大学院受験を考えている方は、あらかじめ川野まで相談の連絡をしてください。
本研究室では、都市社会学や社会問題に関する実証研究を研究テーマとする方を歓迎します。
大学院のゼミでは、発展的な社会調査・データ解析の方法を学びますので、すでに量的社会調査法、統計・データ解析の基礎を学んでいることを前提としています。
本研究室では、データ解析のソフトウェアとしてRおよびRStudioを使用しています。未経験の人は、入学後に学部の授業を受けて習得することを薦めています。
ただし量的調査・データ解析だけではなく、並行して自分の「現場」をもったフィールドワークを行なうことも推奨しています。
本研究室では、調査研究プロジェクトをつうじて研究をすすめています。個人の研究と同時にチームの共同研究にも積極的に参加できる、協調性のある方を歓迎します。
博士前期のほかに博士後期課程からの入学も受け入れていますが、本研究室と自身の研究テーマおよび方法論をよく考えて選んでください。
大学院で独自のアンケート調査をおこないたいという受験希望者が毎年数多くいます。本研究室では、インターネットでの調査はもちろん、修士課程で独自の質問紙調査を実施することは認めていません。博士前期課程では、量的な研究を行なう場合は二次分析、質的な研究の場合はフィールドワークかインタビュー調査をすすめています。研究計画書を作成するさいには、修士の2年間で実施可能な計画を立ててください。
文学研究科では、研究生は毎年4月からのみ受け入れています(10月からの受け入れはありません)。
研究生ではなく、まず大学院を受験することを推奨しています。
原則として、N1資格をもっている方のみを対象としています。
本研究室の専門は「社会学」です。「社会福祉」に関するテーマは該当の研究室に連絡をとってください。
本研究室での受け入れを希望する人は、履歴書と研究計画書をメールで送ってください。
ChatGPTなどの生成AIもしくは代筆業者など、他者が作成した研究計画書を提出することは、研究倫理に反する行為ですので、受け入れをお断りします。
上記の事項を踏まえていない場合は、メールに返信をしませんので、ご了承ください。
参考図書
大学院入試対策のほかに、本研究室では以下の図書を読んでおくことを推奨しています。
社会政策
ダニエル・ベラン &リアン・マホン『社会政策の考え方』有斐閣
セルジュ・ポーガム『貧困の基本形態』新泉社
セルジュ・ポーガムほか『貧困へのまなざし』新泉社
福祉社会学会編『福祉社会学文献ガイド』学文社
都市社会学
松本康『「シカゴ学派」の社会学: 都市研究と社会理論』有斐閣
玉野和志『東京のローカル・コミュニティ』東京大学出版会
川野英二編『阪神都市圏の研究』ナカニシヤ出版
岸政彦・川野英二編『講座社会学2 都市・地域』岩波書店
マシュー・デズモンド『家を失う人々』海と月社
社会調査法・データ解析法
・本研究室では、データ解析のソフトウェアとしてRおよびRStudioを使用していますので、関連する教科書・参考書が必要です。