遺伝学若手の会 研究交流会 vol.7を開催します!
遺伝学若手の会 研究交流会 vol.7を開催します!
本企画の概要
「皿鉢」とは高知県の代表的な食文化の一つであり、大皿に山の幸や海の幸が贅沢に盛り付けられた料理のことです。本ワークショップでは皿鉢料理を大勢で囲んだ宴会のようなイメージの下、年代を問わず参加可能なコンペティション形式でのグループディスカッションを行います。参加者はグループに分かれて未解明の生命現象を解明するためのアイデアについて議論し、発表します。異なる専門分野や技術を持つ参加者同士の交流や情報交換により、今後の研究活動をより活発にすることが本企画の狙いです。
本企画の流れ
各グループで課題を設定し、その解決を目指した共同研究の計画書を作成します。
班内で自己紹介をして班員の技術や知識の特徴を把握します。
他の班の参加者と交流しながら、班員とは異なる技術・知識を持つ人の「名刺」を交換します。
班に戻って、テンプレートに沿って共同研究の計画書を作成します(下の見本参照)。班員全員に加えて、別班の参加者(最低1人)のエフォートを必須とします。
班ごとに立案した研究計画をプレゼンし、投票によって最も優れた研究計画を決定します。
計画書の見本
開催日時・場所
2024 年 9 月 4 日(水) 14:15 - 16:00
@高知工科大学 永国寺キャンパス A213 教室
プログラム
14:15 〜 14:30 企画説明・自己紹介
14:30 〜 14:40 名刺交換
14:40 〜 15:20 討議
15:20 〜 15:50 発表
15:50 〜 16:00 表彰・閉会挨拶
当日参加登録
(注意)本企画は日本遺伝学会 第96回大会のワークショップの一つとして実施します。
第96回大会の参加登録フォームからお申し込みください。
https://gsj96kochi.com/sankatouroku.html
参加登録は締め切らせていただきました。
皆様、ご応募ありがとうござました。
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当日の飛び入り参加も歓迎します。
ただ、席や資料に限りがあるため、ご希望に添えない場合がございます。
あらかじめご了承ください。
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研究を始めたばかりの学部生からベテラン研究者まで大歓迎です!
ぜひお気軽にご参加ください。
本ワークショップに関するご質問等は遺伝学若手の会にお問い合わせください。
メールアドレス: idengakuwakate@gmail.com
X(旧 Twitter):@idengakuwakate
事後レポート
遺伝学若手の会 研究交流会 Vol. 7は無事終了しました!ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
9月3日(水)午後に日本遺伝学会第96回熊本大会にて、ワークショップ企画「遺伝学若手の会 研究交流会 Vol. 7 〜遺伝学の皿鉢〜」を開催しました。参加者は16名でした。学部生から大学院生、ポスドク、教員まで、幅広い世代の方に参加いただけました。
まず初めに、参加者同士の交流を行いました。アイスブレイクとして班ごとの自己紹介を行った後、さらに参加者同士の交流を促進するため、本企画のために作成した「名刺」を別班の参加者と交換していただきました。「名刺」には事前にご回答いただいた研究や趣味に関するキーワードが記載されており、それらをきっかけに専門分野や世代の異なる参加者同士が時には3、4人の輪を作りながら交流していました。アンケートでは「他の分野や研究室の人との交流を深めることができ、刺激を受けることができた。」「他の分野のことを知れて面白かった。」という声をいただき、良い交流の場を提供できたと大変嬉しく感じております。
続いて、本企画の核となる未解明の生命現象に関するディスカッションを行いました。まず各班で取り組みたい未解明の生命現象を考えてもらい、それぞれが普段気になっていることや各分野の未解決領域について話し合っていただきました。そして、班のメンバーそれぞれが得意とする実験技術や専門知識を活かして、その課題を解決する手法についてもディスカッションしてもらいました。さらに、今回は「名刺」を交換した別班の参加者からも協力を得られるというルールを設定し、アプローチの幅が広がるように工夫しました。全体を通して非常に活発にディスカッションを進めていただくことができました。参加者の皆様からも、アンケートにて「アイデアを出す、夢見る話は楽しかった。」「研究テーマを一から考える貴重な経験ができた。」といったご回答をいただきました。
最後に6つの班でそれぞれ5分ずつの発表を行いました。どの班からも独創性を感じさせる興味深い発表がありました。そして、参加者全員の投票により選ばれた1グループに「Best Idea Award」を授与しました。また、各発表に対して積極的に質問をして、企画を大いに盛り上げてくださった参加者2名に、スタッフから「質問たくさんしたで賞」を授与しました。
「Best Idea Award」
タイトル:「若返るには?」
メンバー:藤本 明洋さん(東京大・院医)、中川 颯也さん(基生研)、古林 真樹さん(東京大・院理)、奥 大河さん(九州大・理)
「質問たくさんしたで賞」
奥 大河さん(九州大・理)
小石原 実玖さん(近畿大・院生物理工)
本企画に対するアンケートでは、15名の参加者から回答をいただき93%の回答者から満足・やや満足の回答をいただきました。さらに、たくさんのフィードバックをいただくことができましたので、今後の若手の会の企画に活かして行きたいと思っています。今回は、非常に短い時間の中で、グループ内外でのコミュニケーション、0からのアイデア創出、プレゼンでのアウトプットを行い、参加者の皆様にはとても大変な企画だったと思います。ご参加いただき、また大いに盛り上げていただき、誠にありがとうございました。本企画で生まれた交流の和が今後の皆様の研究活動のお役に立つことがありましたら、大変嬉しく思います。
謝辞
日本遺伝学会第96回高知大会・大会委員長石井浩二郎先生及び実行委員の皆様、さらに準備・運営にご尽力いただきました関係者・スタッフの皆様に感謝申し上げます。石井先生には、会場の手配から企画の調整まで、最後まで多大なご尽力をいただきました。また、弊会は日本遺伝学会の後援の下で活動しております。日本遺伝学会長・岩﨑博史先生、教育担当幹事・村井耕二先生、大学保一先生、事務局・飯田愛様を始め、会員の皆様に感謝申し上げます。そして、本企画に参加してくださったすべての方に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。(文責:麻裕毅)
世話人
麻 裕毅(北海道大学 大学院農学院 博士後期課程2年)
石川 峻遥(名古屋大学 大学院生命農学研究科 博士課程後期1年)
柳澤 健⽃(埼⽟⼤学 ⼤学院理⼯学研究科 博⼠課程後期3年)