プロジェクトの軌跡
プロジェクトの軌跡
プロジェクトについての説明会を行いました。
東大和市立第一小学校の吉行校長先生はじめ、寄贈していただいたお孫さんの栗原さん、青少年対策第一地区委員会と地元有志の会、そして、手をつなぐ金次郎に再生していただく現代アーティスト池平徹兵さん、その制作にお手伝いしていただくヒガシヤマトみらい基地の方々、金次郎像再生に向けて、スタートしました!
2025-07-11 奈良橋市民センターにて
和地市長、岡田教育長へ、地元有志の会高橋榮氏、青少年対策第一地区委員会委員長市村和美氏、現代アーティスト池平徹兵氏で、プロジェクトについての説明とご挨拶に伺いました。
全面的にご協力いただけるという心強いエールをいただきました。
2025-07-23 市長応接室にて
1時限目は、二宮金次郎像を寄贈していただいたお孫さんの栗原英男さんにお越しいただき、当時のお話をしていただき、また、紙芝居により二宮金次郎という人物について学びました。2時限目は、講師の池平徹兵さんを招き、一人ひとり想像力を働かせてなくなった左手を本気でつくってみました。最後は金次郎像の前で自分の作品と記念写真、来年1月31日(土)には、池平さんの本気の二宮金次郎像が完成します。
2025-07-25 東大和市立第一小学校にて 学校のHPはこちら
東大和一小 二宮金次郎再生プロジェクト
令和7年7月25日(金) 夏休みワークショップ
全校朝会にて、二宮金次郎再生プロジェクトについて説明いただきました。夏休みワークショップの1時限目で行った「二宮金次郎ものがたり」について、舞台スクリーンで、二宮金次郎ってどんな人?ということで、先生が全校児童に紹介。みんな、食い入るように聴き入ってました 。
2025-09-08 一小体育館にて 学校のHPはこちら
5・6年生の金次郎募金ボランティアの子供たちが、「金次郎募金よろしくお願いします!」と声をかけて、募金活動を行いました。登校してきた子供たちが、募金箱に持ってきたお金を大切そうに入れてくれています。ご協力に感謝いたします 。
2025-09-9.10 一小 学校のHPはこちら
金次郎像のすぐ側で実物と合わせながら、手の制作がいよいよ始まりました。
今日は普通に授業がある日。体育館に向かうクラスが近くの渡り廊下を通るときに池平さんを見て口々に「ありがとうございます!」と元気に声をかけてくれました。親御さんや先生方の教育の姿勢が見えますね。
また、J:COMさんと読売新聞さんが取材してくれました。どんどん話題になっています!!
2025-09-19
図工の授業にて、6年生が池平徹兵アトリエ美術館を訪れました。
美術館内の作品を各々のタブレットで撮影し、気付いた点や気になる点、お友達に伝えたいことなどを発表しました。
2025-09-26 池平徹兵アトリエ美術館(貯水池 鳥山内)にて
学校HPはこちら
9/26(金) 15時から30分間 たいらや奈良橋店で、一小のボランティアの子どもたちが金次郎プロジェクトの募金活動を行いました。ご協力いただきました方々、ありがとうございました!
2025-09-26 たいらや奈良橋店にて
新しい両手の制作を開始し、出来上がってきています。来年1月末に完成、お披露目予定。外れた手は、みんなと手をつなげる金次郎に!『勤勉の象徴』から『共生の象徴』へ新しい金次郎像を表現します。
2025-10-23
2025-10-23
J:COM「ジモトトピックス」~多摩・八王子・日野~ で続報が、紹介されました!
2025-10-23
先生も子供たちに負けじと、孤軍奮闘中!!
2025-10-30
金次郎をきれいにする会を実施!苔に覆われていた金次郎。みんなで洗いました!
85年前に寄贈された金次郎!みるみるうちに綺麗になっていきます。
子どもたちも「何十年ぶりかのシャワーじゃないの!」など、金次郎さんに声をかけます。
金次郎さんも恥ずかしそうに、喜んでいました!!
