大学院生募集

環境人間学研究科(共生博物部門)

国内外をリードする「研究・実践の場」がそのまま、あなたの研究フィールドです。

自然環境の保全や生態系の管理に関心をもつ学部卒の学生がフィールドにでて研究を進めるのはもちろんのこと、これらのことに課題を持つ社会人が自らの職場をフィールドにして研究を進め、修士号を取得することを支援します。

兵庫県立大学自然・環境科学研究所(森林・動物系)は、環境人間学研究科に開設されている共生博物部門の大学院教育に参画しています。そのため、学生は環境人間学研究科に所属しますが、実際の学習する場は、三田市(人と自然の博物館内)もしくは、丹波市(森林動物研究センター内)となります。

入試などの日程は、大学院環境人間学研究科入試情報サイトをご覧ください。(サイト

過去の大学院生のテーマ

博士前期課程

2008年度:ニホンジカ(Cervus nippn)の採食圧下にあるヒノキ人工林伐採跡地を広葉樹林へ転換する方法の検討 

2011年度:兵庫県但馬地方のコナラ林とスギ人工林におけるニホンジカの生息密度勾配に伴う植物種数の変化パタン

2013年度:香美町小代区の山間部集落における過去数十年間の環境変化と野生動物の生息及び被害の関係

2014年度:神戸市イノシシ問題に対する市民の理解度に関する研究~被害地住民と他地域の神戸市利用者との比較研究~

2014年度:野生ニホンザルの絶滅危惧個体群における遺伝的交流の把握 

2017年度修了

ツキノワグマの秋季出没に関わる資源量ギャップの分析

外来生物アライグマの効果的な捕獲圧と捕獲環境の特定

県域スケールでのアライグマによる被害発生機構の解明とリスクマップの作成

2020年度修了

水田環境におけるアライグマの広域的な両生類個体群への影響評価

兵庫県におけるニホンツキノワグマの頭蓋骨の地理的変異

香美町・養父市のヒノキ人工林におけるニホンジカによる樹皮剥皮害の時空間変化とその要因分析

行政境界におけるニホンジカの生息密度と捕獲対策の比較ー兵庫県丹波市と京都府福知山市を例にー

2021年度修了

集落での捕獲実績に影響を及ぼす管理者の技術・意識の差に関する研究

近畿北部地域個体群のメスのツキノワグマの環境選択と冬眠穴の特徴

兵庫県野生ニホンザル地域個体群による生息地利用の季節性の要因分析

全国の島嶼へ分布拡大したイノシシの生息状況と生態系への影響について

2022年度修了

兵庫県におけるニホンジカの繁殖に及ぼす影響

集落における獣害の認識とその改善要因に関する研究

集落柵の効果に影響を与える要因と、集落機能の変化の解明

就職先

野生動物保護管理事務所、いであ株式会社、野生鳥獣対策連携センター 、一般財団法人自然環境研究センター、豊岡市、千葉県、兵庫県、東京都(嘱託職員)、建設コンサルタント等 、