近年、個人の情報をどう守るかが、社会的に大きな問題になっています。とくに本調査では、同じ対象者のかたに継続して調査をおこなう関係から、個人情報の取り扱いは非常に重要な問題になってきます。
本調査では、ご協力いただいたかたの個人情報(名前、住所など)を、調査の実施以外に用いることはいっさいありません。また、情報の管理には十分注意しており、個人情報が第三者に伝わるようなことはありません。
本調査には、職業や収入などのプライバシーに関わる情報についての質問がありますが、回答はすべて統計的に処理されますので、回答の内容から個人が特定されたりすることはありません。またもちろん、回答内容が第三者に伝わるようなことはありません。
本調査は、特定個人のプライベートを知ることが目的ではありません。社会全体がどのような状況になっているのかを定量的に把握し、また分析のさいにさまざまな情報を考慮することで、学問的にだけではなく、政策的にも非常に重要な知見を導きだすことが、これらの情報をお尋ねする最も大きな理由です。
たとえば、子育てや介護、まちづくり、貧困などの問題を政策的に扱おうとしても、現在生きる人々の生活や意識がどうなっているのかは職業や生活水準によって異なることは当然予想できます。そうなれば、それに応じた対策が必要になってきます。
ですから、やや込み入った質問があるかもしれませんが、上記の点をご理解いただき、調査にご協力いただければ幸いです。