セロー225に装着したETCで、納車からしばらく、ETCゲートが開かない事が頻発したので、今後の為の備忘録
結論からすると私のセロー225の場合、タイヤの空気圧を適正(前1.25後1.5)以上にしたら改善しました。
装着したETC装置は、JRCモビリティ社の2二輪車用ETC2.0車載器 JRM-21 アンテナ分離型 2024年2月製造分です。
センサーは右のバックミラーのねじ穴にステーを付けて設置。
本体は、左後ろのツールボックスにETC用バッグを結束バンドで固定して格納。
エンジン始動後カード認識OKでグリーンランプ点灯して、装置の見える範囲では特に問題なしでした。
2024年3月納車後から高速道路を頻繁に使っていたのですが、ETCゲートでエラーが発生して開かない事が多発というより、開くことのほうが珍しい状態。
まったく開かないわけではないので、どこに問題があるのかなかなか切り分けが出来ず苦戦。
まず、センサー取り付け位置や角度に問題があるのではと、ステーを長いものに変えて、上左右に何も干渉しないようにしましたが、改善せず。
次に、センサーが不調なのではと、NAPSに相談してETCチェッカーで何度も角度や距離を変えて検査してもらったところ、感度良好、ばっちり機能しているとの事。
ほぼ認証全敗だった三鷹料金所のETCゲート。
ゲート通過後に左に寄せて、担当者が来るのを待つ事にも慣れました。
ETCカードを車載器から抜いて手渡しして清算。ちゃんとETC割引は適応されます。
ちなみにETCゲートを通らないと、ETCカードの手渡し清算で割引は適応されないので、エラー覚悟で突っ込みます。
ツーリングプランを使って、色んなアプローチをしながら高速道路の出入りを繰り返し試してもみましたが、エラーは改善せず。
センサーの位置や角度、進入位置や進入速度、カードの抜き差し、接触部のクリーニング、カードの変更など試しました。
振り返ってみると、認識率は日がたつについてれどんどん悪くなってました。(後述に繋がりますが、空気圧が自然低下していたのでしょう)
流石にこれ以上は打つ手がないなと販売店に相談したところ、メーカーに相談して、別の個体を装着してみましょうという事になりました。
メーカーから別の製品が送られるまでの間に、販売店主催のツーリングがあり参加。
集合場所に向かう際のETCゲート2か所は0勝(外苑)2敗(三鷹)で気分は残念なスタート。
初めて他の人と走る機会を得たのですが、ここで、後ろを走っていた方から非常に重要な事実を指摘いただきます。
「林道走る時ならいいけど、一般道の峠道走るにはタイヤの空気圧低すぎるのでは?」
中古で購入したセロー225には、IRC TRIAL WINNER TR-011F TOURISTというトライアル用タイヤが履かせてあったのですが、特に空気圧など確認せずにそのまま乗っていました。段差などフンワリ乗り越えてくれる柔らかくてキャタピラみたいなタイヤという印象でした。
恥ずかしながら、外観からの見た目のチェックくらいしかしていなかったので、空気圧が適正でないことに気が付いてなかったのです。
そこで休憩時のガソリンスタンドで、空気入れを借りたところ、指摘してくれた人が、「これは入りすぎでしょ~」っと笑うくらいに沢山入りました。
その後のツーリングはトラブルもなく楽しく解散となります。
ツーリングの帰宅時のETCゲートでもエラーになるだろうとビクビクしながら進入すると認証OK!
終わりよければすべて良し!と気分よく走りだしたのですが、その後帰宅するまでに通過したETCゲートが全部認証OKでビックリ。
その時を境に、ETCゲートでエラーが出なくなりました。
前後で何が変わったのか、それは、【タイヤの空気圧を適正にした】これだけだったので現象の切り分けは簡単。
そこから色々考えてみたのですが、エラー時に対応頂いた料金所の担当者曰く
「軽量なオフロードバイクはETCゲートの踏板の反応が悪くてエラーになりやすいのですよ」
との事だったので、そこに超柔らかいタイヤで踏み込んでいたのが認識率低下の追い打ちしていたのが原因だった可能性があるのかなと。
重量も軽かった上に、加重圧が分散した?
