ここでは、Google社のGoogle AI Studioのログインの仕方から、使い方まで細かく丁寧に説明をしていきます。
ここで紹介するAIは、少し特別な「マルチモーダルAI」という技術を基盤としています。これは一見難解な言葉ですが、簡単に説明すると、AIが文字だけでなく、画像や音声、動画といった様々な種類の情報をまとめて理解できます。私たちは目で見て、耳で聞き、話すことで世界を認識します。マルチモーダルAIも同様に、複数の情報源からインプットを受け取り、より人間らしい感覚で物事を捉えることが可能です。例えば、Google AI Studioのチャット機能で、皆様の声やカメラからの映像、画面共有の情報をAIが理解できるのは、このマルチモーダルAIの力が貢献しています。
【① Google AI Studioを検索して開く】
まず、Googleの検索窓に「google ai studio」と入力します。
検索結果のいちばん上に表示される
【Google AI Studio】をクリックしましょう。
青いリンクの「https://studio.google.com」が目印です。
使い方について
【①左のメニューから機能を選ぶ】
Chat (チャット): AIと文字で自由に会話ができる機能です。質問に答えてもらったり、文章を考えてもらったりと、様々な使い方ができます。まずはAIとのおしゃべりに慣れるために、この「Chat」から試すのがおすすめです。
Stream (ストリーム): AIが答える内容を、リアルタイムで文字が流れるように表示してくれる機能です。まるで人間と会話しているかのように、スムーズなやり取りができます。
Video Gen (動画生成): あなたが書いた文字(指示)から、AIが自動で動画を作成してくれる機能です。
Starter Apps (サンプルアプリ): Google AI Studioが用意した、すぐに使える便利な「お試しアプリ」です。AIがどんなことに使えるのか、具体的な例を通して体験できます。
History (履歴): これまでにAIと行った会話や、作成した動画などのプロジェクトの履歴を確認できる場所です。
左上のChatを選択して
真ん中のテキストボックスに入力すると
AIとの会話が始まります
具体的な活用例:
疑問を解決!: 知りたいことを尋ねて、分かりやすい説明を得る。例えば、「AIって何?」とか「今日の天気は?」など、何でも聞いてみましょう。
文章のお手伝い: 長い記事やメールのポイントをまとめたり、SNS投稿の短い文章を考えてもらったりできます。
アイデア出し: 新しい趣味のアイデアや、旅行の計画、ブログ記事のネタなどをAIと一緒に考えてみましょう。
学習のお供に: 英語のフレーズを教えてもらったり、分からない言葉の意味を質問したりと、外国語学習の練習相手にもなります。
コードの解説: プログラミングのコードが分からなくても、AIに「このコードの意味を教えて」と尋ねれば、分かりやすく解説してくれます。
【③. 設定でAIの動きを調整できる 】
Temperature(テンパレチャー): 青いスライダーを動かすことで、AIの回答の「創造性」や「多様性」を調整できます。
低い設定: AIはより論理的で一貫性のある、予測可能な回答を生成します。正確な情報や、決まった形式での回答が欲しい場合に適しています。
高い設定: AIはより創造的で、ユニークな、ときには意外性のある回答を生成します。新しいアイデアが欲しい時や、物語を作る時など、自由な発想が求められる場合に試してみましょう。
Tools (ツール): AIが利用できる追加機能をON(オン)にしたりOFF(オフ)にしたりできます。
Web検索機能のON/OFF: AIがインターネット上の情報を使って回答するかどうかを決めます。最新のニュースや、幅広い知識が必要な質問には「ON」にすると良いでしょう。
設定が難しく感じる場合は、最初は「そのまま(初期設定)」で使ってみても大丈夫です。使い慣れてきたら、目的に合わせて調整してみましょう。
【④ モデルを選んでAIの性能を切り替える】
画面右上の【Run settings】から、使うAIモデルを選べます。
たとえば「Gemini 2.5」は高性能で、多くの作業に向いています。
「Flash-Lite」は軽めで、動作が速いのが特長です。
特にこだわりがなければ、最初に表示されているものでOKです。
【⑤ Stream機能でAIとリアルタイムに話す】
左のメニューから【Stream】を選ぶと、AIとリアルタイムで対話できます。
画面下の【Talk】ボタンを押すと、声で話しかけることができます。
【Webcam】でカメラを使ったやり取り、【Share Screen】で画面共有も可能です。
操作はボタンを押すだけなので、簡単です。
【⑥ 出力の形式や声・言語を選べる】
【Run settings】では、AIの返答の形や声・言語を選べます。
たとえば、【Audio & Text】を選べば、声と文字で答えてくれます。
【Voice】から声の種類を変更したり、【Language】で言語も切り替え可能です。
細かい設定に自信がなければ、最初のままで使ってOKです。
動画の作り方について(Veo2)
【① Video Genで動画を作成するモードに切り替え】
Google AI Studioの左メニューから【Video Gen】をクリックすると、動画作成専用のモードに切り替わります。
【② 動画の細かい設定(赤枠部分)】
この部分では、動画のなめらかさや画質を細かく調整できます。
Frame rate(フレームレート)未実装
→ 動画の1秒あたりのコマ数を設定します。
- 数値が高いほどなめらかで自然な動きになります。
Resolution(解像度)未実装
→ 動画の画質(映像のきれいさ)を選びます。
- 720pは、一般的な高画質レベルです。
- 数値が高いほど画質がきれいになります
- ただし高いほど生成に時間がかかることもあります。
Negative prompt(ネガティブプロンプト)
→ 作りたくない要素を事前に伝えることができます。
- 例:「画面が暗すぎないように」「ぼやけた映像は避けて」など
- ここに書いた内容は、動画生成時にできるだけ排除されます。
【③動画を作る】
① 動画の数と縦横比を設定
作る動画の本数(Number of results)と、
横型(16:9)か縦型(9:16)を選びます。
② 作りたい動画の内容を入力
青枠にどんな動画を作りたいか具体的に書いてみましょう。
【④ 入力が終わったらRunを押して動画生成】
青枠に内容を書き終えたら、右の【Run】ボタンをクリック!
