令和4年7月17日(日)9:00~伊保東2丁目2番「金時まつり」行われました。
法華山谷川
間の川取水口
金時用水路
明姫幹線下
金時井顕彰碑
新渠記碑文
江戸時代の文化年間(1804~1818)、干ばつで困っていた村人たちのため、伊保崎村の『金時宗五郎』が竜山東麓から伊保地区の水田へ水をひく井堰(金時井堰)のある用水路を造りました。その後、天保2年(1831)に『金時宗五郎』のあとを継いだ『中村五郎右衛門』が、「米田町島」を流れる「間の川」から「法華山谷川」の川底をくぐって「米田町塩市の山所」へ水を通す用水路の工事を完成させました。安政4年(1857)伊保崎村の人々は、両名の功績をたたえ、『金時井顕彰碑』を建立。この碑は、地元の竜山石で作られ、平成26年(2014)に“高砂市ふるさと文化財”に登録されました。今も地元では、毎年7月下旬にその功績をたたえ、感謝を表す『金時井碑前祭』を行っています。
平成23年(2011)台風第12号が法華山谷川流域に大きな浸水被害をもたらしました。平成25年~令和2年(2013~2020)の河川改修工事においてサイフォン式により『金時井堰』を整備。その際に、旧水路で使っていた歴史ある「竜山石製の石垣」の一部も使っています。
令和2年(2020)3月 兵庫県東播磨県民局加古川土木事務所河川砂防課/高砂市教育委員会 協力
推進工法工事写真提供:加古川土木事務所