※ツーリング走行中の振動などで、オートバイのETCに潜在していた不具合が解消した可能性ってあるのでしょうか・・・
ソロでツーリングは彼方此方走ってたので、個人的には無いと思ってます。
ETCゲートって、下に踏板といわれるセンサーがあって、タイヤが何本通ったかで車種を特定出来たりするそうです。
ETCは路面に接しているタイヤの車軸の数で、3軸が大型車、4軸が特大車と区分している。
積み荷が軽い場合に限り、4軸から3軸にタイヤの一部を浮かせて走行できるトレーラーの機能を使えば、積載時は特大車、空荷時は大型車区分で走れるようになっているので、かなり厳密に車軸チェックをしているのでしょうね。
1本目は入口のこの黒っぽいところでしょうか
2本目は、結構奥にありますね
どちらの特許が採用されているかは不明ですが、
車両通過踏板センサ及び車両通過検知装置
https://patents.google.com/patent/WO2011037228A1/ja
「車両通過踏板センサは、車両の走行方向に対して略垂直な方向に道路に埋設される車両通過踏板センサであって、中に空洞を有し弾性材料により構成されたパイプと、このパイプの前記空洞に充填された流体と、この流体の圧力を測定する流体圧力センサと、を備えている。」
写真見る限りだと、こっちの特許のほうが近い感じでしょうか。
https://patents.google.com/patent/JP5713846B2/ja
あと上記の図を見てから、【1本目と2本目の踏板をちゃんと踏ませたら良い感じなのでは?】とおまじない位にやっている事ですが、奥の踏板を超えるまで減速しないで低速で走り抜けるようにしています。最悪、バーに当たっても痛くないのは経験済。
ブリヂストンのTRAIL WING TW301/ TW302に換装して適正空気圧にしていますが、やはりETCゲートの認証ばっちり。
何かを踏み越えるときに、かつんっと認識できる程度に空気圧が入っているからでしょうか。
セロー225がガソリン満タンで130Kgくらい。私が装備入れて90Kgくらい。220Kgが2輪に分散して1輪あたり110Kg。これがツーリストのキャタピラーで分散していたと。
ゲート進入時、右にあるパネル見ていても挙動が違うんですよね。
・そもそもパネルに何も出ない(ETCゲートが反応していない)
・パネルにETCと出るけど明滅して、OKが出ない(ETCゲートがなにやら迷ってるような)
前者の時に、料金所の担当者が話していたのが
「ETCゲートって常に車側の装備に対して通信してるのではなく、踏板踏んだところから通信始まるのです」との事。
てっきり、左右から光線系のセンサーが常時飛んでいてそこを通過したら通信開始と思ってたので、本当なのかな?と思って聞いていたのですが、ゲートが無反応な事がやはりあったので、三鷹の料金所に関しては事実なのかもしれません。
エラー発生後に、料金所の担当者から聞けるセンター側の情報もやはりバリエーションがありました。
・通信した形跡がない(ゲートが反応していないときと同じぽいです)
・通信は開始しているが、エラーになってる
4輪でETCゲートエラーなんて経験した事はありませんでした。
それが、セロー225で高速道路走る時には、エラーになる事がほぼ常になってしまって、料金所では出来るだけ左側レーンを走行、エラーになったらバーの前で停車もしくは通過後停車、止まるところなければ、パーキングや一般道に降りてからセンターへ電話して清算 が常になりました。
ETCゲートエラー対応には自信があります!って威張れることではありません。
正直今回の件で、ETCゲート見るのが鬱になってました。
職場の窓からETCゲートが見えるのですが、みんなスイスイ通過していくのが羨ましくも恨めしくもありました。
私の症状は幸い上記の通り解決できて、その後、何度も通過して問題が無いので、最近は右側レーンに進入できるようにもなりました。
職場から見るETCゲートも、優しい心で眺められるようになりました。
ETCゲートの構造も場所によって異なりますので、これがセロ-225でオートバイの装備側が正常でも発生するETCゲートエラーの原因の全てでは無いと思います。
ただ今後、同じように困っている方がいた時の解決リファレンスの一つになれば幸いです。