金次郎さんの表情が変わっていくのを感じたのは、私だけではないはず・・・
2025-11-18
学校だより「大和(だいわ)」「手をつなぐ金次郎プロジェクト」吉行一敏校長先生の記事
第一小学校には二宮金次郎像があります。由緒には昭和15年11月10日に地域の栗原英一郎様から寄贈されたと記されています。つまり85年間、小学校児童たちを見守ってくださっているのです。現在は、金次郎ガーデンと呼ばれている西通用門そばの広場で静かに子どもたちを見守ってくださっていますが、皆さんご存知の様に本を持つ(池平さんのスケッチ)左腕の部分がありません。いつ頃その部分がなくなってしまったのか調べるために「学校沿革史」を読んでみても、平4年(1992年)のアルバムには、左腕の部分は写真に写っていますが、平成18年(2006年)のアルバムにはなくなっているのが分かりました。この14年の間に経年劣化なのか、何かがあってなくなってしまったのだろうと推測されます。つまり今の状態が既に20年から30年くらい続いていることが分かります。地域の皆様からは、補修はできないのかという声をたくさんいただき、実際に見積もりをとったこともあるようですが、学校の予算の範囲でできる額ではなく、現在そのままになっています。
しかし今、青少対第一地区の皆様の声掛けから「二宮金次郎再生プロジェクト」が動き出しました。地元有志の会の皆さん、東大和市在住の現代アーティスト・池平徹兵さん、ヒガシヤマトみらい基地の皆さんが、この企画に賛同しご協力をくださることになりました。7月に皆さんが一堂に会し、募金活動をはじめこれからの具体的な計画を立て、なくなった左手をみんなで再生して未来につなげていくことを確認し合いました。夏休みには青少対主催で、池平さんを講師にお招きし「夏休みワークショップ・わたしならではの左手」を行いました。子供たちが自分なら「こんな左手にしたい」という思いを込めて、実際に紙粘土で各々の左手を作成しました。その最後に池平さんがアーティストとして、自分ならこんな左手にするという構想をお話してくださいました。それは、「本を閉じ、子供たちに手を差し伸べている左手」でした。私は今まで通りの「本を持つ左手」としか考えていませんでしたが、池平さんの発想はまるで違うものでした。「金次郎さんは目の前に子供たちが来たら、本当は本を閉じて手をつなぎたかったんだ」と池平さんは言っておられました。そして、像の周りに階段をつくり、子供たちが実際に金次郎さんと握手ができるようにと考えておられました。私は、池平さんの発想の素晴らしさに感動し、このアイデアこそ、このプロジェクトのテーマである「つなごう未来へ!」にぴったりだと思いました。(この後、池平さんの思いを受けて「手をつなぐ金次郎再生プロジェクト」にプロジェクト名が変更されました。)
その後、子供たちが募金活動や金次郎清掃活動を行ったり、6年生が図工の学習で「ミニ金次郎像」を作成したりし、「街まるごと美術館」として、公共施設等に募金箱とともに作品を展示させていただきました。(6年生作品は、12月12日(金)から行う「展覧会」でも展示予定です。皆様のおかげで、募金額も目標としていた額を突破し、これから池平さんが作った左手を取り付ける作業を行います。そして、1月31日(土)の学校公開日に、金次郎ガーデンで完成披露会を行う予定です。85年間一小の子供たちを見守ってくださった金次郎さんですが、新たな金次郎さんに生まれ変わり、これからも一小の子供たちを、子供たちの未来を見守ってくださることと思います。
2025-11-28
2025-12-12~13
東大和一小体育館で、展覧会が開催されました!
展覧会の入口には、「街まるごと美術館」で市内店舗等にお出かけしていたミニ金次郎さんが、集合し、お出迎えしました。来年(令和8年)1月31日(土)にお披露目を迎える「新しい金次郎の手」も大切に展示されていました。
全校生徒の作品が展示されていて、そのクオリティーの高さに感動!!未来のアーティストが続々と生まれそうな予感がしました!!!
冬休み期間中、年末年始を使い、3日間を要して、金次郎さんの両手が生まれ変わりました!
85年経った金次郎像に新しい手を加えるのは、至難の業、慎重に慎重を重ね、左手を設置、続いて右手!本は右手に持ちなおしました!
そして、接続部分は丁寧に仕上げて、最後は撥水コーテング、新しい金次郎さんのお披露目は1月31日(土)になります。
当日は、金次郎さんと手をつなげるようステージも設置いたします。
みんな当日来てください!!
