検査編 回答
Q1.保健所では、HIV検査を受けるのに身分証明書は必要ない。
A1.○
日本全国の保健所で実施しているHIV検査は全て、無料・匿名で受けられます。健康保険証や検査費用は必要ありません。
Q2.心配な行為があったら、出来るだけ早く検査を受けた方がいい。
A2.×
HIV検査は、東京都では、心配な行為から60日で通常検査(採血から結果まで1~2週間かかる検査)、心配な行為から90日で即日検査が受けられます。あまり早く検査を受けても、正しい結果は出ません。
Q3.即日検査では、感染していなくても「要確認」(判定保留)となる場合がある。
A3.○
稀にですが、感染していなくても陽性反応が出る方がおられます。そのため、保健所では「要確認」(判定保留)であった場合には、必ず確認検査をして正確な結果をお返しします。尚、通常検査では「要確認」は出ず、必ず陰性か陽性かの結果となります。
Q4.保健所では、検査結果の証明書は受け取れない。
A4.○
匿名の検査なので、結果は見ていただくだけで、お持ち帰りは出来ません。結果の証明書が必要な場合は、医療機関の有料の検査であれば、証明書を出してもらうことが出来ます。
Q5.検査の代わりに、献血で感染しているかどうかを確認してもいい。
A5.×
絶対にやめましょう。採取した血液がHIVに感染していたとしても、検査をすり抜け、輸血される事故が起きる場合があります。また、日赤には、HIVに感染した血液があったとしても、その血液の提供者にお知らせする義務はありません。
Q6.思い当たる行為がなくても、検査は定期的に受けるべきである。
A6.×
HIVは、感染している、あるいは、感染しているかどうか分からない人と、
①コンドームを付けないで挿入する性行為があった
②挿入はないけど相手の性器を直接なめた
③禁止薬物の注射で針を使い回しにした
などの思い当たる行為があれば、検査をお勧めします。思い当たる行為が何もなければ、検査を受ける必要はありません。
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