チンパンジー

カリンズ森林には現在100頭ほどのMグループに加え,Sunzuグループ,Westグループが生息しています。主な研究対象はMグループで,SグループはNFA(ウガンダ森林局)の主催するチンパンジー観察(一般観光客向け)の対象です。Wグループの詳細はわかっていません。

チンパンジーは遊動生活をしていて,日々食物を求めて移動し,好きなところで夜を過ごします。半地上性で,日中は樹上も地上も使いますが,夜はほとんどの場合樹上のベッドで過ごします。イチジク(Ficus)の実など果実が主要な食物ですが,若葉や樹皮,地上性の草本やアリなど,採食品目は多種に渡ります。 


Myrianthus の果実は好物の一つです

Myrianthus の若葉も好まれます

樹上移動中は二足になることも

地上でグルーミング

地面に寝転がって昼寝

授乳中

排尿の時には周りに誰かいても気にしません

隣で休んでいたオスは尿がかかるので逃げ出しました

離れたところに避難して,尿をかけたオスを振り返ります

森林に入り込んでいる茶畑を渡って向かいの森へ

右手の跡 ナックル歩行をするので拳の跡が残ります

右足の足跡 親指が離れていて,木の枝を掴めます

道具を使ってサスライアリを採食

樹皮も食べます

日が暮れると,樹上で枝を束ねてベッドを作り,寝ます