2026-01-14
両手の接続は、Spatial Studio https://spatialstudio.jp/
接続部分の仕上げは、勝又左官工業所 https://xn--kbt96c.jp/?p=934
撥水コーティングは、株式会社成和建装 http://seiwa-kensou.jp/
手をつなぐためのステージは、有限会社成木製作所 https://www.instagram.com/i_am_nrk1987/
技術協力ありがとうございました。
金次郎像の後ろにある椿と金木犀を、新しい金次郎像「手をつなぐ金次郎像」の晴れ舞台、完成披露会に向けて、とても丁寧に、愛情たっぷりで剪定いただきました。
剪定は、咲庭株式会社 https://www.sakutei.co.jp/
2026-01-17
多くの方々のご寄付により、手をつなぐ金次郎が完成いたしました。
寄付者名簿を設置いたしました。
子どもの部のお披露目は、1月31日(土)8:45~9:15
大人の部のお披露目は、1月31日(土)11:30~12:00
再生した金次郎像を見に、また、手をつなぎに来てください!!!
銘板は、有限会社ダイワ徽章 https://www.daiwakisho.co.jp/
2026-01-29
2026年1月31日、東大和市立第一小学校「金次郎ガーデン」にて、
「手をつなぐ金次郎 完成披露会(小学生の部)」 を開催しました。
第一小学校の二宮金次郎像は、昭和15年に地域の方より寄贈され、 85年にわたり子どもたちを見守り続けてきました。しかし、約30年前に本を持つ左手が破損し、
長年そのままの状態が続いていました。
この状況を憂い、青少対第一地区委員会を中心に、地域の皆さま、卒業生、保護者、 そして子どもたち自身も参加する 「手をつなぐ金次郎再生プロジェクト」 が立ち上がりました。
募金活動や多くの温かいご支援により、プロジェクトは大きく前進し、 現代アーティスト・池平徹兵氏の手によって、新たな金次郎像が完成しました。
新しい金次郎像は、子どもたちと「手をつなぐことができる」姿となり、
これまで以上に身近で、未来につながる象徴となっています。
完成披露会では、除幕式に続き、児童代表からの言葉が述べられ、
「これからも私たちを見守ってください」「地域の皆さん、ありがとうございました」
という感謝の思いが、子どもたち自身の声で伝えられました。
金次郎像の再生は、単なる修復にとどまらず、 地域が力を合わせ、子どもたちとともに未来をつくる大切さを改めて実感する機会 となりました。
今後もこの金次郎像が、学び・努力・思いやりの象徴として、 第一小学校と地域を静かに見守り続けてくれることを願っています。
動画はこちら
2026年1月31日、東大和市立第一小学校「金次郎ガーデン」にて、
「手をつなぐ金次郎 完成披露会(大人の部)」 を開催しました。
本事業は、長年折れたままとなっていた二宮金次郎像の左手を「壊れたままにしないで、未来へつなぎたい」という思いから始まった、地域発の再生プロジェクトです。発起人の声かけをきっかけに、地域の皆さま、卒業生、保護者、学校関係者など多くの方々が賛同し、プロジェクトが動き出しました。
当日は、主催者あいさつ、寄贈者ご親族からのお話に続き、 東大和市長、教育長、自治会長をはじめとする来賓の皆さまご臨席のもと、除幕式が執り行われました。
現代アーティスト・池平徹兵氏によって制作された新しい金次郎像は、 子どもたちと「手をつなぐ」姿となり、世界に一つだけの新たな価値とメッセージを宿しています。
このプロジェクトには、224件の寄付と46か所の募金箱 を通じて、非常に多くのご支援が寄せられました。
また、造形制作、施工、左官、塗装、ステージ制作など、地域の優れた技術者・職人の力が結集し、 金次郎像の再生が実現しました。
プロジェクトでは、
壊れたものを再生し、大切に未来へつなぐこと
子どもから大人まで多世代が力を合わせて取り組むこと
新たな価値と誇りを生み出すこと
の三つを目標として掲げてきました。
完成した「手をつなぐ金次郎」は、まさにその思いを体現する存在です。
今後もこの像が、地域の誇りとして、そして人と人をつなぐ象徴として、
長く親しまれていくことを願っています。
動画はこちら
1月26日から、開催されていた「手をつなぐ金次郎展」最終日2月8日(日)は、なんと雪❄☃。池平徹兵アトリエ美術館は素敵な雪景色に!!
