第１号「環境汚染と漁業被害」（1974年）

『環境法研究』の創刊にあたって　加藤 一郎　・・・1

「人間環境問題研究会」の趣旨と設立の経緯　野村 好弘　・・・4

■座談会■人間環境問題をめぐって　出席者：都留 重人、野村 好弘、高柳 信一、橋本 道夫　司会：加藤 一郎　・・・9

特集　環境汚染と漁業被害―物的損害の評価と負担

第１部　本論

　１　総論　木宮 貴彦　・・・41

　２　物的損害の意味　野村 好弘・高崎 尚志　・・・47

　３　物的損害の法的評価　谷口 安平・藤倉 皓一郎　・・・53

　４　補償対象者（求償権者）　竹内 保雄　・・・64

　５　費用負担者　伊藤高義・棚瀬孝雄　新美 育文　加藤 雅信　　・・・72

第２部　ケース・スタディ

　１　物的損害に関する判例の考察　宮田 量司　・・・86

　２　紛争事例の考察　藤田 耕三　・・・93

　３　瀬戸内海の汚染と漁業被害（日弁連瀬戸内海調査から）　伊東 正雄　・・・104

資源と廃棄物　船後 正道　・・・121

いわゆる「環境権説」（絶対権説）と受忍限度論―環境権説の受忍限度論への接近と吸収―　高崎 尚志　・・・131

埋立地域にみる環境破壊と漁民闘争史（第１回）―千葉県浦安町―　若林 敬子　・・・141

電源立地反対運動の要因分析　三辺 夏雄　・・・163

随想・バンコックの思い出　金沢 良雄　・・・179

時の環境法令（１）　環境庁環境法研究会　・・・183

公害判例研究

１　大阪空港事件　加藤 了　・・・191

２　伊達火力発電所埋立免許執行停止申立事件　原田 尚彦　・・・212

３　国立歩道橋事件　高野 尚志　・・・222

【文献解説】

１　日本公害環境問題（１）―足尾銅山鉱毒事件―　木宮 貴彦　・・・230

２　外国環境法―アメリカ・その１　加藤 一郎　・・・233

判例カード（237）

原稿の募集について（241）

人間環境問題研究会の組織（243）