ち あけまち
縦走では早朝リヒト山行ができるが、沢では安全のため夜が明けて明るくなってから行動することにしている。
後0 あとぜろ
<KUWV>下山した後、後泊すること。合宿で遠征した後など、下宿や実家に帰りつけなかった場合に行われたりする。疲れているのでぐっすり眠れるはずだが、駅寝と組み合わせると騒音のせいで眠れなかったりする。⇔0付
アプザイレン
<沢>(独Abseilen)立ち木などにザイルをかけて、それを利用して崖や急斜面を下ること。懸垂下降の意味。
アプローチ
入山口まで移動すること。主に車や公共交通機関を使う。
アルコール
二浪した人はお酒を入学時点ですでに飲めるようになっている。
アルプスの少年少女 あるぷすのしょうねんしょうじょ
<沢><KUWV>
かつての京大ワンゲルには綽名の文化が存在しており、ある代の沢面には「ペーター」「ハイジ」「クララ」と名付けられた3名が在籍していた。しかし本編で歩けない役どころであるクララが最も好戦的な山ヤであったとは誰が予想できようか。
「10泊くらいしないと縦走じゃないですよ!」「縦走なんてただ歩くだけじゃないですか!」
い
1回生PW いっかいせいぱーわん
<KUWV>京大ワンゲルで定められているPWの一つ。練成のため一回生だけのメンバーで計画を作り、登山をする(もちろん上回生が顧問としてついていくが、基本的に口を出さない)。普通秋に行なわれるが、天候や日程の都合で実施できなかったり、参加できなかったりした場合は春の新歓PWと兼ねたりすることもある。
西表 いりおもて
<沢>沢メンの聖地の一つ。沢の春合宿はここ以外は考えられない。詳しくは西表島特集で。
※ワンダーフォーゲル部では伝統的に西表島合宿が行われていましたが、西表島が世界自然遺産に認定され、自然保護の観点から今後同様の山行を行うことは難しいと考えています。
医療 いりょう
<KUWV>パーティーの役職のひとつ。医療レジュメを作り、医療箱を持ち歩く。誰かが怪我をしたり病気になったときは中心になって対応する。
医療箱 いりょうばこ
山で怪我をしたり病気になったときに対処するための救急箱。中身を充実させておかないと、いざというとき・・・。
岩場 いわば
縦走では山中を歩くだけでなく、ゴツゴツとした岩を手足を使って乗り越えたりもする。その場所を指す言葉。三点支持などの技術が必要になるので、縦走面も金毘羅で練習し、岩場に備える。
インカレ
(英:intercollege)インターカレッジ・サークル、すなわち複数大学の学生により構成されるサークルのこと。その言葉の持つ煌びやかなイメージとは程遠いが、京大ワンゲルは伝統的にインカレである。
インク・ノット
<沢>ザイルの重要な結び方の一つ。マスト結びとも。
う
ウォータースライダー
<沢>滑り下って遊べるナメ滝のこと。たまにナメじゃないところでやろうとする者も現れるが、打ち身・切り傷を増やす元なので慎重に。
右岸 うがん
河川で、上流から下流を見たときの右側の岸。つまり、沢登り中の左手の岸。⇔左岸
え
エアリア
昭文社が出版している「山と高原地図」シリーズのこと。昔の「山と高原地図」にはエアリアマップと書いてあったのでこう呼んでいるらしい。山行計画を立てるときに参考にする。
エイト環 えいとかん
<沢>ビレイ器具の一つ。昔は主に下降器として使われていた。
エイト・ノット
<沢>ザイルの基本的な結び方の一つ。8の字結びとも。
エスケープ
京大ワンゲルでは悪天候などのときに、山からすぐに下りることができるルートを計画時に設定することになっている。これをエスケープルートといい、エスケープとはこれを使用する事を指す。エスケープの決断はリーダーの権限で、メンバーの状態や天候などの的確な判断が必要とされる。
堰堤 えんてい
<沢>砂防や取水を目的として、沢中に作られた人工的なダム。なんとも味気ない。
お
追いコン おいこん
<KUWV>4回生の追い出しコンパ。ワンゲルを支えてきた4回生への感謝の気持ちを伝えるための行事である。その後の行き先は飲み屋、ボウリング、カラオケ、大文字山など多岐に亘る。
奥口 おくくち
<KUWV><沢>
比良山系にある奥の深谷・口の深谷の総称。前期の沢面は1泊2日の予備合宿で奥の深谷遡行・口の深谷下降を行うのが通例であるが、18年度・19年度は遡下降を2度の山行に分割することになってしまった。なんで?(殺意)
落口 おちくち
<沢>滝で、水が落ち始めるところ。
尾根 おね
周囲より高くなった地形が連なっている部分。英語ではridgeという。
泳ぎ およぎ
<沢>文字通り、沢で泳ぐこと。流れがあるため、プールで泳ぐように簡単には行かない。ザックに浮力がつくため頭が押さえつけられて息ができなくなり、息継ぎなしで泳ぐことがたまにある。苦しい。沢中での「泳ぎ」というと激流の中、流れに抗して泳ぐことを想像されそうだが、実際にはもっと地味で、ただ瀞を平泳ぎで泳ぐのみである。しかし、早朝や秋に泳ぐ場合には命の危険を感じるほど水が冷たい。これも地味といえば地味な危険である。実は泳げない沢メンもたまにいたりする。
温泉 おんせん
ワンゲラーにとって、下山後の温泉は欠かせない。日焼けで痛いこともしばしばある。