「手をつなぐ金次郎展」では、第一小学校の6年生と先生が制作した「私ならではの金次郎」や「夏休みワークショップ」で作った「私ならではの左手」、実際に手をつなぐことのできる左手レプリカ、「手をつなぐ金次郎」完成までの物語を展示しています。
そして、最終日は、紙芝居で学ぶ二宮金次郎と「手をつなぐ金次郎展」解説ツアーを行う日。こんな雪の中、足を運んでいただいた方々がいました。来場いただいた方々に、一小で全校児童に披露した二宮金次郎ものがたりを、紙芝居を通して、一小卒業生の森田さんが金次郎さんがみんなに伝えたかったことを想像し語りました。池平徹兵さんとの出会いやエピソードも含め、今までのプロジェクトを振り返りました。
・・・そして、好評により、3月15日(日)まで延長展示することになりました。
延長開催となっていた「手をつなぐ金次郎展」も、3月15日(日)をもって閉幕いたしました。
昨年7月のプロジェクト発足以来、金次郎像の再生をめざす歩みの中で、地域と学校、そして第一小学校に関わる多くの卒業生の皆さまの思いが、少しずつ、しかし確かにつながっていきました。
ワークショップで生まれた作品の一つ一つ、寄せられた思い出話の数々、そのどれもが、このプロジェクトが人と人、まちと学校を結び、新たな縁を育んできた証です。
閉幕を迎えた今、ほんの少しの寂しさを感じる一方で、多くの皆さまとともにこの取り組みを成し遂げることができた大きな喜びと誇りを、あらためて胸に刻んでおります。
「手をつなぐ金次郎再生プロジェクト」がつないだご縁と歩みは、ここで終わるものではなく、これからの未来へと受け継がれていきます。
このプロジェクトに関わってくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
当初は、台座の上で手をつなぐ計画でしたが、
実際に検討する中で「台座が高すぎて危険」「子どもや高齢者の方が手をつなぎにくい」といった課題が見えてきました。
すべての人にやさしい方法を、改めて考えることになりました。
令和8年1月31日、「手をつなぐ金次郎」として生まれ変わった金次郎さんのお披露目会を開催し、プロジェクトは一区切りを迎えるはずでした。
ところが、実際に多くの人に手をつないでもらおうとすると、新たな課題が見えてきました。
金次郎さんは高い台座の上に立っているため、手をつなぐには専用の台に上る必要があります。お披露目会に向けて台も製作しましたが、常設するには高さがあり、小さな子どもや高齢の方の安全面、さらには車椅子を利用する方が自然に手をつなぐことが難しいという問題がありました。
「誰もが手をつなげる金次郎さんをつくったのに、手をつなぐための壁がある。」
そこで、台を低くする、手すりを付けるなど、さまざまな方法を考えました。
そんな中、現代アーティスト・池平徹兵さんから、発想を逆転するアイデアが生まれました。
「ならば、金次郎さんが降りてくればいい。」
誰かが金次郎さんのところまで上るのではなく、金次郎さん自身がみんなのいる場所へ降りる。
この一言から、**「第二の再生」**が始まりました。
85年以上立ってきた台座から金次郎像を慎重に降ろし、地面に近い新しい基礎へ移設。周囲も新たな金次郎ガーデンとして整備しました。
第一の再生では、「本を持つ手」から「人とつながる手」へ。
第二の再生では、「台座の上」から「みんなのそば」へ。
金次郎さんは、より身近な存在として、子どもたちや地域の皆さんと同じ場所に立つことになりました。
台座からの金次郎さんの切り離し
株式会社武藤石材 https://www.muto-sekizai.co.jp/
2026-08-08~2026-08-21
第二の再生により、金次郎さんは85年以上立ってきた台座から降り、みんなのそばへ。
そして、その周りには新しい**「金次郎ガーデン」**が完成しました。
これまで金次郎さんと手をつなぐためには、高い台座に合わせた専用の台が必要でした。そこで、誰もがより自然に近づき、安心して手をつなげるよう、金次郎さんを地面に近い高さへ移し、周囲も新たなガーデンとして整備しました。
園路は金次郎さんのすぐそばまで続き、子どもたちはもちろん、大人や高齢の方も、そのまま近づいて手をつなぐことができます。
ガーデンには草花や緑を植え、これまで金次郎さんを支えてきた旧台座も大切に残しました。
古いものをなくして新しくするのではなく、85年の歴史を残しながら、新しい役割を加えて未来へつないでいく。
それも、このプロジェクトで大切にしてきたことです。
完成すると、子どもたちはさっそく金次郎さんのところへ。
手をつないだり、声をかけたり、友達と一緒に立ち寄ったり。
これまで「見る金次郎さん」だった存在が、**「ふれあう金次郎さん」**へと変わり始めています。
第一の再生では、
「本を持つ手」から「人とつながる手」へ。
第二の再生では、
「台座の上」から「みんなのそば」へ。
そして新しい金次郎ガーデンは、
「見る場所」から「ふれあい、つながる場所」へ。
金次郎さんの新しい日常が、ここから始まります。
ぜひ、金次郎さんと手をつないでみてください!
