2008年度

テーマ「海棲哺乳類の歩んできた道」

日時:3月7日(土) 9:00〜 /3月8日(日) 9:30~

会場:東京海洋大学 品川キャンパス 楽水会館

主催:勇魚会(海棲哺乳類の会)

2008年度の勇魚会のシンポジウムは、東京海洋大学楽水会館にて、2009年3/7(土),8(日)に開催いたします。

今年は「海棲哺乳類の歩んできた道」と題し、海棲哺乳類の進化について、様々な側面から研究されている方々にお越しいただき、お話をしていただきます。また、特別講演として、北村正一先生にハズバンダリートレーニングの歴史や進歩のお話を、東京海洋大の加藤秀弘教授に鯨類研究の歴史や発展といったお話をしていただきます。なお、一日目には、一般の口頭発表も行います。

今年も写真展を開催し、会場を彩る予定です。さらに今年も茶話会を開催いたします。勇魚会の現状を知り、今後について重要なお話をさせていただきますので、勇魚会会員のみなさまは必ずご参加ください。

どうか皆様多数お誘い合わせのうえ、ご参加下さいますよう、心よりお願い申し上げます。

【プログラム】

3月7日(土)

9:30-10:00 開場

開会のご挨拶


口頭発表 第一部

中司千里(帝科大)・森恭一(小笠原ホエールウォッチング協会)・小木万布(御蔵島観光協会)・林亮太(千葉大)・篠原正典(帝科大)

「イルカとフジツボの知られざる関係」

興梠 あや(帝科大)

「日本近海に生息するマッコウクジラのcodaについて」

山本 友紀子(東工大)・赤松友成(水研セ)・浦 環・杉松治美(東大)・小島淳一(KDDI研究所)・R. Bahl(インド工科大)・S. Behera(インドWWF)・幸島司郎(京大)

「音響的手法を用いたガンジスカワイルカの行動解析」

陳香純(関西学院大学大学院)・木村友美・島田渚・中島定彦(関西学院大学)・滝導博(神戸市立須磨海浜水族園)

「飼育下にあるバンドウイルカの認知研究について」

前田ひかり・銭谷亮子・藤瀬良弘・加藤秀弘(海洋大)

「ナガスクジラ鯨類の年齢形質特性と査定技術の改善」

松本陽・藤瀬良弘・加藤秀弘(海洋大)

「北太平洋産ミンククジラと南極海クロミンククジラの摂餌場選択における比較分析」

中村玄・安永玄太・藤瀬良弘・加藤秀弘(海洋大)

「南極海に於けるクロミンクジラ栄養動態の変遷-肝臓中水銀濃度を環境指標として-


昼休み

特別講演1

加藤 秀弘 (東京海洋大学)

「海産哺乳類研究を巡る歴史 ~戦後鯨類学の系譜と鯨類資源学の発展~」


口頭発表 第二部

植田 奈穂子((株)堀場製作所)・高縄奈々(民宿 鉄砲場)・小木万布(御蔵島観光協会)・酒井麻衣(東大)・森阪匡通(京大)・Leszek Karczmarski(Mammal Research Institute, University of Pretoria)

「群内での遊泳位置から分かる御蔵島のミナミハンドウイルカの社会関係」

近藤茂則・神田育子・石田義成・西岡祐里・安村真理江・余田幸和美(大阪コミュニケーションアート専門学校)・鍋島靖信(大阪府環境農林水産総合研究所)

「大阪湾スナメリ生息調査」

新家富雄・江本博俊・清水浩・今津安成(システムインテック)・服部真人(ベースアドレステクノロジーズジャパン)?

「海棲哺乳類の鳴音を取る-低中周波鳴音用の受動的音響機器の開発-」

吉澤 聡吾(エプソン品川アクアスタジアム)

「トレーニングの捉え方」

神田 幸司・柿添裕香・仙石朋子・福本洋平(名古屋港水族館)・阪本信二・白水博(太地町立くじらの博物館)

「雌シャチの性周期とそれに関連する変化」


特別講演2

北村 正一 (江ノ島マリンコーポレーション)

「ハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)の歴史」


勇魚会茶話会

懇親会 @ピエトロ 品川インターシティ店


3月8日(日)

8:00- 9:30 開場・ご挨拶


「海凄哺乳類の歩んできた道」

一島 啓人(福井県立恐竜博物館)

「化石から見た鯨類の進化」

二階堂 雅人(東京工業大学)

「DNAで解き明かした鯨類の起源と進化」

米澤 隆弘(上海復旦大学)

「鰭脚類の起源と進化」

鈴木 美和(日本大学)

「浸透圧調節機構からみたイルカの海水適応」

村山 司(東海大学)

「イルカの知はどこからきたのか」

森阪 匡通(京都大学)

「音から見た海棲哺乳類の進化」

天野 雅男(長崎大学)

「社会から見た鯨類の進化」

ディスカッション

講演者との交流

閉会