2019年度

　2月18日に展覧会企画として静嘉堂文庫美術館にて開催中の「磁州窯と宋のやきもの」展を見に行きました。こちらの美術館には三菱財閥の所有する美術品が収蔵されています。

　その中でも目玉となるのは、国宝に指定されているという「曜変天目茶碗」です。曜変天目茶碗は世界に3点（一説には4点）が現存し全て日本の国宝となっています。静嘉堂文庫美術館が所蔵する物は別名で稲葉天目とも呼ばれます。

　この稲葉天目は今夏に開催される予定の「三菱の至宝展」でも展示されるので気になる方はぜひ。中の人も行く予定です。

　11月21日から24日まで三田祭が開催されました。準備から片付けまで1週間も授業を中断して行われる一大イベントです。陶芸倶楽部では毎年作品の販売を行っており、今年は壺などの大物たちを展示するコーナーも新たに設けました。

　普段はなかなか話す機会のない同期や先輩・後輩と一緒にシフトに入ることもあり、年度の後半ながら友人が増えることもしばしばあります。

　8月21日から25日にかけて4泊5日という長期日程で毎年恒例の夏合宿を行いました。参加者は全部で20名以上と盛況でした。その多くが今年加入した48期生で指導する側の上級生はちょっと忙しい場面もありました。日中は夏らしい暑さの日もありましたが朝夕は涼しく熱中症などの体調不良もなく無事に過ごせてよかったです。

　特に2日目は、昼に網や鉄板でBBQをして肉やとうもろこしを焼いたり焼きそばを作ったりしました。またその日の夜には花火をしました。火をつけるためのキャンドルが小さくて中々火が点かなかったり、後片付けが大変だったりはしましたが色んな花火を灯して写真を撮るなど盛り上がりました。

　　6月15日から16日にかけて1泊2日の日程で新歓合宿を開催しました。新歓合宿は今年から始めたもので、毎年夏の合宿でお世話になっている民宿古木さんに1年生を連れて春も行こうというものです。例年であれば年に1度しかない合宿ですが、回数が増えることで作陶する機会も上級生と接する時間も増やせるので参加者からは好評でした。

　4月に加入したばかりの48期生にとっては、じっくりと作陶に専念できるよい機会となったと思います。夜は皆でカレーを作り、夜更かしをしてトランプや人狼に興ずるなど1年生同士の仲も深まったようで、終始和気藹々とした雰囲気で合宿を行うことができました。来年以降にも引き継いでいきたいです。