新しい金次郎ガーデンの造成
株式会社大和建材 https://daiwakenzai.com/
10月5日、美化委員会のみなさんが、新しい金次郎ガーデンの花植えを行いました。
子どもたちは、それぞれ好きな場所を選びながら、色とりどりの花を一つひとつ植えていきました。
第二の再生によって、金次郎さんは台座から降り、みんなのそばへ。
そしてガーデンも、誰かが完成させる場所ではなく、みんなでつくり、みんなで育てていく場所になりました。
花を植え、水をやり、季節の変化を楽しむ。
そんな日々の積み重ねの中で、金次郎ガーデンが子どもたちにとって、より身近な場所になっていけばと思います。
手をつなぐ金次郎さんと、みんなで育てる金次郎ガーデン。
新しい物語が、ここからまた始まります。
2026-10-05
校長 吉行 一敏
さわやかな秋晴れの空が広がり、校庭を吹き抜ける風に心地よさを感じる季節となりました。実りの秋、そして読書の秋の到来です。保護者の皆様や地域の皆様におかれましては、日頃より本校の教育活動に温かいご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
さて、本紙読者の皆様ならご承知かと思いますが、本校の西通用門そばの広場には、昨年、多くの皆様の温かい思いによって実を結んだ、日本に一つしかない特別な金次郎さんがいます。多くの皆様のご協力により、壊れた左手が復活し、子供たちと握手ができるように生まれ変わった二宮金次郎像をめぐる新しい物語をご紹介いたします。
本校の金次郎像は86年前に地域の栗原英一郎様より寄贈され、子供たちを見守り続けてくれました。しかし、約20~30年前に本を持つ左手が失われ、長年そのままになっていました。これが昨年、青少対の皆様の呼びかけで「再生プロジェクト」が立ち上がり、地域の皆様、卒業生の皆様、保護者の皆様や子供たちの温かい募金によって左手が復活いたしました。その際、アーティストの池平徹兵さんが「目の前に子供たちが来たら、本を閉じて握手をしたいのではないか」という素晴らしいアイデアをくださり、日本で唯一の「握手ができる金次郎さん」へと生まれ変わりました。しかし、実際に運用を始めると「高さと安全性」の壁に直面しました。台座は非常に高く、子供たちが握手をするにはかなり高い踏み台を設置しなければ手が届きません。ですが、安全性を考慮すると、踏み台を常設しておくことは大きな危険を伴い、無理がありました。
そんなとき、池平さんが再び温かいアイデアを提案してくださいました。それが「金次郎さんが台座から降りてきた!」という発想です。高い台座から像を切り離し、地面の高さまで下ろすことで、踏み台を使わずに誰もが安全に直接手を握ることができるようにしよう、という画期的な提案でした。この提案を受け、青少対の皆さんや地域の皆さんを中心に、新たにプロジェクトが結成されました。何度も検討を重ね、栗原英一郎様のご親族の方や教育委員会の許可もいただき、金次郎像の周囲に誰もが近付ける「金次郎ガーデン」を創る計画が動き出しました。工事は、この夏休み中に行われました。連日の猛暑のなか、業者の皆様、青少対の皆様、地域の皆様が汗を流してご協力くださったおかげで、素晴らしい金次郎ガーデンが完成いたしました。
新しくできた場所には、高い台座の代わりに、なだらかで美しいマウンドが築かれ、その中に二本の小径が伸びています。その先には、子供たちの目線の高さに金次郎さんが優しく立っています。周りには色とりどりの美しい花々が咲き誇り、まるで美しいお庭の中で子供たちを待っているかのようです。これにより、子供たちはもちろん、小さな幼児からお年寄りまで、どんな方でも踏み台を使うことなく、いつでも安全に金次郎さんと握手ができるようになりました。登校してきた子供たちが「おはよう!」と手を握り、笑顔で一日をスタートさせ、下校時には「また明日ね!」と手を撫でて帰る――。そんな温かい光景が、これからの日常になっていくことを思うと、胸が熱くなります。
86年前に贈られた像が、今、地域の皆様の手によって「手を携え合う、温かい絆のシンボル」として完全に生まれ変わりました。この金次郎ガーデンは、一小の歴史と地域の温かい心の深さを示す最高の宝物です。ご尽力いただきました青少対の皆様、地域の皆様、池平様に深く感謝申し上げます。学校にお立ち寄りの際は、ぜひ実際に金次郎さんのもとへ足を運び、この温かい手を握ってみてください。