ペットボトルロケットを自分で作ってみましょう。 作り方はとても簡単です。
ペットボトルロケット大会では、材料をそろえて自分のロケットを作って飛ばします!
2020年大会からは『ペットボトルノーズタイプ/シャトルタイプ』は禁止になります。
自作する方はコーンノーズタイプをつくるようにお願いします。
1.ペットボトルロケットの種類
工夫次第で色々な形のロケットが作れます。ここではノーズの形だけが異なる代表的な2種類のロケットの作り方をご紹介します。
●ペットボトルノーズのペットボトルロケット(2020年大会以降は禁止)
ロケットのノーズをペットボトルで作るロケットです。 加工が簡単で、小さなお子様でも簡単に作ることが出来ます。
●コーンノーズのペットボトルロケット
ロケットのノーズを牛乳パックを三角に丸めて取り付けたロケットです。 正面からの風に強いのでより遠くに飛ばすことが出来ます。
ペットボトルは様々な大きさがありますが、校庭を飛び出さない程度の飛距離で楽しむために、大会では500mlのペットボトルで作ります。
2.ペットボトルロケットの材料
ペットボトルロケットは身近にある材料で製作できます。 まずは材料を集めましょう。
●ペットボトル
ペットボトルロケットを飛ばす為には、ペットボトルに水と高圧の空気を入れます。
高い圧力でも破裂しないように、ペットボトルは炭酸飲料の物を必ず用意してください。
ペットボトルノーズの場合は2個、コーンノーズの場合は1個用意します。
●牛乳パックもしくは厚紙
ペットボトルの羽を作るのに使います。 4枚の羽を作る場合は、1リットルの牛乳パックが半分あれば十分です。
コーンノーズのロケットを作りたい場合には、さらにもう1個牛乳パックを使います。
ロケットの羽やノーズは、お菓子の箱などの厚紙でももちろん作れますが、牛乳パックで作ったほうが水に強いロケットが出来ます。
●ピニールテープ
ペットボトル本体と羽やノーズはビニールテープを使って貼り付けます。 100円ショップで3巻100円で購入できます。
ペットボトルロケット大会では、ビニールテープは大会側で用意します。
●加工に必要な道具は、ハサミとカッターです。
3.ペットボトルロケットの作り方
ペットボトルロケットを作りましょう。
●ロケットのノーズの作り方
まずはペットボトルロケットのノーズを作ります。
ペットボトルロケットのノーズは、ロケットを遠くに飛ばすための大事なパーツです。 まっすぐ飛ばすには綺麗な円錐型になっているのが理想です。
ペットボトルノーズは、ペットボトルの先端部分をカッターで切り取るだけで簡単に作ることが出来ます。
コーンノーズは牛乳パックや厚紙をつかって円錐型のノーズを作ります。
ペットボトルの直径にあわせて三角に丸めたあとにビニールテープで留めた後にハサミで成型します。
●ノーズに新聞紙をつめておもりにします
ペットボトルロケットは先端にある程度の重みがあったほうが遠くに飛びます。 ここでは新聞紙をノーズに詰め込んでおもりにしましょう。
新聞紙半面丸めてノーズに押し込みましょう。
新聞紙を水でぬらして重くすると、より遠くへ飛ぶようになります。
●ノーズをペットボトル本体に取り付けます。
ビニールテープでペットボトルのお尻にノーズを取り付けます。
ペットボトルノーズ
コーンノーズ
●ペットボトルロケットの羽をつくります
ペットボトルロケットの羽は、まっすぐ飛ばすためには欠かせません。 4枚の羽をバランスよく取り付けましょう。
羽の枚数や形は自由です。いろいろ考えて作ってみましょう。
羽の真ん中に切り込みを入れて左右に折れば、のりしろが出来ます。
●ペットボトルロケット本体に羽を取り付けます
ビニールテープで羽を取り付けましょう。縦方向にテープで留めた後は、横方向にテープを巻く事で羽が取れないようにしっかり留めます。
これで完成です! いろいろ工夫しながら自分のペットボトルロケットを作ってみましょう!
5.自分なりに工夫してみよう!
ヒント:遠くとんだペットボトルロケット
ペットボトルには色々な形がありますが、クビレのないまっすぐなペットボトルは遠くへ良く飛びました。
ヒント:空気抵抗を減らす
前から受ける風を上手く後ろに流すために、正面からみてなるべくでこぼこを無くす事は大切です。
ビニールテープなどで羽の断面を補強する事で抵抗を減らす事が出来ます。
ヒント:まっすぐに飛ぶように羽を大きくする
羽はまっすぐ飛ばすための大切なパーツです。大きくすれば安定しますが、まっすぐに取り付けないとかえって空気抵抗が増えます。
6.発射台の製作
ペットボトルロケットを飛ばすには、噴射口と発射台が必要です。
今回は噴射口と発射台は大会側で用意します。
工作に自信がある方は、是非製作にチャレンジしてみてください。
●噴射口
噴射口は市販されているホースジョイントを加工し、ペットボトルのキャップを接着剤で着けます。
ホースジョイントはヨーカドーにある100円ショップの園芸コーナーに売っています。
ペットボトルロケット専用に加工された噴射口(一番右:外部サイトリンク)を購入して使う事も出来ます。
ホースジョイントのジョイント側をカッターや鉄ノコで切り取ります。
ペットボトルのキャップにドリルで9mmほどの穴を開けジェルタイプの瞬間接着剤でとめます。
●発射口
ペットボトルロケットは高い空気の圧力に耐えるための発射口の製作が要になります。
蛇口ジョイントを加工し、自転車のバルブを取り付ける事で自作できますが、安定した発射口を作るには工作技術が必要です。
ペットボトルロケット専用の発射口(外部サイトリンク)を購入する事も可能です。
●発射台
発射口を発射台に固定します。 様々な形の試作品を製作し発射実験を行いました。
ベースには100円ショップで売っているスノコを使っています。
一番安定感のある発射台は、角材と金具を木ネジで組み合わせたシンプルな発射台です。
7.ペットボトルロケットを飛ばしてみよう!
ペットボトルロケットに水を半分ほどいれて噴射口を取り付けて、発射台にセットします。
空気入れでペットボトルに空気を入れます。13~15回ポンピングします。 固くて大変になったら大人の人に手伝ってもらいましょう。
カウントダウンして発射口のラッチをリリースすると勢い良くペットボトルロケットが飛び出します。
ペットボトルロケットを飛ばすときは、以下の事に注意しましょう。
人が前にいるときは絶対にロケットを飛ばしてはいけません。
空気を入れている時も、不意にロケットが発射してしまう事がありますので、人が前にいるときは空気を入れるのもやめましょう。
発射前には必ず大きな声でカウントダウンしましょう。
左右に発射待ちの発射台がある場合は、全ての発射台のロケットが発射し終わってからロケットを取りに行きましょう。