これで、指示に沿った動画が自動で作成されます。
※数秒~数十秒でプレビューが表示されます!
【⑤動画生成中の表示】
【Run】を押すと、画面中央に生成中マークが出ます。
右下には「Running ○秒」と表示され、
動画が完成するまでの待ち時間がわかります。
数秒〜数十秒ほどで、動画が出来上がります!
完成した動画がこちら!!
より良い動画を生成するためのヒント💡
動画生成は、AIへの指示の出し方(プロンプト)によって大きく結果が変わります。ここでは、より高品質で、あなたの思い描いた通りの動画を生成するための追加のヒントをいくつか紹介します。
プロンプトの工夫がカギ!:
具体的な動きや状況: 「走る犬」だけでなく「夕焼けの海岸を元気よく駆け回るゴールデンレトリバーが、波打ち際で楽しそうにジャンプする」のように、動きや状況を具体的に記述すると、AIがより詳細なイメージを生成しやすくなります。
感情や雰囲気: 「悲しげな」「希望に満ちた」「SF映画のような」「おとぎ話のような」など、動画に持たせたい感情や雰囲気を加えることで、AIがあなたの意図をより深く理解してくれます。
時間帯や天候: 「朝焼けの」「雨が降る」「雪の降る夜」「晴れた日の午後」など、詳細な背景情報を追加すると、より特定のシーンを生成できます。
カメラワークの指示: 「ドローンで空撮したような俯瞰の映像」「ゆっくりとパンする(横に動く)カメラ」「クローズアップから引いていく」など、具体的なカメラの動きを指定すると、まるでプロが撮ったような動画に近づきます。
何度も試してみましょう!:
一度で完璧な動画が生成されることは稀です。様々なプロンプトを試したり、「Negative prompt」を活用したりして、繰り返し生成を試すことが上達の鍵となります。
少しずつプロンプトを変更して、どのような変化が出るかを確認し、改善点を見つけましょう。
著作権と利用規約の確認:
生成されたコンテンツの利用規約や著作権については、Google AI Studioの公式ドキュメントや規約を必ず確認してください。特に、生成した動画を公開したり、商用利用したりする場合は重要です。
特定の人物やキャラクター、ブランドを生成しようとする場合、意図しない結果になったり、利用が制限されたりする場合がありますので、注意が必要です。
Google AI Studioを利用する上で、知っておくべき大切なポイントがあります。安全に、そして効果的にAIを活用するために、以下の点に注意しましょう。
AIは不正確な情報や事実と異なる内容を生成することがあります。特に重要な情報や判断材料として使う場合は、必ず他の情報源と照らし合わせて確認してください。
ご自身の名前、住所、パスワードなどの個人情報や、会社・個人の機密情報は絶対に入力しないでください。AIは学習にこれらの情報を利用する可能性があり、情報漏洩のリスクがあります。
AIが生成したコンテンツの著作権や利用範囲は、サービス提供元の利用規約によって異なります。個人的な利用以外でコンテンツを使いたい場合は、必ず最新の利用規約を確認しましょう。
AIを悪用したり、差別的・他者を傷つけるようなコンテンツの生成は絶対にやめましょう。AIは社会を良くするためのツールです。良識ある使い方を心がけてください。
AIが生成した結果を利用する際の最終的な責任は、あなた自身にあります。不正確な情報により損害が出た場合でも、その責任は利用者が負います。
AI技術やGoogle AI Studioのサービスは常に進化しています。このガイドの内容も古くなる可能性があるため、最新情報は公式ヘルプページなどで確認する習慣を持ちましょう。
インターネット接続とGoogleアカウントのユーザー名・パスワードを確認してください。Google AI StudioにはGoogleアカウントが必要です。
プロンプトをより具体的に、詳細に記述しましょう。「Temperature」スライダーでAIの創造性を調整したり、動画生成では「Negative prompt」で生成してほしくない内容を指定するのも効果的です。
インターネット接続が不安定な場合や、プロンプトが複雑すぎる場合に発生します。ネットワーク環境を確認したり、プロンプトをシンプルにしてみましょう。画面右上の「Run settings」で、より軽量なモデル(例: Gemini 2.5 Flash)に変更すると処理が速くなることがあります。
エラーメッセージの内容をメモするかスクリーンショットを撮り、AI Studioを再起動してみてください。エラーメッセージをGoogleで検索したり、AIに直接質問することも有効です。
現時点では、Google AI Studioの基本的な機能は無料で利用できます。将来的な料金体系の変更に注意してください。
ご自身の作品としてSNS等で公開可能ですが、「著作権と利用規約」を確認し、商用利用や他人の個人情報・肖像権に関わる内容に注意が必要です。
Google AI Studioの基本的な使い方をマスターしたら、さらにAIの世界を深く探求してみましょう。
Google AI Studio 公式ドキュメント:
より詳しい機能説明や、最新のアップデート情報が掲載されています。
Google AI 関連の学習リソース:
GoogleはAIに関する様々な無料の学習コースや教材を提供しています。AIの基礎知識や、より高度な活用方法を学ぶことができます。