高齢者共生の会
ご挨拶
皆さん、 巷で話題の「2025年問題」はご存知ですか?
「2025問題」とは、戦後すぐの第一次ベビーブームの時に生まれた、所謂“団塊の世代”が後期高齢者(75歳)の年齢に達し、医療や介護などの社会保障費の急増が懸念される問題を指します。
2025年には後期高齢者人口(75歳以上)が、国民の4人に1人になる計算になっており、厚生労働省の推計によれば、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症患者は700万人前後に達し、65歳以上の高齢者の約5人に1人を占める見込みとのことです。
当地区(成瀬・成瀬台)の高齢化についても、町田市の高齢化率が26.9%に対し32.3%、後期高齢者に至っては61.5%で町田市の平均53.8%を遥かに上回っています。
政府も2025年を対象期間として、認知症になっても地域で安心して暮らせる「共生」と、認知症の発症や進行を遅らせる「予防」を、車の両輪と位置付けて施策を公表しました。
町田市の「まちづくり」にも、「高齢になっても住みなれた地域で健やかに自分らしく暮らせるまちの環境」を目指し地域全体で支え合い、地域の資源を活かし特性に応じた包括的なケアの確立を目指す、とあります。
幸い当地区には、地域密着型の介護事業所や町田市南第3高齢者支援センター、協力的な医院など、専門職従業者や事業所があること、更に、高齢者向けの集いの場(ケアセンター成瀬住民の会、成瀬台倶楽部、成瀬中央シニアクラブ、成瀬台エンジョイクラブ、成瀬台ラジオ体操の会など)が30近くもあり活動している、お年寄りにとっては大変恵まれた環境だと考えます。
今後当ホームページや広報誌「共生のまち」等を通して私たちの活動を紹介して参りますが、これまで熱心に活動されておられる先陣の方々と、主旨に賛同して新たに参加していただける方々と共に、“集いの場、支え合いの輪 ” を広げてゆき、お子様からお年寄りまでが互いに寄り添い助け合えるまち、居心地の良いまちを目指して、少しでもお役に立てるように活動したいと考えております。
「高齢者共生の会」へのご支援、ご協力何卒宜しくお願い致します。
2021年10月
高齢者共生の会 会長 谷田部靖治
【お問い合わせ】広報担当 土井 雅文(ayamdoi2002@gmail.com)